タイムの開花とタイムティ


庭のタイムが花をつけだしたのは1週間ほど前の4月13日である。
タイムの開花の時期としては早い。 例年だと早くて4月20日あたりから咲き始め、盛期は5月連休となる。

この4月13日と言う日を確認すると、同じ日にタイムの開花があったのは2002年となる。
あの夏の暑い日々を過ごした2002年で、ヨーロッパでも酷暑であった年だ。

今年は上記のように4月13日に開花を見つけたのだが、その時には既にいくつも花をつけていたので実際の開花日は4月12日とか11日かもしれない。 もしそうなら、今年の夏はかなりの暑さになりそうである。

タイムは日当たりの良い比較的乾燥しがちな場所を好む。
現在開花しているのはコモンタイムである。
その隣に未だ開花していないシルバータイムがあって、更に、庭の中央に植え替えたレモンタイムがある。
時期的には、シルバータイムはコモンタイムの後を1〜2週間遅れて開花するのだが、今年はまだ蕾が上がってきていない。

そしてレモンタイムは5月後半に花をつけ始める。
レモンタイムは今年3月に移植したので、多分花は咲かないだろうと考えられるのだが、もしかしたら8月の炎天下の下で開花するのかもしれない。
かつて、畑にレモンタイムを大量に作った時に、春先の移植に耐えて、8月に開花したことがあったからだ。

と言うことなのだが、最後は比較的アップの写真を載せてみた。

利用がっては・・・
ブーケガルニ
タイムティ
他の香りの強いハーブと併せて焼き魚料理
タイム酒
タイムビネガー
等々あるのだが、比較的くせの強いハーブなので、自分としては利用はそれほど多くない。

そうだ!明日にでも若い葉茎を使ってコモンタイムティを作ってみよう\(^o^)/


と言うことで、翌日、それを実行に移してみた。

先ずはタイムの採取である。

今回は庭の東側のタイムを利用することにした。
この木質化したもので、すこし花を着けだした枝を採取してみた。

持ち帰って確認するとこんな感じである。

かなりの量であったので、使う部分と使わない部分に分けて、使わない部分はキッチンハーブとして台所の窓ぎわで水栽培することにした。

そして、若い茎が伸びている大体15本くらいを10cm程度に切って流水で洗って塵を落とした。

キッチンペーパで水気を取って重量を測ると、およそ3g程度であった。
この時点で、タイムの独特の香りがする。

そしてこの茎をさらに半分に切ってハーブティ用のガラスポットに入れてみた。


そしてこれに熱湯を注ぐ。

この状態で待つこと3分・・・




3分が経過したところで、色が分かる白色のカップに注いでみた。
う〜ん、チョット色が違うなぁ。
もう少し透明感があるんだが・・・。

止むをえずガラスのカップに注ぎなおしてみた。

まさにこの色である。

香りはタイムの香りそのもの。
味はほどんと無いのだが、口の中にタイムの香りが広がる。
喉ごしの香りが鼻に抜ける。

自分としては何も問題もなく美味いハーブティとして楽しむことができたが、かなり個性的な香りなので、好き嫌いが分かれるところであろう。
レモン系のハーブ(レモンバーベナ、レモングラス、レモンバーム)などに慣れていると、チョット「?」と感じるハーブティである。
消化にも良く殺菌作用もあると言うことなので、今の自分にぴったりのティである。




編集後記

 回復
 直腸がんの手術を受けたのは去年3月18日である。
 その時に「人工肛門}を造設し、ストーマ装具を装着する煩わしさが始まった。
 3日に1回程度の割合でストーマ装具を交換することが必要である。
 交換は簡単なのだが、問題はそれがちゃんと張り付いて2泊3日程度持つかと言うことである。
 メーカーの指針では中4日〜6日で交換となっているのだが、なかなかそこまで持たせるのが難しい。
 極端な場合、一日に3度も交換したこともあった。
 ところが、今年3月になって担当医師の方から「そろそろ1年も経つのでストーマを元に戻しましょうか。」という話があった。
 まだまだ当分ストーマ装具と付き合わねばならないと思っていた自分にとっては超朗報で、一切を先生に任せることにした。
 そして4月4日入院。
 4月6日「人工肛門閉鎖術」という手術を受けた。
 手術時間は1時間50分程度で、看護師からの呼びかけで目が覚めた。
 翌日から始まったリハビリの当初はきつかった。
 朝一番で理学療法士が来て簡単なリハビリ計画説明があった後・・・
 「先ず、ベッドに置き上がってみましょう!」
と言うことで痛い右腹を庇いつつ、何とかベッドに置き上がったところ
 「じゃあ、ちょっと立ってみて、トイレの場所まで歩いて下さい。」
と言う。
 『こいつは鬼か?』
と思いつつ、トイレの場所まで歩いて帰ってきた。
 初日はこれで終了で、あとは身体のストレッチなどの施術がなされた。
 翌日以降は毎日100m以上歩かされ、3日後には1kmも歩かされてしまった。
 そのお陰もあって、手術から5日目の11日の朝の回診時に担当医師から
 「明日以降、退院オーケー。」
というありがたいお言葉を賜った。
 と、言うことで翌4月12日に退院することができた。
 これで1年以上続いた直腸癌切除に伴う人工肛門を閉鎖して、元の身体に回復することができた。
 取り敢えず \(^o^)/    


【更新状況】
今回でトータル632回目の更新、そして2023年になって第3回目の更新である。今回の更新はこのWhat’sNewが中心である。ただし、今月のハーブの写真をサラダバーネットにしたことも更新と言えば更新である。

【更新方針】
原則、時間があるときに更新すること。ただ、最近の傾向としてやや滞りがちになってしまっているので、ブログでハーブの話題を取り上げたときに、その内容を共有して更新していくことに方針変更することにした。それでも、基本は、無理せず、焦らず、自然流でいくことにしたいと思う。『中年の独立国ブログ版』も出来る限り継続的に更新していこうと考えている。



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