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写真コモンタイムの花コモンタイムの葉レモンタイムの花
学名等[学名]Thymus vulgaris[英名]Thyme[和名]タチジャコウソウ
特徴地中海沿岸地域原産のシソ科の常緑小低木。
地上高は約30センチメートル
利用部地上部
育て方種から育てる場合は、4月中旬頃に蒔き定植するようにします。(秋蒔き可)
定植する場所は、風通し・日当たり・水はけがいずれも良いことが条件、したがってプランターでも十分栽培することができます。プランターで育てる場合、梅雨時は直接雨が当たらない場所、例えば軒下などの場所、で日当たりが良い場所に移して育ててください。
タイムは耐寒性があり関東以南であれば露地で越冬させることができ、一年中利用できるハーブです。
殖やし方は、春や秋に挿し木や株分けによって行いますが、夏の終わり頃に実生で大量に発芽し大きくなるので、それを移植してもよいでしょう。

1999.4.12 Q&A(Visitorからの質問に対する回答)
  1. 種まきは4月から5月にかけてがいいのですが、気温に地方差がありますので、そこらへんを考慮して下さい。ただ、タイムの発芽温度(摂氏20度程度)が保てれば、種を蒔いてから10日程度で発芽します。
  2. 種まき用の用土ですが、種がかなり細かいこともあって、畑に直接蒔いても良いのですが、むしろ平箱などにばらまき(覆土はしない)して芽が密なところを間引きながら成長させる方がいいでしょう。 平箱に用いる土は、腐葉土を細かくしたものにバーミキュライトを3分の1程度混ぜ合わせたものを使用して下さい(黒土なども混ぜ合わせても良い)。
  3. 発芽をして、双葉が開いたところで、芽が密な部分は間引きをし成長にしたがって一定の間隔を保つように少しずつ間引きをしていきます。
  4. 条件が合えば、1ヶ月後には数センチメートルにまで成長しますので、後は、畑に30cm間隔で移植します。移植する場所は日当たりが良くかつ水はけが良いところを選んで下さい。 また、できれば、畑には半月くらい前に完熟堆肥をある程度漉き込んでおいてください。
  5. 夏以降に収穫できますが、株がシッカリしてたくさん小枝が出てくる2年目以降に収穫したほうがいいと思います。丁度2年目以降の初夏頃に白〜ピンクの小さな花をたくさん付けますが、花の付くころに収穫も兼ねて風通しを良くし、梅雨時対策をしたほうがそれ以降の成長にも良いと思います。

利用法一般的には調理用として用いますが、一方では消化を助けたり、喉などにも良いハーブとして知られています。
料理では主に肉料理や煮込み料理時のブーケガルニにして用いることが有名です。また、魚などの料理のときは腹に詰めることで臭みを消す効果があります。
ハーブティーで用いる場合は、発汗作用がありますので風邪を引いたときなどによいでしょう。
Recipe岩魚と山女の香草ホイル焼きイワシのローズマリー焼き
その他我が家では、やはり調理用を中心として使いますが、現在30株ほどあることから、夏場は花の咲く頃に大量に収穫し、リースやドライフラワーなどに用いています。もちろん、ハーブビネガーやペーストなどにも利用しています。
タイムは非常にたくさんの種類があります。(※)
成 分サポニン、フラボノイド、タンニン等
作 用殺菌、利尿、創傷治癒など
参 考ヨーロッパでは昔から「勇気のシンボル」として用いられてきたハーブです。
追記
その1 2000.4.29

 4月の最後になって、Thymeが咲いた。
 昨年の開花が4月28日だったので、今年も同じ日に開花となったわけである。

4月29日、午前9時40分、自宅庭にて撮影。天気:快晴  先週日曜日(23日)に桃紫の蕾みが見え始めたものだから、かなり早い時期に開花すると思ったのだが、その日曜日の午後に雹が降り気温の低下で開花は先送りとなってしまった。水曜日の夕方に確認したところ殆ど開花直前という状況だったのだが、木曜日の夜半、大量の雹が降りこの日も気温が一気に低下して、結局28日夕方に開花が確認できた。

 一昨年の夏に、畑で育てているタイムが増えすぎたので、その一部を庭に移植したのである。いくつかの条件、すなわち水はけ・日当たり良好という絶対条件にマッチする庭の場所としては、南側の道路際の場所しかないと考え、ここに数株植えたのである。
 結果的には、この場所が実に良かったのである。道路との境で幅15センチ程度のコンクリートを打ってあるのだが、ここの上に葉が広がり、水はけが良く乾燥しているので、どんどんと枝が伸び始め、今はそれぞれの植えた場所でまさに「一叢」のという程度まで成長している。

我が家のハーブ酒  もう少し暖かくなり、フェンネルやオレガノなどに花が咲き出す頃に、これらのハーブとあわせて、ハーブビネガーを作る。大量に作るのである。

 もうひとつ、これはフレッシュハーブを使って作る「タイム酒」である。ちょうど花が咲き始めたこの時期が第1回目の収穫の時期になるのだか。この新鮮なタイムを使って作るタイム酒は“なかなか”のものなのである。
 作り方は、先ず材料としては    
    フレッシュのタイム15〜20枝
    グラニュー糖50g
    ホワイトリカー1リットル。
 タイムは塵を落とす程度に水洗いをし、良く水気をきり、適当な大きさの壜を選んで、グラニュー糖とホワイトリカーとともにつけ込みます。タイムは1ヶ月程度で引き上げて、更に2ヶ月ほど熟成させてください。これで完成となる。


その2 2002.12.8

毎年真冬になると使えるハーブが少なくなる。
 もちろん乾燥したものはある程度ストックしているのだが、時に生を使うことがある。
 最近はハーブもかなり一般に使われるようになったのかスーパーやデパートの野菜売り場の一角に新鮮なものが置かれていることが多い。今日も近くのスーパーにいってみたのだが、バシル、香菜、タイム、セージ、ミントと比較的種類もそろっている。
 ただ、料理をしている最中にどうしてもハーブが必要になったときなどはわざわざ5kmも離れたスーパーにハーブを買いに行くわけにはいかない。そんなときに便利なのが庭のハーブである。

 そんな便利なハーブのうちのひとつがこのタイムである。
 冬場に使えるハーブはかなり限られてしまう。常緑のハーブではローズマリーとタイムである。冬に強いハーブがチャービルとパセリなどである。このほかに無理をして使おうとすれば使えるのがオレガノにレモンバーム、そしてフェンネルである。ミントなどは寒さでかなり矮小化してはいるものの使うことはできる。

 タイムはブーケガルニには欠かせないハーブである。穏やかな香りがとても素晴らしく、冬の庭から月桂樹の葉を2〜3枚毟り取ってこれにタイムとパセリを蒔きタコ糸で縛ってしまえばもう立派なブーケガルニの完成である。冬場に作ることが多い煮込み料理には欠かせないものである。
 このタイムは畑でもほんのわずか植えてあるのだが栽培の主力は庭に植えてあるものである。一般的には植え替えて2年目ぐらいから利用することができるようになる。そして数年たったところで株分けなどで更新していく。それでタイムの栽培は十分なのである。
 我が家のタイムは春に花が咲くとこぼれ種でどんどん増える。庭の前にあるアスファルトの道の境目にわずかな土があるのだがそこにタイムの種が落ちてわずかな隙間で自生しているのである。つまり条件さえ整えば何処でもかってにどんどん増えてしまうのである。栽培に手がかからないということは、実にありがたいことである。かってに生えて勝手に花が咲き勝手に増えてしまう。
 タイムは実に種類が多くて香りもいろいろ異なったものがあるという。これからはタイムのいろいろな種類を集めてみても面白いのではないかと思うのだが・・・。


その3 2006.5.15

 この時期にかなりの数のタイムの花の写真を撮った。もちろんデジカメでの撮影である。
 撮ったあとは当然にパソコンでの処理となる。

 これら、50枚くらいの写真を眺めていてあることに気が付いた。
 それは蕊が2種類あるということである。
 今回はタイムの花の拡大したものを左右に配してみた。
 左のタイムは蕊が花の真中からスッーと伸びていて、この写真ではちょっとわかりにくいのだが、先端は左右に二つに分かれている。そして、写真を良く見てもらいたい。花の中の蕊が伸びはじめてているあたリの両側に二つずつ花粉のついた雄蕊が控えている。が、この花は開花から花が終るまで、雄蕊は伸びてこないままの状態で終わってしまうのである。
 ところが右の写真のタイムの花をみると、花の中央から伸びる雌蕊は未だ伸びきれていない。その代りに両側の雄蕊がスッーと伸びて先端が淡い赤紫色となって花粉部分であることがわかる。花弁の形はほとんど同じである。またこの写真では見ることができないが、葉の形も同じである。

 で、全てが同じかと言うと、ほんの少しだけ異なるところがある。
 それは、左の写真は以前に紹介したことのあるいわゆる石垣タイム。つまり匍匐性のタイムであって、右のタイムは立性のタイムなのである。
 これだけの違いで、花の蕊の形が変てしまうというのも不思議である。
 我が家では、この写真を見て、これは異なる種類のタイムである、という意見と、タイムの雌雄別種ではないかという意見が対立している。いずれも花の咲いた直後に撮影したものであるから、例えば右が咲き初めで、左が咲き終わる頃のタイムであるということにはならない。
 タイムの花の時期が終わるまでの間、ちょっとタイムなんてことを言いながら、我が家の論争は続きそうである。


その4 2008.7.20

 今年はレモンタイムの成長が実に良い状況になっている。  これも、昨年春の移植組みであるが、移植した昨年は元気なくすごして今の時期でもそれほど瑞々しい状態ではなかった。
 それでも夏の後半にはいつものようにピンクの花を付けてくれて、秋の終わり頃には実生での発芽がある程度確認できたので、翌年への期待も高まったわけだ。

 結局、冬が終わったところでこのレモンタイムの整理を行った訳だが、昨年移植したレモンタイムの3分の2が枯れていて残った3分の1も根が浮いていたり、あるいはランナーで伸びているようになっていつだけで、生気の失われつつあるものが目立った。春はこんなハーブの手入れをするのに絶好の機会であることから、レモンタイムのだめになった枝や、あるいは生気を失ったところを丁寧に取り除いて、昨年に芽を出したものが成長しやすいように回りにあった雑草なども刈り取っておいた。
 その結果、いつの間にかこのレモンタイムはしっかりと根を張り勢力を拡大しつつ、自分の住みやすい環境を整えていったようだ。
 気がつけば、畑と道路の境を埋め尽くして、道路の上にまで勢力を伸ばしてきているのである。
 タイムはこれ以外にコモンタイムを畑と自宅庭で育てているのであるが、自宅でのの生育環境は最良で、「石垣タイム」なんて言葉で表現しているように、乾燥した温かさな夜まで残る場所をタイムは好むのである。もちろん、根はしっかりと水分をつかめるところにある必要があるわけだ。この畑のレモンタイムも考えてみれば庭と似た環境となっていて、生育のための条件は十分のようである。
 タイムが密に生えると、その中に雑草が入り込むのは容易ではない。したがって、下草、グランドカバーとしてこの匍匐製のレモンタイムを植えることはなかないい方法で、雑草取りからの解放、ピンクの可愛い花の観賞、レモンとタイムを混ぜ合わしたような香りを楽しむことができるということで、ホームセンターなどでレモンタイムを見つけたら、是非一鉢はゲットしてみてはいかがだろうか。

 それにしても、このレモンタイム、移植前までは斑入りの面白いタイムであったのに、気がついたら「斑」はなくなってしまっている。
 ある程度生育環境が変わったからかも・・・と思ってはいるのだが、もうしばらくは斑入りのものが本当になくなってしまったかどうか時期を置いて確認する必要がありそうだ。


その5 2021.4.16

散歩から帰宅後、シャワーを浴び、気になっていた庭の花を観察に。
何かといえば、10日ほど前に開花したタチジャコウソウである。
こんな和名難しすぎてわからん!人には「タイム」という名前のハーブである。
それでも??とい場合はサイモンとガーファンクルの「スカボローフェア」の歌詞に出てくるハーブである。

まだ満開とは言えないのだが、蜜を求めてハナアブやミツバチなどが集まり始めている。

スカボローフェアの歌詞は
Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary and thyme
Remember me to one who lives there
For once she was a true love of mine.
である。

意味はよく分からんが確かにタイムが歌詞にある。
ハーブ好きの自分にとっては、パセリもローズマリーもセージも大好きだ。

花が小さいので少し近づいて撮ってみた。
花の色がピンクの濃い品種があったのだが、いつの間にか消えてしまった。
ただ、雄蕊がピンクのものが残っているはずなのだが、まだ咲き始めていないようだ。

和名は表題のようにタチジャコウソウである。
漢字は「立麝香草」と書き、「ジャ」の部分が難読で難解である。

「麝」

という漢字である。

最後に花を接写。
地中海沿岸を原産とする小低木である。
西洋料理の煮込み料理などに香り付け、匂い消しなどに使う「ブーケガルニ」の材料の一つである。

一昨年は若い枝を使って「タイム酒」を作ったのだが、香りも味も慣れないと厳しい。
ハーブ酒なのでそれなりに効用もあり呑めるのだが、他のリキュールで割るとか、あるいは魚料理・肉料理に隠し味として入れたほうが良いのかもしれない。

また、生葉はハーブティとしてもイケるのだが、これはレモン系の香りを持つ「レモングラス」、「レモンバーム」、「レモンヴァーベナ」などの方がすっきり感がある。
まあこれらと混ぜても良く、いろいろに使える貴重なハーブである。

それにしても「卒業」のラストシーンは衝撃的であったし、背後に流れるサイモンとガーファンクルの「The Sound of Silence」も印象的だった。
もう50年以上前の映画である。


その6 2022.6.8

今日は久し振りの晴れである。

それでも、午前9時頃には全部の家事を終わらせて、9時半から40分弱の散歩に行ってきた。

帰ってくると、庭のコモンタイムが満開となっていることに気が付いた。

これは南側の植えてあるタイムである。
花の色はややピンクなのが特徴だ。

タイムの花は小さい。
直径は5mmに満たない。
しかし、たくさん咲くことで華やかな感じさえあるハーブである。
ハーブとしての利用はブーケガルニなどのほかにも魚料理やポテトなどとも良くあう。
ハーブティーとしても飲めるが、これは好みの問題もある。
自分としてはちょっと変わったところで「タイム酒」がおすすめである。

このタイムを横から見ると

←といった感じでスーと伸びた蕊の長さが目立つので、すっきりした花に見える。
ところが、正面から見ると

これはカワユイ花といった類のものとなる。


『そうだ、今日は天気も良いし、花ざかりのタイムを摘んできて、タイムのハーブティを楽しんでみようではないか!』
ということで、思いついたが吉日なので、早速、タイムを収穫してハーブティーにしてみた。

今回は面倒な量を測ったりはしていない。
思いつくまま、すべて適当で対応している。
実際の量は分からないのだが、それは画像を見て推測してもらいたい。
先ず、タイムである。

ざっとこの程度の量である。
枝の下の葉がやや茶変している部分は取り除いているのでそれほど多くはない。
まさにフレッシュハーブである。
枝から切り離している時や、流水で洗っている時にはタイムの独特の香りが立つ。
ハーブを栽培していて良かったと思える瞬間である。

そして水を切った後のタイムを、ティーポットの内側の容器に入る長さに切り揃えながら入れていく。
今回は4cm程度か?

全体の量はこんな感じである。


これに沸騰してない熱湯を注ぐ。(湯気でカメラのレンズが曇ってしまった m(__)m )

ピッチリと蓋をして待つこと約3分・・・。
この短い時間で、香り、精油分を抽出するのである。

そしてティーカップに注いだものがこれだ。

香りはタイムそのものの香りで例えようがない。
味もこれと言って強く感じるものはない。
自分としては、タイムの香りのティーとして受け入れることができるのだが、やや癖があるので、好きになれない人もいると思う。
レモングラスやミントに比べれば香りが独特である。

そのタイムのハーブティを飲みながら、ふっと庭を見たらアップルミントが大量に育っている。
次回は、暇があったら、アップルミントティを楽しもうと思っている。

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