身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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がんの予防
がんの予防
がんとは、細胞や組織が突然変異をおこして、勝手にどんどん増殖し、周囲の正常な細胞
をも侵していく状態で、その発生した部位によって、肺がん、大腸がんなどと名づけられ
ますが、からだのあらゆるところに発生します。
がんは手遅れになれば恐ろしい病気です
が、早期に発見できればけっして治らない病気ではありません。
何より大切なことは、が
んにならないように予防に努めることです。
禁煙と食生活の改善によって、がんの原因の
3分2は取り除くことができるという報告もあります。また、がんは、静かに進行します
。早期発見のためには、年に1〜2回の定期検査がすすめられます。
がんの発生を防ぐ栄養成分
食物繊維
食品添加物、農薬、汚染化学物質、タバコなど、発がんのおそれがある物質に対して、食
物繊維の吸着作用によってそれらの物質の胃腸からの吸収を減少させる作用があります。
食物繊維には、排便を促し、大腸がんを抑制する作用があります。
ビタミンA
粘膜を正常に保ち、がん化するのを防ぎます。たとえば、タバコの煙に含まれる化学物質
が過酸化脂質を生成して粘膜を傷つけ、これががん化する可能性があるのですが、ビタミ
ンAはこの傷を回復させていく作用があります。
また、がんとたたかう免疫細胞の機能を
高めます。さらに、がんを直接攻撃するとの報告もあります。
ビタミンC・E
発がんのおそれがあるニトロソアミンの生成を抑制するはたらきがあります。EはAやC
の効力を持続させ、粘膜のがん化を防ぎます。
ビタミンB群
免疫能力の強化によって、発がんに対する抵抗力をつけます。
セレン
抗酸化作用によって、体内に過酸化脂質が生成されるのを防ぎます。セレンが不足すると
、がんになりやすいといわれます。
セサミノール
抗酸化作用により、過酸化脂質の生成を抑制します。抗がん化効果に期待がかかります。
そのほか、
フラボノイド、
カテキン、
グルタチオン、
フィチン酸、
エラグ酸
、コラーゲン、
ビフィズ
ス菌などの抗がん化作用が報告されています。
アドバイス
脂肪のとりすぎは、乳腺、大腸、膵臓、腎臓、子宮、胆嚢、卵巣などのがんを発生しやす
く、食塩のとりすぎは、食道がんや胃がんの誘因となります。
タンパク質の摂取量が不足
すると肝臓がんの発生率は高くなります。また、アルコールのとりすぎが肝臓がんに、コ
ーヒーの飲みすぎが膵臓がんの誘因になることがいくつかの調査で明らかになっています
。
できるだけいろいろな種類のものを、腹八分目を守って食べることで、がんの予防が可
能になります。カビのはえたもの、肉や魚のひどく焦げたところは発がん物質が産生され
ます。取り除いて食べましょう。
そのほか、塩辛いものや熱いものはとりすぎないように
し、食品添加物にも気をつけます。
がんの予防に効く栄養成分
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