身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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わかさぎ
◆(効用)
・骨軟化症
・骨粗鬆症の予防と改善
・老化防止
◆(栄養素)
・タンパク質
・ビタミンB2・D・E
・カルシウム
・鉄
●カルシウムはイワシの十倍以上
氷の張った潮面に穴を開けて、ワカサギを釣る風景はよくニュースでもとりあげられる冬
の風物詩です。
ワカサギはサケと同じように、産卵期になると川をのぼる魚ですが、淡水
にもすめるため、各地の潮や沼で養殖されています。
黄褐色の背と銀白色の細い体は透き
通るような感じで、全長10〜15cmの魚です。頭から丸ごと食べることができるワカ
サギは優秀なカルシウム源になります。
カルシウムの含有量は100g中750mgとイ
ワシの十倍以上。内臓にはビタミンDが含まれますから、骨を丈夫にするにはうってつけ
の魚です。
ビタミンDは紫外線を浴びることによって皮膚に生成されるビタミンですが、
カルシウムが骨に沈着するためには欠かせない栄養素です。
骨軟化症や骨粗しょう症にな
る人がたいへん増えています。
また、特に女性の患者は男性の5〜6倍にものぼるといわ
れます。カルシウムの一日の所要量は成人で600mg。ワカサギ80gを食べれば満た
せる量です。
●鉄分やビタミンEも豊富
やせたいとダイエットに励む若い女性に、鉄欠乏性の貧血が増えているようです。
エネル
ギーばかりを気にして、必要な栄養素をとらないと健康を維持することはできなくなりま
す。
特に鉄分は女性にとって必要不可欠のミネラルです。ワカサギには鉄分が豊富です。
その上エネルギーは100gで100kcalと低いので、ダイエットの献立にもおすす
めの素材。
また、ビタミンEやセレンも多く含まれています。ビタミンEもセレンも老化
防止に効果的といわれます。しかもこの二つがいっしょになると、抜群の効果を発揮し、
肌の老化を防いでくれます。
健康と美容にいいことづくめのワカサギを、たくさん食べま
しょう。
★種類と見分け方
諏訪湖や山中湖のワカサギ漁は有名。
アユと同じように1年で成熟し、ふつうは産卵後に
死ぬのですが、2〜4年生きるものもあります
旬は2〜4月。生鮮ものは、体が鮮やかに
光り、透明感があってピンとした張りのあるものが新鮮です。
★食べ方のポイント
から揚げや、から揚げを野菜といっしょにマリネにすると骨ごと食べられます。
素焼きに
してしょうゆで食べても美味です。
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