「教室・自宅への来訪者」
        (昆虫その他の動物)

 このページは昆虫その他の動物ですが、こちらから取材に出向くまでも
 なく、教室や自宅にわざわざお越しいただいた生き物たちです。
  夜、教室の灯りにひかれて飛び込んで来る小動物たちがいます。 



 (2002年5月27日撮影)

 「オオミズアオ」
 我が家のゴールドクレストの木に
 飛来した蛾。
  まるで紙飛行機のような形をしています。
 これくらい大きな蛾の幼虫だと、かなり
 葉を食べてしまいます。
  でも、蛾の幼虫が“食べ放題”かというと
 そうでもなくって、鳥(スズメ)に食べられたり,
 ハチに寄生されたりで、そのまま成長して
 立派な蛾になるには多難な人生を歩んでいます。
 
 ふつうクリ・サクラ・モモなどにつく蛾ですから、
 おそらくゴールドクレストには産卵に来たのではなく
 ただ羽根を休めに来ただけのようでした。

 羽根を広げると10cmくらいの大きさです。




上の写真と同じ蛾の横顔。
 蛾はその触角に特徴があり、蝶と区別できます。
 羽根を広げたまま止まるというのも特徴です。

 でも、人間には蝶よりも嫌われることが多いですね。

 モンシロチョウだって、幼虫はキャベツの葉を
 食い散らかしますから“害虫”のはずなのですが・・・。
















  「アケビコノハ」
 (2002年6月18日)
  桃の実などを害する蛾(が)です。
  教室の蛍光灯に惹かれて飛び込んできました。
  挙げ句の果てに私のワイシャツの中に潜り込んで
  しまいました。(やはりメスか!!?)
   シャツの中で大格闘したので、少し鱗粉が
  はげてしまっています。下着まで鱗粉だらけに
  なってしまいました。
   それにしても枯れ葉そっくりですよね。



 


  「アケビコノハ」
 羽根を広げたところ。
 内側の羽根の模様はなんだか
 眉毛をいたづら書きされた犬の
 顔を思い出しませんか。


 この大格闘。チャドクガかなにか
 だったら今ごろ腕がはれ上がって
 いたでしょうね。

 「アケビコノハ」にはちょっとかわいそうな
 ことをしてしまいました。





 「ヨモギエダシャク」
 (2002年6月30日)

 これも教室の明かりに
 寄ってきたガです。

 放っておいたのですが、
 逃げ場所をなくして翌日
 ダウンしていました。

 大きさや羽根の模様から、
 「ヨモギエダシャク」のはずです。







 


 「?」
 (2004年2月9日)
  2月の初め昆虫にはめったにお目に
  かかれないこの時期に教室を
  訪れた珍しいお客様です。
  

















  「チャバネアオカメムシ」(約1cm)

 (2002.6.10撮影)
 教室の蛍光灯にひかれて
 飛び込んできました。
  すかさず記念撮影!

 カメムシはその臭いのせいで
 嫌われます。
  果実の汁を吸って害にはなるのですが、
 わざわざ専用の殺虫剤を作っている会社
 まであるみたいです。そこまで嫌わなくても
 いいんじゃないのと思うんですが。








 「アオドウガネ」
  (2002.6.20撮影)

 夜、電灯によく飛んできます。
 今日は教室に飛びこんできました。
 よほど英語の授業が受けたかったの
 でしょう。

 ストロボで撮ったのでこんな色に
 写っていますが、実際はもっと緑色を
 しています。


 いろいろな植物の葉を食べます。





 


 「アオドウガネの正面から

 “Nice to meet you!”














   「シラホシハナムグリ」
  (2002.7.13撮影)


 夕方のまだ明るい時間に教室に
 入ってきました。
 社会科の授業が受けたかった
 みたいです。

















  体長=24mm



























 


   「ハナアブ」
  (2004.5.15撮影)

  昼間、花の蜜を吸いに飛び回って
 いて、夜は活動しないはずなのですが、
 夕方から降り出した雨を避けて、教室に
 入ってきました。

 蛍光灯に止まっているところです。













 

  「クサカゲロウ」
  (2002.8.21撮影)


 夜、蛍光灯の近くによくやってきます。
 草花につくアブラムシを食べてくれるの
 ですが、このカゲロウ自体が青臭いにおいが
 するので、あまり触りたくないです。

 体は1cm余りですが、羽根や触覚が
 比較的長い。
  このクサカゲロウの卵が
 優曇華花(ウドンゲバナ)と言って、
 細い糸の先に卵がくっついたものを
 数個産みます。植物のほかに、室内の
 壁に産み付けてあったりします。






  「カゲロウの卵」
  (2012.5.31撮影)

  種類はよく分かりませんが、「優曇華(うどんげ)の花」とも呼ばれる
  カゲロウの卵。たしかに植物のようにも見えますね。




























 「ガガンボ」
  (2002.6.28撮影)
 体長=約15mm

 教室に飛んで来ました。
 “大きな蚊”と思って騒ぐ生徒が
 いますが、人間にはなにもしません。

 幼虫は植物の害になります。












 



 「ガガンボの横顔」




























 「メダカ」
 (2002年6月4日撮影)

 10年ほど前に池ですくってきた
 小さなメダカを育てて、何代も続いて
 います。
  後からヒメダカもいっしょに入れて
 しまったので、交配が進んでしまった
 みたいです。


  最近、その池に言ってみたら渇水状態になっていました。

 八尾東高校の横の用水路には毎年、「カダヤシ」がたくさん繁殖しますがそれとはまた別物です。




 

  「ニホンヤモリ
  (2002年6月9日撮影)


 夜おそく帰宅したら出迎えてくれました。
 我が家の“ヤモさん”です。
 その形から嫌う人も多いようですが,
 なかなか控えめでおとなしい性格です。

 壁にぴったりとくっついて忍者のような
 アクロバットを見せてくれます。

 体長約10cm(しっぽの先まで)





 



 よく見るとかわいい目をしているでしょ。







「余談」=ハワイの友人宅に泊まっていたときに、夜、「チュンチュン」と鳥のような泣き声が
するので、何かナと思っていたら、現地の友人の話ではヤモリの鳴く声だそうです。
自分では確認しなかったのではっきり分かりませんが,とにかくハワイのヤモリは
鳴くそうです。






 「花子さん!」 (2002年6年28日撮影)
  気が付いていない人が多いのですが、実は教室の外の壁には数年前から
  ニホンヤモリが住んでいます。「太郎君」と呼んでいたんですが、どうも
  メスかも知れないので、「花子さん」と呼ぶことにしました。
  今日はずいぶんとお腹が大きかったです。

 「花子」の拡大写真を見る
 (は虫類が嫌いな人はやめておきましょう!)






 




 「ニホンヤモリ」 (2005年9年19日撮影)
    [八尾市]

  自宅で朝から大きなヤモリが姿を見せて
  くれました。
   頭からしっぽの先までが13cmくらいありました。






























 「ハラビロカマキリ」
  (2002.9.20撮影)
 庭に居るバッタを狙ってか、門柱の上に
 いました。
  7cmくらいの立派なカマキリでした。
 やや気温が低かったせいか、少し
 動きが鈍かった感じ。

 これは薄い黄緑色でしたが、もう少し
 濃い黄緑色や茶色のもいます。









教室の前の蛍光灯にやってきました。
大阪市立自然史博物館の方にお尋ねしたら、
おそらく
「コカスリウスバカゲロウ」だろうとお教えいただきました。
 松本さんありがとうございました!

(2003.10.10撮影)


  密入国者?
 (2002年7月15日)
 日陰においてある植木鉢に
 こんなキノコが生えていました。
 一晩で急に成長していることがあります。

 逮捕して整列させたところです。

 もう一晩すると、傘がぶわ〜っと
 開いて、直径20cmくらいに成長
 します。
   食べられるといいんだけど・・・。

 





 「アオサギ」
 (2004年11月25日撮影)

 朝、目が覚めてふと外を見ると
 お隣の松の木の上にアオサギが止まって
 朝日を眺めていました。

 ふだんはなかなか近寄れないのですが、
 寝室のガラス越しにそっと撮りました。





































「コウモリ」(2008.8.28)
 自宅の窓の網戸に止まっていました。
 朝だったので、既にお休み中のようでした。
  スヤスヤ・・・。

 翌日の夕方にはまたどこかに飛んで行きました。

 体長は約5cmです。

  夕方、飛んでいる姿はよくみかけますが、
  間近にまじまじと見る機会は意外と
  少ないですよね。
















 「セアカゴケグモ」(2013.9.18)
    大阪府八尾市

  家の植木鉢の下に隠れていました。

 台風の直後だったので、どこかから飛ばされて
 来たのかも知れません。

 ※1円玉の直径が20mmです。





































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