身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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セレン
セレン
★効能
強い抗酸化作用、ガンの予防、進行抑制、免
疫力を高める、解毒作用
★不足すると
ガン発症、虚血性心疾患、ぜんそく、腎臓疾
患、精子の弱体化など
★過剰症
疲労、脱毛、皮膚障害、肝硬変など
★多く含む食品
ワカサギ・ニシンなどの魚類、ニンニク、タマネギ、小麦胚芽、ナッツ類など
★所要量
15歳〜29歳男性60ug
30歳〜49歳男性55ug
50歳〜69歳男性50ug
15歳〜69歳女性45ug
妊婦+7ug、授乳婦+20ug
[許容上限摂取量=いずれも250ug]
■セレンはこんな人におすすめ
髪がよく抜ける人。
フケが多い人。
精子が少ない男性。
更年期障害の症状を改善したい人
。
動脈硬化・ガン・白内障を予防したい人。
大気汚染から呼吸器を守りたい人。
★セレニウムともいい、亜鉛同様、大変注目されています。
セレンは過酸化脂質を分解する抗酸化作用があり、活性酸素の発生を抑え、ガンの抑制や老化を防ぐものです。
抗酸化作用はビタミンEがおなじみですが、セレンのほうがより強力な抗酸化作用があることがわかってきています。
Eと一緒に摂れば、相乗効果が期待できるでしょう。
血液中のコレステロールの値を下げ、高血圧や動脈硬化の予防にも役立つものです。
また、水銀やカドニウムなどの毒性を分解し軽減することも知られています。
日本の土には元来セレンがたっぷり含まれ、農作物にも含まれていました。
ところが、水銀系の農薬が大量に使用された結果、
セレンはその土のなかの水銀の毒
を減らすのに関わり、農作物にはセレンが少なくなったというわけです。
いまは、酸性雨が問題になっています。
酸性雨が土のなかに浸出し、セレンが作物などに吸収されるのを邪魔するということです。
さらに、穀類は精製されるにつれ、セレンは失われていきます。
野菜のセレンも調理途中で水に流れてしまうので、不足の可能性が増していきます。
また、セレンは男性に必要なミネラルでもあります。
不足すると精子に元気がなくなり、奇形の精子が増え、妊娠させることが難しくなります。
不妊症で男性と関係があるというのは、このためです。
セレンをサプリメントで補うときは、摂り過ぎに注意を。
抜け毛や皮膚障害などの中毒を起こす可能性があるためです。
セレンを多く含む食品
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