身体によい食べ物
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南イタリア料理と健康。









地中海ダイエットの原点、南イタリア料理







◎動脈硬化と食生活



昨今、日本人とりわけ中高年の健康が血管の病気でむしばまれてきています。

血管が硬く なって柔軟性を失い、そのうえコレステロールなどにより内腔が狭くなる、いわゆる動脈 硬化と、そこに血液が回まりやすい状況(血栓傾向)が生まれると、さまざまな病気がひ き起こされます。

 その代表的な病気が心筋梗塞や脳梗塞で、この動脈硬化性の疾患は、 トータルするとガンを上回り、わが国の死因のトップにランクされ、なおも増加の一途を たどっています。

ですから、この血管の病気をいかに防ぐかが、これからの日本人の健康 を考えるうえでのキーポイントになります。




 最近の厚生省の報告によると、40歳以上 の人の10人にl人は糖尿病状態にあるといいます。

また、日本人の血中コレステロール 値は年々上昇し、ことに若年層ではその平均値が米国を上回っているという憂慮すべき事 実が明らかにされています。

糖尿病、高コレステロール血症は、血管の病気をひき起こす 1番の危険因子です。

このままでは、わが国の心血管障害による死亡は増えることはあっ ても減ることはないでしょう。

こうした事態の背景にあるのは、これまでも指摘されてい るように、食生活の問題が第一にあげられます。




脂肪食の多い、いわゆる食事の欧米化で す。

日本人は明治時代になってから西洋料埋と接し、それまでほとんど食卓にのぼること のなかった肉や、バターなどの乳製品をとるようになりました。

そして魚より肉のほうが 活力がみなぎり、体にもよいという肉食信仰が広まり、そこからわが国独特のユニークな 肉料理を編み出すしていきます。

その代表が、スキヤキ、トンカツです。肉は軟らかく脂 身が多い霜降り肉などが高級とされ、好まれています。

つまりコレステロールがたまりや すい飽和脂肪いっぱいの料理が、人気が高いのです。





◎食生活の北米化による害



現在の日本の食事の欧米化は、ヨーロッパより北アメリカの影響を強く受けています。

そ の昔、西部開拓時代、人々は毎日、肉体労働に明け暮れていました。

そんな当時にあって は、早く調理ができ、すぐ食べられ、そのうえすぐ消化されてエネルギーになる食事が何 より求められていました。

米国でハンバーガーに代表されるファーストフードが発達した 背景はここにあるわけです。

そんな時代的状況とは無縁なはずの現代の日本ですが、ファ ーストフードは若い世代を中心にしっかり根付いています。

一方、中華料理も根強い人気 を保ちつづけています。

中華メニューの多くは、ラードを強火で炒める調埋法によるもの です。こうしたことが、日本人の動物性の飽和脂肪摂取量をどんどん増やす結果になって います。

多忙でエネルギッシュに活動する現代人の食生活では、伝統的な和食は主役の座 にはありません。

 では、食事の欧米化はすべて健康によくないものなのでしょうか。

そ れに対する答えにこんなデータがあります。

同じ欧米でも、イタリア、フランスは、米国 、カナダ、イギリス、ドイツなどに比べて、急性心筋梗塞による死亡率が著しく低いので す。

心筋梗塞は心血管障害の代表的な病気ですが、これは食生活、とくにコレステロール 摂取量や脂質のとり方の違いによるとされています。

また、同じイタリアでも、ことに南 部、地中海沿岸の地域での心筋梗塞の発症率が低くなっています。

そうしたことから、南 イタリアの食事が地中海式ダイエットと呼ぱれるようになり、へルシーダイエットとして 、北イタリアのみならず、北ヨーロッパ、北米へと広まっています。








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