身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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レクチン
■レクチンは体内でこんな作用をします。
・免疫系を活性化させる。
・赤血球を凝集させる。
■レクチンはこんな人におすすめ
かぜをひきやすい人 担嚢炎・胆道炎の症状のある人
■レクチンを多く含む食品
いんげん豆
レンズ豆
なた豆
じゃがいも
大豆
アメリカやまごぼう
■豆類に多く、免疫機能を活性化する。
レクチンには免疫系を増強、活性化する作用があります。
近年は、この免疫活性化作用に
よって、ある種のレクチンはがん細胞の増殖を抑制できることも明らかにされました。
豆
類や一部の野菜に多く含まれています。
幅広い材料からレクチンを見つけようと研究が重
ねられた結果、ほかにも細菌、カビ、軟体動物、魚介類の血清、哺乳類の組織などからレ
クチンに似た物質が発見されています。
■細胞膜表面の糖と結びついて、細胞を強化する。
レクチンには赤血球を固まらせる作用があることから、植物以外のものからも同様の物質
が発見される以前は、植物性赤血球凝集素と呼ばれていました。
人間のからだは多くの細
胞によって構成されていますが、これらの細胞を包んでいる細胞膜の表面には、糖タンパ
ク質や糖脂質があります。
これは結合に糖を含むタンパク質や脂質、つまり糖の複合体で
すが、レクチンはそれと特異的に結びつくことができ、この細胞を活性化させます。
糖の
複合体に作用してそれを凝集、沈殿させる活性をもっているわけです。
その結果、有害な
細菌などの微生物にダメージを与え、体内で増殖するのを防ぎます。
これと似たようなは
たらきをするものに、免疫によってつくられた抗体があります。
しかし抗体の場合は、凝
集や沈殿させる対象が、外部から侵入してくる細菌などの抗原であるところに違いがあり
ます。
レクチンの作用を受けた細胞は、種々の可溶性物質をつくり出したり、細胞を分化
させる、免疫グロブリンをつくる、などの方法で免疫の機能を高めます。
■レクチンを多く含む食品