身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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消化器の病気5
脂防肝
飲酒、肥満、糖尿病などが原因で肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態をいいます。
自覚症状
がない場合もありますが、右上腹部に重圧感があり、押すと痛みを感じることもあります
。
また、食欲不振、疲労感、倦怠感などもみられます。飲みすぎが原因の場合は禁酒、肥
満が原因の場合は減量、糖尿病がある場合は病気の治療をというように、食生活をコント
ロールし、原因を除去することが最も効果のある治療法です。
アドバイス
動物性脂肪はできるだけ控えます。摂取エネルギーを制限し、そのなかで良質のタンパク
質とβ‐カロチンをはじめとする各種のビタミン、ミネラルが充分補給できるようにしま
しょう。
脂防肝に効く栄養成分
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アルコール性肝障害
常習飲酒が原因です。障害は、まず脂肪肝としてあらわれます。飲酒を止めずにいるとア
ルコール性肝炎となり、さらには肝硬変へと進行します。
どの状態でも、食欲不振、吐き
け、腹痛、倦怠感などがあります。肝炎では、黄疽やからだのふるえ、せん妄などの神経
症状がよくみられます。また腹水は肝炎や肝硬変でみられる症状です。断酒と食事療法が
おもな治療法となります。
アドバイス
アルコール性脂肪肝で肥満や糖尿病を合併している場合は、過食をせず、体重を落とす必
要があります。肝炎の場合は、動物性脂肪は控えますが、高タンパク・高エネルギー食で
、各種ビタミン、特にビタミンBl・B12の補充ができるように心がけます。
情報メモ
サフラワー油やリノール酸を摂取すると、アルコール性肝障害が増悪するという報告もあ
るので、避けたほうがよいでしょう。
アルコール性肝障害に効く栄養成分
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急性肝炎
ウィルス性肝炎のひとつで、感染後、発熱、倦怠感、食欲不振などのかぜに似た症状や黄
疸が急激にあらわれます。
代表的な肝炎ウイルスにはA型、B型、C型があり、A型肝炎
は経口感染、B型とC型肝炎は、輸血、性行為、出血を伴うけがなどの非経口感染とされ
ていますが、C型肝炎の半分は感染経路が不明です。
安静を保ち、充分な栄養を積極的に
とって、ウイルスに対する抵抗力をつけ、肝臓の細胞を修復できるようにすれば、2〜3
か月で治癒します。
アドバイス
吐きけや発熱がある時期には、日あたりのよい流動食にします。食欲がでてきたら、でき
るだけ早い時期から、糖質やタンパク質を少しずつふやしながらとるようにします。
また
、肝機能の回復にはビタミン類が不可欠です。特にβ‐カロチンの多い緑黄色野菜の摂取
は重要です。
急性肝炎に効く栄養成分
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