身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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肉に赤、魚に白がすべてではない。

料理に合う真のワイン選びを科学する。


◎ガイドブックの常識よりも、

自分の味覚に忠実でいたい。

料理とワインのよりよい関係を・・





ブドウ(白ワイン)の品種とその特徴。にジャンプ









ブドウ(赤ワイン)の品種とその特徴。にジャンプ







白ワインの酸味の違い。にジャンプ







ワインと料理の組み合わせは、結婚とよく似ている。

成功すれば、お互いに独りのときよ りずっと幸せになれる。

失敗すれぱ……。

独身時代が、懐かしくなるというわけだ。

ある 時はワインが料理の引き立て役になり、またある時ほ料理がワインの魅力を引き出す協役 に回る。

料理を食べるためにワインを飲むのかそれともその逆なのか。

料理とワインがピ タリと合うと、それがわからなくなる。

酒食の愉しみというけれど、ワインほどその両方 を満足させてくれる飲み物は珍しい。

問題は、いかにしてよき相性の伴侶を探し、幸せな 結婚を(ワインと料理の話!)させるかなのだが。

これは、普通に想像されているほど難 しいことではない。

少々乱暴ではあるけれど、ワイン選びは、料理に何をつけて食べるの かを考えるのと同じ作業だと思っておけば間違いない。

鰹の刺し身に醤油をつけるかぽん 酢にするか薬味は生姜がいいか、それともニンニクでやるか。

一皿の料理を前に、それを 考えるのと同じような気分でワインを選べばいいのだ。

もちろんそのためには、どのワイ ンはどんな味や香りがするのか、知っておく必要がある。

けれどこれも難しく考える必要 はない。

伴侶を探すのに世界中の女性の名前を知る必要がないのと同じことで、大雑把な ポイントさえ押さえておけば、早い話が個々のワインの名前を知らなくても料理に合うワ インを選ぶことはできるのだ。

まず、だいたいでいいからワインの原料となるブドウの品 種と、香りや味わいの関係を覚えよう。

ワインはデリケートな酒だ。品種が同じでも、産 地や造り手が違えば、味も香りもかなり違ってしまう。

同じ品種ならまったく同じ味や香 りがするというわけではない。

けれど、その大まかな傾向は、品種を知っていれば想像す ることができる。

白ワインの代表的な品種のヴィニョン・ブランを使うと、爽やかな柑橘 系の酸味が豊かでハーブの香りがかぐわしいワインが仕上がる。

このタイプのワインは、 白身魚のマリネのように、レモンの酸味を加えると美味しく感じる料理によく合う。

同じ 白ワインでも、シャルドネを使ったワインはまろやかな乳酸系め酸味が特徴で、クリーム やバターなどを使った料理との相性がいい。

たとえば、こんな要領だ。

ワイン用のブドウ の品種は何十もあるが、そのすべてを知っておく必要はない。

差し当たって、上の表に挙 げた代表的な12種類くらいを覚えていれば、たいていは間に合うはずだ。

これを知って いるだけでもワインの楽しみは奥行きの深いものになる。

行き当たりばったりではなく、 ある程度ではあっても、自分の好みでワインを料理に合わせることができるようになるか らだ。

さて、続くぺージでは、実際の料理を取り上げて、どんなワインを合わせればいい かを具体的に考えてみることにする。

言うまでもないことだが、人間の結婚と同じように 、正解はひとつではない。

それが、料理とワインの組み合わせを考える悦びをより深いも のにしてくれる。





◆MEAT・赤ワインの独特な渋みが、肉の旨さを際立たせる。 ジャンプする。

◆PASTA・美味しい白ワインで小麦粉の香りを楽しむ。 ジャンプする。

◆FISH・レモンが欲しい料理にはソーヴィニヨン・ブラン種 ジャンプする。

◆JAPANESE・土の香りのする赤ワインと焦げた秋刀魚の出会い。 ジャンプする。




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