教文館島塾附属植物園
   WAIWAI BOTANICAL GARDEN

 ごらんになりたい庭園を選んでください。                        
 

野原に咲く植物 野原の単子葉植物
わいわい農園 山の植物
シダ・コケのなかま 池や湿地
園芸植物 樹 木
 ハチ(蜂)  トンボとセミ
 蝶(チョウ)   タテハ蝶 
 蛾(ガ)   果 樹 園 
その他の昆虫
鳥 類 爬虫類・両生類
教室・自宅への来訪者(昆虫他)



【園長からのごあいさつ】
 日本国中のあらゆる土地はだれか(私有地・公有地ともに)の所有であることが
 登記(登録)されています。
 でもそこに生きている植物は(昆虫などの生き物も)そんなことはおかまいなく
 自分たちの命を咲き誇らせています。なぜなら人間の勝手な所有欲など大自然の
 中ではなんの意味も持たないからです。
  だったらそこに生活する生き物たちとだれがお友達になったっていいはずです。
 教文館島塾・附属植物園は日本国中が庭の中です。
  (そのうち、世界中に広がるかも知れません!)
 
 世の中に“雑草”という植物はありません。みんなそれぞれが名前をもっています。
 もし名前のない植物を見つけたらそれは“大発見!”です。
 ふだん気にも止めずに見過ごしている植物もよく見てみるとかわいい花を咲かせたり、
 その生き方はただただ驚くばかりの構造になっていたりします。

  「附属植物園」はそんななんでもない植物をもう一度よく見直してみるために開園
 されました。野や山や畑の花は一年中咲いているわけではありません。でもこの植物園
 は一年中−−真冬の夜中であっても−−各季節の花を観賞できるようにしてゆきます。

  理科の教材としていただいてもけっこうですし、純粋に花園を散策してみようというだけ
 でもけっこうです。園長先生がときどき野や山を歩いて季節ごとの植物のプロフィールを
 取材して紹介してゆきます。一度来園されたあなたも、気が向いたらまたお越しください。
 もちろん入園料は無料です。
 

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【エピソード−−−園長のよもやま話】
  むか〜し、私がまだ若かったころ、東京の上野公園の近くに下宿していた
 ことがありました。とにかく貧乏で、パン屋さんで安く分けてもらった食パンの端っこ
 を朝食にしていました。(パン屋さんは犬か鯉のエサと思っていたかも知れません)
 1ヶ月の下宿代が3,500円でした。
  それでも、上野公園一帯を自分の庭だと思い込んでいましたから、かなりリッチな
 生活でした。
  上野公園や動物園はもちろん、国立国会図書館、国立博物館、国立西洋美術館、
 東京美術館、東京文化会館 は自分のものみたいなもんでした。不忍池という池まで
 自分の庭の中にあるわけです。

  有料の施設でも、年に何回かは無料入館できる日があります。
 ロダンの彫刻、ミロの絵画、国宝級の展示物が見たいだけ見ることができるわけです。
 文化会館では好きなレコードを選んで好きなだけ聞くことができました。
  幸田露伴(こんな人、知らないかな?)の小説に出てきそうな街並みを散歩することも
 できるのです。

 つまり、中途半端なお金持ちよりもずっとずっとリッチな生活ができたのです。
 附属植物園もこの精神です。
  所有しようとするのは人間の社会のことだけ。本当にその価値を味わうことができるのは
 また別問題なのです。

 人間の「本当の豊かさ」って何? ・・・か、あなたも考えてみませんか!! 


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