身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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ほうれん草
◆(薬効)
・貧血
・虚弱体質改善
・便秘
・リュウマチ
・痛風
・風邪の予防
○アカザ科
○西洋種は一年中出回っている。日本種は冬期が旬。
○和洋中いろいろな料理に登場する、人気の高い緑黄色野菜
●甘みの強い日本種、くせのない西洋種
日本へは、江戸時代初期に中国から入ってきました。
日本種と西洋種があり、年間を通
して出回っているのは西洋種のほう。
日本種は冬場になると店頭に姿を現わします。
葉が
細長く、縁に切れこみがあり、アクも少なく味に甘みがあります。しかし西洋種のほうが
、栽培が容易で収穫も多いため、こちらが主力になってしまいました。
西洋種は葉に丸み
があって色が濃く、さっぱりしています。
●ビタミンA、Cに富む縁黄色野菜の王様
ほうれんそうというと、緑黄色野菜の王様といった感じで、栄養価の高さはよく知られ
ています。
まずカロチンですが、おひたし100g3.6mgあり、これはビタミンAに
換算すると2000IU。これだけで男子の1日の必要量に達します。
ビタミンCも10
0g中65mgと豊富で、日本人に不足しがちなB1、B2、B6といったビタミン類も
含んでいます。
また、鉄分、カルシウム、ヨードなどもたっぷり。意外なところでは、良
質のたんぱく質も含まれています。
欠点はアクが強いことでしょう。このアクの正体はシ
ュウ酸塩という成分で、これを大量に摂取すると、体内でカルシウムと結合して結石がで
きやすくなり、カルシウムの吸収をさまたげるといわれています。
しかし、ゆでて食べれ
ばアクが抜けます。
生食する場合は、毎日あまり大量にとらないほうがいいでしょう。
年
間を通して出回っていますが、旬は冬季です。ことに日本種は、1〜2月の厳冬のころが、
もっとも甘みが増しておいしくなります。
買うときの注意は、葉がぴんと張ってみずみず
しく、色が鮮やかなものを選ぶこと。日本種の場合、根の赤みも濃いもののほうが良品と
されます。保存にはぬらした紙にくるんでから、ビニール袋に入れて冷蔵庫へ。
●貧血、便秘、がぜの予防に効果満点
貧血ぎみの人、虚弱体質の人、体力がなく疲れやすい人などの症状改善に効果的です。
ほ
うれんそうには鉄分が多いだけでなく、貧血防止に役立つ葉酸があり、鉄分の吸収をよく
するビタミンCも含まれていますので、まさに理想的。
ただし鉄分は、コーヒーやお茶と
同時にとると吸収率が悪くなりますので、注意してください。
ほうれんそうは葉もののな
かでもとりわけやわらかく、消化のいいものです。繊維も多いため、便秘で悩んでいる人
にはぴったりの野菜といえるでしょう。
ゆでたほうれんそう(200g程度)に、ごま油
とお酢をからめたものを毎日食べれば、常習便秘が改善されるといわれています。
また、
人体に有害な尿酸を排泄するので、リュウマチや痛風の人は意識して食べましょう。ビタ
ミンAとCが多いという点ではかぜの予防にも最適。
のどの粘膜を丈夫にし、細菌感染を
予防します。カリウムが多い点では、高血圧の人にもおすすめできます。
おひたし、バタ
ーソテーなど、冬場は毎日食卓にのせたい野菜です。
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