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写真果実(実)
学名等[学名]Ruta graveolens[英名]Rue[和名]ルー
特徴南ヨーロッパ原産のミカン科の常緑多年生半低木。高さは60cmから1m程度になる。初夏に黄色い花を付ける。
利用部葉・茎(地上部)
育て方水はけの良い石灰質土を好み、日の当たることが条件。
種は関東では5月連休以降に蒔くこと。覆土は3〜4mm程度で半月程度で発芽します。
また、挿し木でも殖やせます。この場合は種を蒔く頃から初夏にかけてがベスト。
実生でも増えます。
利用法我が家では、主に鑑賞用として栽培、庭に数株が植わっています。
その他ヨーロッパではかっては疫病に対する薬として解熱剤として利用されていたとのこと。
漢方ではヘビに噛まれたり虫に刺されたときの特効薬として利用されている。
成 分精油、アルカロイド、クマリン
追記1
その1 2000/1/29

 左の写真は2000年1月29日に我が家の庭で撮影した「ルー」である。
 一株を購入して植えておいたら、実生で庭のあちこちに発生し、夏に黄色のすばらしい花をつけるハーブである。
 ただあまり調理用のハーブとしては利用されていないようなので、我が家では、庭のいろいろなハーブの色のアクセントとして一年を通して青みががかったつやつやとした葉と、夏の可憐な黄色の花を利用している程度である。

その1 2000/5/27

ルー  今年は、このルーをゆっくり観察することで、いくつかのことがわかった。
 まず、花の咲き方であるが、当初は、ニ出散形花序と思っていたのであるが、確認の結果、散房花序であることがわかった。

 咲き始めの雄しべは花びらの中にしっかりと2組ずつ包まれているが、日の光を浴びて花びらからまず片方の雄しべが伸び始めるが、葯はまだ花粉はない。1〜2日すると花粉がつきはじめ、それに合わせるかのように花の中央部にある子房のなかから雌しべが伸び始める。受粉が終わるとこの雌しべは次第に短くなるのである。

 もうひとつ気がついたのだが、左の写真を確認すると、手前の花は4弁花、奥のぼやけている方は5弁花である。今年は太い各枝ごとに花の咲く状況を確認したうえで、更に昨年、一昨年の写真などもつぶさに確認した結果、それぞれの太い枝毎に咲くルーの花の場合、最初に咲く花だけが5弁花で、それ以外のものはすべて4弁花ということが確認できた。もちろん何故そのようになっているかはわからないが、これは面白いハーブである。

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