身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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銅
★効能
骨や血管の強化、貧血予防
★不足すると
貧血を起こしやすくなる
★過剰症
よほどの場合、溶血性黄疸がみられることも
★多く含む食品
レバー、ナッツ類、ゴマ、ココアなど
★所要量
12歳〜69歳男性1.8mg、
12歳〜69歳女性1.6mg、
妊婦+0.4mg、授乳婦+0.6mg
[許容上限摂取量=いずれも9mg]
■銅は体内でこんな作用をします
・鉄の利用をよくしてへモグロビンの合成を助け、貧血を予防する。
・メラニン色素の生成にかかわる。
・コラーゲンの生成にはたらき、骨や血管壁などを強化する。
・過酸化脂質を分解する酵素S○Dの構成成分である。
・カドミウム、鉛の毒性を弱める。
・がらだがビタミンCを使うときに必要。
◆過剰症
銅容器での酸性食品の保存、銅鍋による酸性食品の調理により、中毒をおこすことがある。
◆貧血を防ぐ。
活性酸素と闘う。
血管を強くする。
そのすへてに働く。
★自分のカラダの中に鋼があるなん
て妙な気分だが、実は大事な仕事責任を担っている。
赤血球のヘモグロビンの合成に一役買っているのだ。
体内に吸収された鉄は、黙ってそ
のままヘモグロビンになるわけでは
ない。
その途中で、血液の液体部分
(血漿)に溶けているセルロプラスミ
ンというタンパク質が、鉄をヘモグ
ロビンに組み込めるように作り変え
ている。
このセルロプラスミンに必
要なのが銅。
鋼不足ではセルロプラ
スミンが十分にできないので、せっ
かくの鉄がヘモグロビンに利用され
ずに貧血になるケースもある。
ほかにも、鋼は様々な酵素の成分
として各現場で忙しく働いている。
鋼が足らないと白髪が増えるが、こ
れは髪を黒くするメラニン色素を合
成する酵素の成分だから。
活性酸素
と闘う酵素SODや、骨や血管を強
くするコラーゲンを作る酵素などに
も、銅はなくてはならない存在だ。
★骨髄で赤血球の血色素ヘモグロビンを作るのに鉄が要ります。
この鉄を吸収しやすくするのに銅が関与しています。
低ヘモグロビン性の貧血では、鉄だけを摂取してもヘモグロビンは生成されませ
ん。
銅を含むタンパク質が不足するとヘモグロビンの量が減り、赤血球も小さくなり、
貧血は改善されないのです。
また、銅を含む酵素がコラーゲンの生成にも関わっているため、不足すると骨や血管壁がもろくなります。
★銅の容器に注意
成人の必要量は1mg、安全を考えて余裕をみた量は、アメリカの場合で2〜3mgです
。ほぼ、この量はとれています。
過剰症の心配もありません。
銅の容器に酸性飲料を入れ
っぱなしにし、それを飲んだために急性中毒をおこした例があります。
この場合、銅が高
濃度に溶け出た飲料200mlを飲んで、20mgの銅を摂取しています。
銅鍋での酸性
食品の扱いには注意しましょう。
通常の食生活では中毒はおこりません。
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