身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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どじょう
◆(効用)
・ストレス
・肥満
・骨粗鬆症
・骨軟化症
・口内炎
・口角炎
・皮膚疾患の予防と改善
◆(栄養素)
・タンパク質
・ビタミンA・B2・D
・鉄
・亜鉛
・カルシウム
●鉄分の優秀な補給源
ドジョウは古くから食べられ、海から遠い山国の農村では重要な動物性たんぱく質源でし
た。
また強精効果がある、二日酔いによい、痔を治す、母乳の出をよくするなど、昔から
さまざまな効用がいい伝えられています。
ドジョウ料理の柳川なべは有名ですが、江戸時
代にはウナギと並んで精がつく食べ物として愛好されていました。
確かにドジョウはウナ
ギに負けない栄養食品です。
カルシウム、鉄、ビタミンA・B2・Dに富んでいます。中
でも鉄分は100g中4.5mgと豊富で、ウナギの四倍。鉄分が多いとされるマイワシ
の丸干し(100g中4mg)やほうれん草(100g中3.7mg)以上に含んでいま
す。
脂質はウナギの1/10と、ずっとひかえめですから、意外に淡白な味で蒲焼きにし
てもあっさりと食べられます。貧血ぎみの人は、太ることは気にせず食べることができる
のです。
●小さいものを骨ごと食べればカルシウムは豊富にとれる
小さなドジョウは骨ごと食べられるので優秀なカルシウム源です。
ウナギはカルシウムが
100g中95mgですが、ドジョウはその十倍近い100g中880mgという数値。
また、丸ごと食べるのですから、当然内臓にはビタミンDもたっぷり。
ビタミンDはカル
シウムを効率よく骨に沈着させるために不可欠な栄養素です。
これがあれば、摂取したカ
ルシウムを無駄にせず、骨軟化症や骨粗しょう症の予防に役立つはず。
カルシウムは、脳
神経の興奮を静める作用も持っています。
イライラすることが多くて疲れたなと思ったら、
ドジョウのようにカルシウムの多い食品をとるとよいでしょう。神経疲労の回復に効果的
です。
★種類と見分け方
市場に出回っているのは、養殖ものと輸入品です。
主に活魚として売られますが、開いた
ものも市販されています。
産卵期が4〜7月で、その頃が脂肪ものって卵も多く持ってい
るので昧がよいといわれています。
★食べ方のポイント
まず、開いたものを買って利用しましょう。
ドジョウを、だし汁、砂糖、しょうゆ、みり
んでさっと下煮。
ささがきごぼうをしいたなべに並べ、下煮の煮汁を加え、煮立ったら卵
を流して、半熟に。
粉ざんしょうをふります。丸のまま使うときは酒につけておくと骨が
やわらかに。
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