旅行3日目 Part1
マカオ半日観光


ホテル〜香港出発

 この時期の香港は思ったよりも涼しい。ベッドは薄い毛布と薄い掛け布団しかなく夜中に何度か寒くて起きてしまった。今晩はもう一枚掛け布団を掛けよう。さて、昨日と同様ホテルの朝食を食べる訳だが、出ているメニューは昨日と同じでした。今朝はピータン入りの海鮮粥とデザートにゼリーとオレンジジュースという変な取り合わせとなった。食べられそうなものを選んだ結果こうなったという訳である。ピータンというのは今まで聞いた事は有ったが食べた事はない、率直な感想は「まずい」である。オブラートに包んで言えば僕の口には合わないである。ピータンのほかには鮭か鱒かなにかの身が入っていたがそれはVeryGOODでした。そそくさと朝食を食べ終え部屋に戻る。今日はマカオへ行く予定にしている。

 ホテルを出たのは9時ちょっと過ぎだったかな、前日調べておいた尖沙咀のスターフェリー乗り場へ向かう。ネイザンロードなど夜の人通りはかなりのものであるが朝9時ごろはほとんどの商店はまだ閉まっておりまた人通りもそれほど多くない。
 フェリー乗り場へ行く前に重慶大履へ行き両替をしておく。重慶大履のほとんどの店はまだ閉まっているのだが両替所はほとんど開店している。当座のお金を両替し再びスターフェリー乗り場へ向かう。一応ペニンシュラホテルも見ておこうとわざわざペニンシュラの前を通る。
 ペニンシュラにまつわる話を市内観光の中で黄さんに聞いたのだが、ペニンシュラの真ん前に香港スペースミュージアムというのができたとき、ペニンシュラのドアボーイがみんな次々と病気になったそうである。原因はスペースミュージアムにあるプラネタリュームのドームがお墓にある土まんじゅうに似ていてそれを毎日見続けていたこと、そしてそのドームの場所がホテルにとって風水的に良くないという事だった。香港は建物を建てる場合でも事業を起こす場合でも風水によって決めるのは有名だが風水とは縁の遠い英国式ホテルでもこれを機に、ホテル入り口の両脇に中国の神様の絵を左右に飾ったそうである。それ以来ドアボーイの病気は無くなったそうな。(ちゃんちゃん)

スターフェリー
スターフェリーの中からみた香港島

 ペニンシュラを過ぎて少し行くとスターフェリー乗り場がある。スターフェリー乗り場の前はバスターミナルにもなっているので人が多い。テレビなんかでは必ずといってよいほど登場するスターフェリーだが3日目にして初めて乗ることになった。片道1.7HK$とかなり安く、また乗り方はきわめて簡単である。まさに庶民の足である。歩道を歩いていくとそのまま乗り場につながっているという具合である。乗り場の入り口付近にはキオスクのようなお店と両替屋がある。この両替屋のレートはかなり悪いのでお勧めしない。改札は一昔前の駅のようになっていて係員が立っている。その前に料金箱が置いてあるのでその中へお金を入れる。おつりもくれるようだが2HK$を入れたときはお釣りはなかった。あらかじめ小銭を用意しておいたほうが良いですね。自動改札のようなものもあるようなんですが稼動してませんでした。1等と2等で乗り場の入り口が違うようです。2等しか使っていないので1等と2等の違いなどはわからないです。フェリーの本数は大体10分ぐらいに1本は出ているのではないかと思います。対岸までは約7分。朝だったけれどすでにかすみがかかったようになっていて対岸のビル街がかすんで見えました。乗り心地は船が小さいからなのか波が荒いからなのかわからないが結構揺れました。気分が悪いときには乗らないほうが良いだろうと思ったです。
 対岸につく直前になると水兵の格好をした乗組員のような人が出入り口にきて踏み切り棒のようなものを上げたり、岸壁に渡る橋をかけたりしてました。せっかちな人が多いのかまだ船が固定されていないのに降りたがる人が多かったです。出口のほうは改札がないのでそのまま街中に出られます。香港島側の乗り場も目の前がバスターミナルになっています。

 スターフェリー乗り場を出てすぐ右手には郵政総局(日本でいうところの中央郵便局という感じかな)があります。ここで、絵葉書、記念切手が買えますが絵葉書は街中で客寄せのえさとして売られている絵葉書のほうが同じデザインでも安く買えます。九龍半島側では余り見られないのですが香港島側は空中遊歩道というか歩道橋のでっかいやつが道沿いに作られていてこれを使って歩いてゆくと簡単に目的に行くことが出来また車に轢かれる心配もありません。
 郵便局と道をはさんで隣は交易廣場と國際金融中心、機場鐡路−香港站(Air port railway-HongKong Station)があります、空港からでている鉄道の終点はこの駅になります。この辺りにはいろんな方面へ行くバスターミナルが点在しているので、バスを使う予定のある人はあらかじめ乗り場を調べておかないとあっちこっち歩き回る羽目になります。ちなみに4日目に行くレパルスベイ行きのバスはこの交易廣場から出ています。
 さて、香港からマカオへ行く場合には色々な方法があるのですが一般的なのはジェットフォイルと呼ばれる「ホバークラフト」で行く方法でしょう。片道約55分で130HK$(曜日によって少し変わるみたい)となっておりほぼ15分〜30分間隔で出ているので便利です。他にもフェリー、ヘリコプターなどがあります。ホバークラフトとヘリコプターは同じ建物なのですがフェリーは別の場所から出ています。
 僕はホバークラフトで行くことにしていたのでその乗り場のある港澳客輪碼頭へ向かいます。スターフェリー乗り場からは地図上の距離にして1km弱。機場鐡路−香港站の中や空中遊歩道を歩いていくとそんなに距離を感じませんでした。このターミナルにはいろんなお店があるので買い物やおやつを買うことも出来ます。今回のマカオ行きでは利用しませんでしたがこの界隈には旅行代理店が軒を並べておりマカオでの宿泊パック(往復交通費込み)などが売られていました。
 ホバークラフトのチケットはチケット窓口で買うわけですが香港側ではエコノミーとビジネスクラスで発売窓口が違いましたので電光掲示にしたがって当該窓口で買います。窓口では何時発のに乗るか聞かれます。出発まじかの便でも買えるようです。飛行機のように1時間前とか2時間前とかに行かなくてはならないということはなく行ってすぐ乗ることが出来ます。また、チケットに記載されている便でなくても空き席があれば前の便に乗ることも可能なようです。
 チケットを購入後、出国カウンターへ向かいます。マカオの人・香港の人用のカウンターと外国人用のカウンターがあります(99年11月現在)。パスポートを見せ飛行機で入国したときに書いた入国カードが回収されます、そして出国のスタンプを押してもらいます。そこをくぐり乗り場へ向かいます乗り場入り口手前に机があり係員がチケットを改札すると同時に席を指定するシールが貼られます。チケットを買うときではなく乗る直前に席が決められるわけです。



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