身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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乳酸菌・ビフィズス菌
■乳酸菌はこんな人におすすめ
肝臓が弱い人
感染症にかかりやすい人
抗生物質を服用している人
便秘ぎみの人
下
痢などおなかをこわしやすい人
がんが心配な人
■発酵乳の作用
・胃や腸からの消化・吸収を高める
・カルシウムの利用効率をよくする
・ビタミンB1・B2・葉酸などを合成する
・有害な菌に抵抗する物質をつくる
・免疫能力を高め、抗がん作用を強める。
■乳酸菌は体内でこんな作用をします
・有害菌の繁殖を抑え、有用菌を増殖させる。
・生体の免疫を刺激して、がんに対する抵抗力を高める。
・腸のはたらきを活性化し、消化・吸収、排便を促進する。
★乳酸菌は古くから健康によいとされ、ヨーグルトやチーズなどの乳製品、
みそ、しょう油などの醸造、漬けものなどにも利用されてきました。
乳酸菌はブドウ糖などの糖類に作用して乳酸を作る微生物(細菌)を指す総称です。
乳酸菌類含有食品を摂取すると、ビフィズス菌(乳酸菌の一種でもある)などの善玉菌を増殖させ、悪玉菌の繁殖を抑えます。
腐敗産物や食中毒を起こす菌、発ガン性物質の産生を抑制するので、おなかの具合がよくなり、腸が活性化。
消化吸収をよくし、便通を整えます。
免疫力を高め、コレステロール値の上昇も抑える効果があります。
オリゴ糖と同じく「おなかの調子を整える食品」として特定保健用食品に広く利用されています。
食品で摂る場合、乳酸菌が生きたまま腸まで届くことは難しかったのですが、
研究が進み、強いタイプで「生きて腸まで届く・・・」とうたう商品も登場しています。
■効果的なとり方
乳酸菌飲料やヨーグルトなど、発酵乳でとるのが一般的。これらの発酵乳は乳を乳酸菌で
発酵させたものである。
もともと乳酸菌の有効性が認められるようになったのも、発酵乳
を日常的に食べているブルガリア地方の人々が長命であることに注目したことがらはじま
っている。
有害な腐敗物質などを減少させ、肝臓での解毒作用の負担を軽くします。
また、腸のはたらきを活性化し、消化・吸収を促し、便通をよくします。
■抗生物質の副作用を防ぐ
健康の保持という点で、腸内細菌の果たす役割は大きく、固有のバランスで成り立ってい
ます。
ところで、からだにおこる炎症に対して、抗生物質がよく使われますが、抗生物質
は、有用菌まで退治してしまうところに問題があります。
抑えられていた病原性の菌が勢
力を取り戻し、下痢や敗血症、腹膜炎といった病態、障害をひきおこすことがあるのです
。抗生物質の連用はそういった意味でも危険を伴います。抗生物質の投与と同時に、また
は治療後に乳酸菌製剤を使うと、腸内細菌のバランスは正常に戻り、障害も解消されます。
ビフィズス菌
■ビフィズス菌はこんな人におすすめ。
お年寄りや乳幼児
貧血ぎみの人
肝臓が弱い人
感染症にかかりやすい人
抗生物賢を
服用している人
便秘しがちな人
下痢しがちな人
肌が荒れている人
■ビフィズス菌は体内でこんな作用をします。
・腸内で腐敗菌など有害菌の繁殖を抑え、下痢を予防する。
・腸内有害菌が生成する有害物質を減らし、肝臓障害を軽減する。
・免疫能力を向上させ、病原菌やがん細胞に対する抵抗力を高める。
・乳酸と酢酸を産生して腸のはたらきを活発にし、消化・吸収を促進、便秘を防止する。
・ビタミンB群やビタミンKを合成し、貧血予防、肌荒れ防止、出血性疾患予防に有効。
■腸のはたらきをととのえ、免疫力を高めて抗がん性を強める
ビフィズス菌は、人間の腸にすみつくことができる乳酸菌です。
腸内細菌のバランスを正
しくする母乳栄養児は人工栄養児に比べて、消化不良、赤痢、かぜなどにかかりにくく、
かかったとしても軽くすむという統計があります。
母乳栄養児がこれらの病気にかかりに
くい理由のひとつとして、腸内細菌のバランスの違いがあげられています。
糞便を調べて
みると、人工栄養児に比べて母乳栄養児ではビフィズス菌と他の細菌の比率がきわめて高
いのです。つまり、母乳栄養児の腸管内の構成菌はビフィズス菌が圧倒的に多いわけです
。
このことからもビフィズス菌は、大腸内の腐敗菌や病原微生物の増殖を抑え、有害物質
の生成を防ぐ働きがあり、健康を保持するために有効と考えられています。
また、炎症を
鎮めるために用いられる抗生物質は、有用菌も殺し、腸内細菌のバランスをくずします。
その結果、それまで抑制されていた他の病原菌が増殖して障害をおこすことがあるのです
が、そういう場合にも、ビフィズス菌は腸内細菌のバランスを正常化し、障害を避けるは
たらきをするといわれています。
■免疫力を高める。
ビフィズス菌をはじめとした乳酸菌の細胞膜は多糖類で構成されています。
多糖類は抗が
ん性があり、免疫力を高める物質であることが明らかになってきました。
■ビタミンB群などを合成する
ビフィズス菌は腸内でビタミンB1・B2・B6・B12・K、ニコチン酸、葉酸などを
合成し、その一部が吸収利用されると報告されています。
また、腸内がビフィズス菌優勢
という状態にあると、種々の栄養成分の吸収が健全に行なわれるといわれます。
また、腸
内の細菌叢の変化と老化は関係があり、老化とともにビフィズス菌の比率が下がるという
研究報告も出されています。
■効果的なとり方
1.ビフィズス菌入りヨーグルトなど、ビフィズス菌添加食品を利用するとよい。
摂取さ
れたビフィズス菌は増殖・死滅をくり返しながら1週間くらいで排泄される。また、スト
レスや二日酔いなどでも減少するので毎日とるようにする。
2.ビフィズス菌が好む餌をとるとよい。それには乳糖やフラクトオリゴ糖、ラクチュ
ロースがある。
乳糖は粉ミルクに入っている。フラクトオリゴ糖は、ごぼう、玉ねき、に
んにくなどに含まれるほか、シロップ状やパウダー状で市販されている。ラクチュロース
は薬局で購入できる。
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