身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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ビタミンE





★効能

ガンや生活習慣病の予防、老化防止、更年期障害の軽減、ヒピ・シモヤケなどの予防、冷え症の予防



★「栄養機能表示」として認められる表示

「ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。」



★注意喚起表

「本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

1日の目安量を守ってください。」



★不足すると

神経症状(感覚障害、小脳失調など)や未熟児の溶血性貧血、糖尿病や心疾患、動脈硬化、

白内障、アルツハイマー症などの生活習慣病や老化性疾患



★過剰症

脂溶性ながら上限を超えてもまず心配なし。

ただし高血圧の人は大量(200mg以上)摂取で血圧が上がるケースも。

医者に相談を



★多く含む食品

ヒマワリ油、綿実油、サフラワー油、アーモンド、ヘーセルナッツなどのナッツ類、モロヘイヤ



★所要量

12歳以上男性10mg、

9歳以上女性8mg

妊婦+2mg

授乳婦+3mg

[許容上限摂取量=いずれも600mg]



◆性質


脂溶性。熱や酸では壊れない。酸敗油、鉄、アルカり、紫外線などで壊れる。




★細胞膜を守る抗酸化ビタミンのエース的存在。

摂るなら天然型を。





★ビタミンEはこんな人におすすめ


妊婦。
授乳期。
冷え性の人。
しもやけが出来やすい人。
更年期の不定愁訴に悩む人。
ガン 。
心疾患・脳卒中を予防したい人。

★抗不妊症ビタミン として発見された脂溶性ビタミン。

しかし 近年もっと広範な作用を有することが明ら  かになってきた。

すなわちビタミンEは脂 質ペルオキシラジカルに水素を与えて安定 化し,過酸化脂質の生成を抑制している。

過酸化脂質は生体膜を破壊し膜の機能を障害 し動脈硬化、肝臓障害,糖尿病,貧血な どの誘因になる。

これらは老化現象といわ れているものが多いので,ビタミンEは老 化を予防するビタミンともいえる。

ビタミ ンE欠乏症としては溶血性貧血、褐色腸管 症候群などがある。

脂溶性ビタミンの中で は毒性は弱く,過剰症を起こしにくいビタ  ミンである。



★ビタミンEは抗酸化作用があり「若返り・老化防止」ビタミンとも呼ばれていま す。

体のさぴともいえる過酸化脂質は、有害で細胞膜を破壊し、

ビタミンや酸素の働きを阻害し、老化現象やガン化の原因になると考えられています。

 ビタミンEは体内の酸化作用で作られてしまった活性酸素を分解し、

過酸化脂質ができないようにします。

その結果、動脈硬化も起きにくくなり、心疾患や脳卒中を予防することができます。

 過酸化脂質は、40代にさしかかるとできやすくなるといわれます。

中高年者にとってビタミンEは欠くことのできないものです。

ビタミンEの抗酸化作用はビタミンCと一緒に摂ると効果的です。

 また、皮膚の末梢血管を広げ、血液の循環をよくし、血をサラサラにします。

血行がよくなると、肌の色、つやもよくなり、シミの発生も防いでくれます。

冷え症(夏場の冷房病も)や、しもやけ、肩こり、頭痛、痔などの症状も軽くしてくれるでしょう。

 ビタミンEは、ネズミの不妊を防ぐ物質として、小麦胚芽油から見つけられた ビタミンです。

化学名の「トコフェロール」は、「出産・分娩」の意味が含まれています。

脳下垂体に指令を出し、性ホルモンの代謝を潤滑にするので、

生理痛や生理前緊張症、更年期障害、不妊など、女性のゆううつな症状も緩和してくれます。

男性も摂取を心がけると精子の数が増えるとされています。



★天然型と合成型

 ビタミンのサプリメントは、効力に差がないため合成品が一般的ですが、

ビタミンEのサプリメントには天然型と合成型があります。

Eでは体内の吸収力や効力は天然品に軍配が上がります。

成分表示をチェックしてみてください。

「トコフエロール」という化学名の前にdとあれば天然品の表示(d−αトコフエロール)。

dlと書かれていたら合成品という意味です。

αとついているのは、α型トコフエロール(トコフエロールのなかでも最も効力が高い) のことです。



★ビタミンのエ−ス(ACE)とは

 抗酸化作用がある力ロチン(体内でビタミンAに変わる)とビタミンCとビタミンE

の頭文字を合わせて「ビタミンのエ−ス(ACE)」と呼ばれ、

生活習慣病を予防する ビタミンとして注目されています。



★ビタミンEは体内でこんな作用をします


・過酸化脂質を分解し、細胞膜、生体膜を活性酸素から守り、心疾患や脳梗塞を予防する 。

・発がんを抑制する。

・赤血球膜脂質を酸化から守り、溶血性貧血を防ぐ。

・毛細血管の血行をよくする。

・酸素の利用効率を高め、耐久力を増す。

・黄体ホルモン、男性ホルモンなどの生成分泌にかかわり、生殖機能を維持する。

・ビタミンA・C、セレンの酸化を防ぐ。

・充分なビタミンCがあると抗酸化作用が高まる。

・肝臓、脂肪組織、心臓、筋肉、血液、副腎などに貯えられる。




★ラットの妊娠に必要な物質として発見されたビタミンEだが、

現在注目されているのは、またしても抗酸化パワー。

ビタミンの抗酸化作用についてはすでにβ−カロチンやビタミンCの項目でも取り上げてきたが、

ビタミンEは活性酸素に狙われやすい細胞膜の成分となり、活性酸素を待ち受けるという特徴がある。

 細胞膜や、細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアの膜には、

弾力性を得るためにリン脂質という脂肪分が含まれている。

だが、リン脂質を構成するリノール酸やアラキドン酸といった不飽和脂肪酸は、

残念ながら活性酸素によって酸化されやすい。

酸化された不飽和脂肪酸は過酸化脂質となり、これが細胞を破壊して老化やがんの誘因となるのだ。

そこでビタミンEは酸化のきっかけとなるリノール酸とアラキドン酸にうまく入り込み、

活性酸素が手を出せないようにブロックしている。

 このときビタミンCが細胞膜の外に控えていてくれると、

身代わりに酸化されたビタミンEが再び延り、持続的に効果を発揮してくれる。

よくビタミン・エース (ACE)というけれど、やはり抗酸化ビタミンは一緒に摂った方がべターなのだ。

 血行を良くするのもビタミンEの作用。

血管で酸化した悪玉コレステロールを分解することで、血管を守って血流をスムーズにするのだ。

ま た、脳下垂体や副腎といったホルモンを分泌する器官でも働いていて、

ホルモンを感じる細胞のレセプターの膜を安定させてホルモン分泌を調整する。

これは肩凝りなどの更年期障害の症状を軽くするの役立つ。

 ビタミンEは全部で8種類あるけれど、そのうちもっとも活性が高いのはα−トコフェロールである。

ビタミンCなどでは天然型も合成型の効き目に差はないが、Eでは天然型の方が効果が高い。

サプリメントなどでは、天然型はdーα−トコフェロール、 合成型はdl−aトコフェロールと表示されているので、買う前にきちんとチェツクしてえきたい。

何といっても植物油に豊富だが,油は酸化されやすいし、 カロリーも高いので要注意。むしろゴマから摂ると効果的だ。

ゴマには、Eと同じく抗酸化力が高く、Eを守る働きもある成分セサミンが含まれている。

Eは体内に入ると肝臓に運ばれるが、 ここで活性酸素に出会うと抗酸化力 を使い切って壊れてしまう。

ゴマな らセサミンが肝臓に先回りして、肝 臓の活性酸素を除去しておくことで、 大事なEを守ってくれるのだ



★望ましい摂取量


脂溶性ビタミンには珍しく、とりすぎの害がありません。

所要量の7〜8mgは欠乏症が出ない量に少し安全率をみたもので、積極的な成人病の予防を狙ったものではありません 。

動脈硬化を防ぎ、老化を遅らせるためには、100〜300mgぐらいが適量とされています。





下の場所へ、リンク設定をしています。




★ビタミンEを多く含む食品


一食分/単位mg


アーモンド30g・・・・・・8.7

ヘーゼルナッツ30g・・・・6.9

うなぎ蒲焼き100g・・4.9

たらこ40g・・・・・・4.13

ひまわり油80g・・・・3.9

落花生(いり)30g・・3.3

西洋かぼちゃ10g・・・3.04

綿実油10g・・・・・・3.0

あんこうの肝20g・・・2.8

サフラワー油10g・・・2.7

あこうだい80g・・・・2.7

アボカド70g・・・・・2.38

ひまわりの種10g・・・2.2






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