身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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コラーゲン





■コラーゲンは体内でこんな作用をします


・細胞や組織をつなぎ、機能の活性化を促進し、皮膚や骨、目の老化を防止する。

・血管を丈夫にし、弾力を与える。

・血小板と反応して、出血を早く止める。

・脳にあるコラーゲンは、神経膠細胞として、脳膜や脳の血管、脳神経の細胞に栄養を運 ぶ。

・免疫機能を強め、がん予防、アレルギー体質の改善に期待がかかる。



★コラーゲン(膠原質)は体のなかの全タンパク質の約3割を占める特殊なタンパ ク質のことです。

細胞と細胞同士をしっかりつなぎ固める役目をしています。

皮膚、骨、腱、関節などに多く存在し、

とくに皮膚の真皮(表皮の下にあり新しい皮膚を生成する部分)は約7割がコラーゲンでできています。

 コラーゲンはヒトの体のなかで作られますが、加齢とともに作られる量が減り、

不足がちになってきます。

 コラーゲンは細胞に栄養分や酸素をうまく行きわたらせ、新陳代謝をよくし老廃物を取り除く作用があります。

肌に潤いを持たせ、シミやシワを防ぐというわけです。

 骨組髭症も予防するといわれています。

コラーゲンはカルシウムが骨から離脱しないように働きかけているのです。

 目の水晶体や角膜にもコラーゲンがあり、いつも新しく作られていれば目の疲労も防ぐことができます。

そのほか免疫機能により、ガン予防やアレルギー体質の改善にも期待がかかっています。

 また、コラーゲン入りをうたう化粧品がたくさん出回っていますが、

コラーゲンを皮膚から取り込むことの効果は不明な点が多いといわれます。

魚や骨のスープなどの食品から摂取し、体のなかからきれいにしましょう。

 コラーゲンの体内での効果を上げるためには、ビタミンCを一緒に摂るようにすると、

吸収力がアップします。



★美肌のために・・・皮膚のターンオーバーとは?

私たちの肌は、大きく分けると皮膚の一番外側から、

角質層・表皮・真皮・皮下組織の4つの層から成り立っています。

皮膚の表皮は、常に新しい細胞と入れ替わっていますが、この新陳代謝のことをターンオーバーといい、

約4週間(28日間)のサイクルで繰り返されています。

表皮の層で新しい細胞が生まれ、約2週間かけて角質層に達し、

角質層で約2週間留まって、アカとなりはがれ落ちます。

このターンオーバーのサイクルに乱れがなければ、健康な肌を保てるのです。

日常の生活のなかで、ストレスをためない、睡眠不足や運動不足に注意する、

バランスのよい食事をとる、適切なスキンケアをするなどして、サイクルが乱れないように心がけましょう。



■骨粗鬆症や関節炎を防ぐ


コラーゲンは骨の組織にカルシウムが定着するのを助けます。

また、関節の軟骨部にはコ ラーゲンが多く存在し、いわば潤滑油的なはたらきをすると考えられます。
関節の痛みが ある場合はコラーゲン不足かもしれません。




■老眼や眼精疲労を予防する


水晶体や角膜など、目にもコラーゲンがみられます。
新鮮なコラーゲンが充分にあれば、 目の健康を守り、老化を防ぐために役立ちます。




■がんを予防する


異なる動物から抽出したコラーゲンをそれぞれ注射したマウスと、しないマウスに、等し くがん細胞を移植するという実験を行なったところ、コラーゲン投与を受けなかったマウ スは、すべてがんにより死亡したのですが、投与グルーブには生存マウスがおり、それら に再度がん細胞の移植をしたところ、1匹もがんにならなかったと報告されています。

コ ラーゲンは、がん細胞に対する免疫力強化に役立つと考えられています。




◆効果的なとり方

鶏肉なら手羽元やガラ、魚なら1尾を使い、よく煮込んで煮汁ごと食べるが、冷やして煮 こごりにするとよい。

固まったゼラチン質がコラーゲン。また、コラーゲンは水に溶け込 み、あくや脂を取り除いてもコラーゲンを捨てることにはならない。
ビタミンCと鉄をい っしょにとると、体内でコラーゲンをつくりやすい。





下の場所へ、リンク設定をしています。




コラーゲンを多く含む食品


一食分/単位mg


動物の骨や皮

鶏の手羽、ガラ、胸肉、砂肝、レバ一

豚ひき肉、豚足、豚耳、スペアリブ

牛すじ

マトン

かれい

えび

ふかひれ

貝類

どじょう

なまこ







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