身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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カキ(貝)
●滋養に富んだ、冬場の味覚
カキは日本各地の内湾にすんでいます。
最近は、ほとんどが養殖物といってよいでしょ
う。
養殖物で有名なのは宮城県、広島県などです。
スーパーなどでは、むき身で売られて
いますが、からつきのものにレモンをしぼって食べるのは最高の味わいです。
生食するほ
か、フライやカキ鍋、カキ飯など、いろいろな調理法があります。
乳白色でつやがあり、
身のこんもりもりあがったものが新鮮で、良質のものです。
「カキは英語の月の最後にR
がつく月に食べよ」というのは、よく知られていることでしょう。
つまり、冬場に食べる
のなら安心ですが、それ以外の月、夏場には産卵のために栄養分を使い果たし、味が落ち
ることと、毒化することがあることから、食べないほうがよいというわけです。
●男性パワーの秘密、亜鉛
カキは亜鉛を多く含む食品として知られています。
あらゆる食品のなかでももっとも含有
率が多いのです。
亜鉛は男性ホルモンと関係があり、精力を高めるはたらきがあるという
説があります。
また、視神経の疲れをとり、精神を安定させる効果もあるといわれていま
す。
男性はたっぷりカキを食べることによってパワーが得られ、不眠症なども解消できる
ことになります。
また、ガンを予防するはたらきもあるとして、最近とみに注目を集める
ようになりました。
●グリコ‐ゲンがスダミナの素
「海のミルク」ともいわれるカキは、グリコーゲンをたっぷり含んだ食品です。
グリコー
ゲンとは、いわば動物性のでんぷんで、ブドウ糖が集まった多糖類です。
肝臓や筋肉にた
くわえられていて、エネルギーが必要になったときに分解されてブドウ糖になります。
グ
リコーゲンがどれだけたくわえられているかで、その人のスタミナの目安にすることがで
きるほどです。グリコーゲンが多いカキは体力を強化し、貧血にも効果があるでしょう。
●肝臓病患者の病人食に
また、カキは肝臓にもよいことで知られています。
高たんぱく、低脂肪のカキは、慢性
肝炎の患者の食事としては最適なのです。
ほかにも、鉄分、カルシウム、ヨード、ビタミ
ンA、B1、B2などをバランスよく含んでおり、消化もいいので、病人食としてぜひす
すめたい食品といってよいでしょう。
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