身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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リン
★効能
骨の強化、細胞膜や脳を作る。
糖質の代謝
★過剰症
カルシウムの吸収に悪影響、副甲状腺機能亢進症、骨代謝障害
★多く含む食品
魚、肉、スキムミルク、チーズ、卵黄、穀類、
大豆類など
★所要量
9歳〜17歳男女1200mg
18歳以上男女700mg
妊婦・授乳婦+0mg
[許容上限摂取量=18歳〜69歳いずれも4000mg、18歳末満と70歳以上は上限なし〕
■リンは体内でこんな作用をします
・骨や歯をつくる主材料となる。
・細胞膜を構成する。細胞の成長と分化にはたらく。
・神経や筋肉の機能を正常にする。
・ビタミンB1・B2と結合して補酵素となり、糖質の代謝を進める。
・高エネルギーのリン酸化合物をつくり、エネルギーを貯える。
・ナイアシンの吸収を助ける。
・大量にとると、カルシウムの吸収や排泄に影響を与える。・ビタミンDが不足すると利
用率が低下する。
◆過剰症
軟組織にカルシウムが沈着する。
2g以上の摂取で副甲状腺機能亢進をきたす。
■リンはこんな人は避けたい。
骨粗鬆症の人・腎臓の悪い人
■骨や歯をつくり、多くの生理作用を担う。過剰摂取が問題。
カルシウムに次いで体内に多いのがリンです。
骨や歯を形成するほか、生体のあらゆる場
面で重要な役割を担っています。
★ リンはカルシウムと結合して骨や歯を作るほか、
リン脂質、核酸の成分として脳や細胞膜を形成するのに欠かせません。
ビタミンB1やB2と結びついて補酵素となり、糖質の代謝にも関係していま
す。
魚や肉、卵、乳製品、穀類・豆類など幅広い食品に含まれているため、
通常の食事で不足することはまずありません。
むしろ、加工食品に漆加物として使用されることが多く、摂取過剰気味とされています。
カルシウムとの比率は、同等というのが望ましいものです。
リンを摂り過ぎると血液中でバランスを保とうとし、カルシウムが骨から溶け出してしまいます。
★細胞膜や遺伝をつかさどる核酸を構成し、細胞の成長と分化、エネルギーの運搬、神経や筋肉の機能を正常に保つうえで不可欠です。
不足すると、骨が弱くなるほか、新陳代謝が低下して、筋肉が弱ったり、だるくなったりします。脳へのはたらきも大切で、リン脂質となって脳をつくるのに欠かせないミネラルといえます。
★リンの1日摂取量が2gを超えると、副甲状腺機能亢進や骨代謝障害が心配されます。
なお腎臓に障害がある人は、リンの摂取を制限します。
■リンの多い食品
リンの含有量が多いのは肉類、魚介類、乳製品などです。
乳製品や魚介類は、カルシウム
も多いのでバランスがとれています。
肉類はリンの含有量が多く、豚もも肉の場合で、1
00g中のカルシウムが5mg、リンが200mgですから、1対40というアンバラン
スぶりです。
肉食に偏った食事の人は、注意しましょう。
下の場所へ、リンク設定をしています。
■りん、を多く含む食品
1食分/単位mg
左側のフレーム内にmenuが表示されている場合は、
使用しないで下さい。

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