|
HOME | GARDEN | RECIPE | PHOTO | NEW | LINK |
写真イタリアンパセリ
学名等[学名]Petroselinum crispum[英名]Persley[和名]オランダセリ
特徴地中海東岸地方原産のセリ科の2年草。
草丈30センチメートル程度まで成長します。
利用部葉・根・種
育て方日当たりが良く、水はけが良い場所を選んで、春に種を蒔けば秋には十分に収穫可能となります(プランターなどでも十分に育ちます。)。覆土は5mm程度とします。
収穫量を確保したいときは、9〜10月の秋蒔きにすると良いでしょう。植える場所は1ヶ月程度前に1平方メートル当たり150gの苦土石灰を良くすり込んでおきましょう。
越冬が比較的容易なので翌年の夏までは十分利用することができます。花は2年目の夏から秋にかけて咲きます。
利用法調理用として色々な料理の添え物として利用。
バジルペースト・ブーケガルニには欠かせない材料
葉が縮れていない種類のイタリアンパセリは魚料理などに使います。
Recipe上記の通り、バジル等のペーストを作る時の必需品。ブーケガルニ。
その他利尿作用が強く尿酸を排出するといわれ痛風気味の人には是非食べてもらいたいハーブです。
ビタミンCと鉄分が豊富なハーブです。
参考古代ギリシャ時代から利用されたハーブとのこと。
成 分精油、フラボノイド、ビタミンA・C、鉄等
作 用痛風
追記1
その1 2007/12/30

 今回は、庭の植木鉢にあるイタリアンパセリの紹介。
 イタリアンパセリは、毎年、春から夏にかけて最初の成長があって、夏の終り頃に種を落とす。
 それが実生で発芽して、年を越すころから利用が出来るようになる。つまり、鉢の中で夏と冬の2期作を繰り返すことになる。
 この利用できるものが左の写真である。
 これは既に利用を始めているのだが、次々に葉を伸ばしてくる。したがって、ある程度、乱暴に使っても問題は無い。しばらくはこの鉢植えのイタリアンパセリに頼ることになる。しかし、使うはじめると高い頻度で使うことになるので、一定の時期が着たら、次の鉢の用意があったほうがよい。
 つまり、2鉢を交互に使うことで、使い過ぎを避けることが出来るのである。
 で、二つ目の鉢が右側のものである。まだ、かなり小さく利用することは出来ないが、こんな大きさの株が何株か植わっている。この株が成長する頃には、最初の鉢をそろそろ休ませる時期が来ているので交代させるのである。
 最初の鉢は栄養を与えて休ませることによって、春先に花を咲かせ種を持つ。
 そしてその種が落ちて、夏の収穫時期まで大きくなるという循環型のイタリアンパセリの利用法である。

 種は、結構多く落ちるので、鉢に限らず庭に広がることになるのだが、なぜか日の良くあたるところが良いとされているのだが、我が家のものは半日陰のところが育ちやすい。鉢だけに水遣りなどの問題もある。地植えで日向であればそれで十分に大地から水分と養分を吸い取って成長できるのであろうが、鉢植えだとどうしても水不足になりがちである。加えて、養分の不足も否めない。その結果としての半日陰好みとなったのかもしれないのだ。

 そういえば、畑で育てているイタリアンパセリは実に大きくなる。地上高は50cmを超える。 茎もしっかりとしていて、ちょっとサラダに・・・なんて思って太い茎葉を持ってくると、食感的にはかなり茎の硬さが気になるである。つまり燦燦の太陽を浴びすぎて葉も茎も元気すぎて硬くなってしまうらしい。


その2 2009/6/5

 畑のイタリアンパセリも大きく成長しているが、良く使うものは玄関脇に鉢植えにしてあるこのイタリアンパセリである。
 何年も前からあるのだが、こぼれ種ですでに何代かの世代交代をしている。

 畑だと、どうしても手入れのときや草取りのときに収穫することが多くなるが、玄関脇においてあれば、必要なときに手軽に利用することができる。いわゆるキッチンハーブということになる。
 花の利用はしないのであるが、開花時期の確認のため、いつも花穂を伸ばして花を咲かせるのである。
 今年の開花は5月25日、これが早いか遅いのかはしっかりとしたデータがないので判らない。まあ例年並みであろう。

 そして花が咲くといろいろな虫がやってくる。
 たまたま 写真を撮った今日は花アブが丹念に蜜を吸っているところであった。
 この花アブなどのおかげで、花は結実し、やがて熟した種となって地上に落ちる。そして半年から1年先にその種から芽が出て、また花が咲く。

 面白いもので、ハーブといわず植物の多くがこれを繰り返す。
 そして毎年同じ場所に同じような花が咲き、その植物にとって場所の条件があっていれば少しずつ数を増やし行く。
 もちろん逆もある。
 去年の秋から全く手入れをしていなかった庭や玄関周りではあるが、今年もいつもと同じように同じ場所に同じ植物が伸びてきて、そして花をつけている。
 そろそろ、梅雨を前にしてジャングル状態になってきた我が家の庭をすっきりとさせる必要がありそうだ。

ページトップへ