身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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ひじき





◆(薬効)


・貧血

・便秘

・老化防止




○値段は安いがさまざまな薬効があり、料理を工夫してもっと食べたいミネラル食品




●海中では黄褐色、乾燥すると黒色になる


 ひじきはヒズキモ、ナガヒジキなどともよばれる褐藻類ホンダワラ科の海藻です。
日本、 朝鮮半島南部、中国沿岸に広く分布し、とくに太平洋沿岸で多く採取されます。
30cm から1mほどにのび、小さな枝と葉をつけたものを、3〜4月に刈りとります。
海中にあ るときは黄褐色ですが、採取して乾燥させると黒くなります。

 スーパーなどで売られて いるのは、長ひじきと粉ひじき(芽ひじき)の2種類で、粉ひじきのほうが一般的です。




●五目煮以外にも目先の変わった料理を作って、もっと食卓に登場させたい


 ひじきが栄養分に富んでいることは知っていても、あまり食べる機会がないという人は 、料理法を知らないからではないでしょうか。
ひじきといえば、ひじきの五目煮が代表的 な料理。
でも、たまには料理法を変えてみると、もっとたくさん食べることができます。

子どもむけには、ひじき入りの卵焼きが喜ばれます。
また、君い女性なら、ひじきのサラ ダもいいでしょう。レタスやきゅうりなど生野菜をブラスし、ドレッシングをかけます。
ひじきの白あえさかななどは、酒の肴にもいいものです。

買うときは、できるだけ黒っぽ く、つやのあるものを選びます。
干しひじきは、調理する前に砂がついていないかどうか たしかめます。よく水洗いしてからもどす作業にかかりますが、水につけておくのは約1 5分。これでほぼ5倍の量にふえます。
生のひじきは、さっと洗えばすぐ調理にかかれま す。煮るときは、前もってごま油で炒めておくと食べやすく、しかも栄養分を吸収しやす くなります。




●カルシウムをたっぷり含み、子どもや妊産婚にうってつけ

 ひじきもわかめと同様に、比較的浅い場所にはえているため、太陽の光を受けて葉緑素 を多くもつ海藻です。
「海の野菜」「海のほうれん草」などとよばれるゆえんでしょう。 とくにひじきは、カルシウムを大量に含みます。
干しひじきのカルシウムの含有量は、な んと100g中1400mg。この量は牛乳の約14倍にもあたります。

成長期の子ども や妊産婦には、ぜひおすすめしたい食品なのです。
カルシウムには、神経をやわらげるは たらきもあります。




●貧血からくるだるさを治す


 また鉄分が多く、100g中55mgもあります。
ほうれん草の約15倍に相当する数 字ですから、いかに多いかがわかるはずです。
貧血ぎみの人は、ひじきを食べていれば疲 れやだるさが解消され、血色もよくなってくるでしょう。




●便秘を治し、老化を防ぐ食物繊維

ひじきに含まれている食物繊維はテングサについで多く、100g中に35.5gもあり ます。
この食物繊維には整腸作用があるため、便秘に効果があり、老廃物を排出してくれ るので、老化を防ぎます。




●ヨードは体内の代謝をスムーズにする。


もちろん、ヨードも含んでいます。
ヨードはアミノ酸のなかのチロシンと結含して、チロ キシンという甲状腺ホルモンをつくります。
このホルモンは新陳代謝をよくする大事なホ ルモンで、不足すると体温が低下したり、イライラがおきたりします。

また、ひじきには よぶんな脂肪を燃焼させるはたらきもあります。
ノーカロリーなので、美容食としても最 適といえます。




●干しひじきは、常備しておきたいミネラル源

 このように、カルシウム、鉄、ヨードなどの豊富なひじきですが、うれしいことに乾燥 したものは長期間保存しても、ミネラル分が変化することがありません。
戦国時代、いつ 兵糧攻めにあうかもしれない城では、城内のたたみのなかに干した海草をつめて、いざと いうときにそなえたというほどです。

干しひじきは、昆布などにくらべ調理時間も短くて すみ、しかも一食でかなりの量を食べることができます。
手軽な家庭のミネラル源として、 いつもストックしておきたいものです。









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