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写真その他
学名等[学名]Foeniculum vulgare[英名]Fennel[和名]ウイキョウ
特徴地中海沿岸原産のセリ科の多年草。地上高1.5m。
利用部葉・茎・果実・根
育て方日当たりが良く水はけが良い土地に直接種を蒔くこと(移植を嫌う)。もちろん肥沃な土地が良く、種を蒔く前には1平方メートル当たり150g程度の苦土石灰を施し、良く耕して堆肥などを十分に漉き込むこと。
一旦成長すると、冬に地上部がすべて枯れても、翌年の春、再び緑の新芽を出し大きく育ちます。
利用法主な利用法は、魚料理やサラダ(太い茎の部分や細い葉の部分)、ハーブティーなどです。
Recipe等山女と岩魚のホイル焼き秋刀魚のトマト風味フリッターハーブのポテトサラダアジのハーブ薩摩揚
収穫どんどん大きくなるのでいつでも収穫できるようになります。種の収穫は、秋に熟してからが良いでしょう。また、根は晩秋に塊茎を収穫するときに併せて収穫します。
参考我が家では畑で一畝分栽培しています。
庭は冬でも北風がよけられることから、一年中利用することができます(冬は収穫量は落ちる。)。
種子は茴香といい、漢方で去痰、駆風等に利用されている。
種類としては、一般的なスイートといわれるものと、葉がやや赤味がかったブロンズ、主に茎を利用するフローレンスなどがある。
成 分アネトール、必須脂肪酸、フラボノイド、ビタミン等
作 用利尿・駆風等
追記1 2000/1/29

フェンネル、庭にて撮影  左は2000年1月29日、我が家の庭で撮影したフェンネルである。

 朝日を浴びて輝いているのだが、サラダや魚料理などに、昨年暮れから使い込んだこともあって、さすがに哀れな格好になっている。

 庭に2株、畑には昨年末に実生で大量に芽が出ており、現在残っている数株と合わせて、今年は大量に使えそうなハーブである。

 昨年はディルに替わりにハーブビネガーを作るときに大変重宝したものである。清々しい香が命のハーブでもある。

追記2 2000/5/20

フェンネル  ←の写真は、ボヤッ〜としていてわからないのだが、フェンネルである。
 普通のフェンネルである。フローレンスフェンネルだと茎がふっくらと膨らんでいて水分が多く、この茎を利用したサラダもできるのだが、それはできない。先週もこのコーナーで紹介した通り5月になってから既に収穫期に入っており、ハーブビネガーを作るために大量に利用し始めた。若い細い葉はサラダなどにも利用でき、また、葉茎は魚料理の臭みを消してくれるので、大量に使うハーブである。
 花期が終わるとしっかりと種がつき、スパイスとしてそのフェンネルシードもかなり収穫できるので重宝するハーブである。畑に植えてあるものについては、冬季の利用はかなり難しいのだが、庭にある分については、北風をよけることができるので真冬でも十分に成長しているため生を使うことができる。先日、カツオのたたきにフェンネルの若葉の微塵切りを振りかけ(もちろん他の香味野菜も利用)て食べたところ、これはこれで西洋風カツオのたたきとなって、大変美味しかったものである。

追記3 2001/6/16


 今、増え過ぎで困っているのがフェンネルである。

 大きな一株がいつのまにか大きな数株になって、今日現在は草丈160cmくらいまで伸びてきている。葉も花も爽やかな香で好きなハーブのひとつである。
 実際にこのハーブを利用するのは、魚料理などのにおい消しが中心となる。
 ただ、そんなに毎日魚ばかり料理しているわけではなく、週に2度程度しか利用しないことになる。また、大量に使えるのでハーブビネガーにもどんどん利用しているのだが、一回でたくさんハーブビネガーを作るわけにはいかない。
 したがって実際の消費量はあんまり多くない。ただ、他の使い勝手としては、食関係ではサラダやピクルスなどに、あとは花と葉を切花にして利用している程度である。

追記4 2001/10/13

 久しぶりに畑にに行ってみると今花が咲いているのはフェンネルだけであった。

今年、最後となるフェンネルの花、2001.10.13撮影  春先からずっと使いつづけていたフェンネルである。そろそろ終りとなるのだが、実はこのままの状況で越冬するのである。花は今咲いているのが最後となるのである。花の後には種が出来、それが地面に落ちて、実生で年末ころに発芽して越年をして、来年は更に一面にフェンネルが広がるのである。
 そんなフェンネルを撮影していると、フェンネルの上に蟻が登ってなにか一生懸命頑張っている。さっそくマクロの撮影に切り替えたところ、こんなに綺麗な形で、写真を撮ることが出来た。

 わが国ではフェンネルはハーブとして畑などで栽培しているのが普通だが、ヨーロッパなどでは野生化して、道端などにもけっこう雑草のごとく生えているといわれている。気候や環境が違うのであろうかと思っているのだが、このハーブが野生化していたらかなり楽しいのではなかろうか。
拡大するとこんな大きい蟻さんが一生懸命になにかをしていた、2001.10.13撮影
 普段チョット魚料理を作るときに、外に出ればそこにフェンネルが自生していて、誰にも気兼ねせずにフェンネルを摘んで臭い消しとして使ったり、生をそのままサラダにしたりといろいろ使えるのである。もちろん花が咲けば切花としても利用できる。
 こんなヨーロッパはやっぱりハーブの故郷であると改めて認識したのである。
 ハーブの多くがヨーロッパ、特に地中海沿岸の原産が多い。セージ、オリーブ、コリアンダーそれにラベンダーなどがその代表なのだが、本当に数を数えれば大変な数のハーブが、この地中海沿岸を故郷としている。
 ハーブは香草とか薬草とか日本語に翻訳されている。
 気軽にハーブと我々は言っているが、本当は長い時間をかけて、多くの人々の間でその利用方法が確かめられてきた植物で、更にその中で民間薬として、あるいは調味料として認められたものではないのだろうか。つまりハーブとは人間の生活に役に立つ植物ということであろう。
 と言えるのであれば、「効草」とか「役草」のほうが同じ発音でもぴったりしているのではないだろうか。

追記5 2002/2/3

 プロヴァンスから送られてきた料理用のフェンネルシードを植木鉢に蒔いておいたらいつのまにか芽が出てヒョロッと伸びてきた(写真左)。

 国内で入手する料理用のシードの多くが発芽しないような処理を施されているのでまさに料理にしか使えないのである。
 それと比べるとこのシードは偉い。食用で売られているのに土に蒔けばちゃんと芽を出すのである。遺伝子処理やら薬剤での処理により種として役に立たない「種」を食用として販売するのはちょっとやり過ぎではないかと思う。
 この種をばら撒いた植木鉢は居間の中でも最も日当たりの良い場所に置かれている。居間は常に暖房が効いていることから深夜や夜明け前の一番寒くなる時であってもせいぜい10℃を保つ。もちろん昼間は、太陽の陽射しが強く20℃を大きく上回るようになる。ストーブの温度設定は常に20℃が上限になるようにしてある。

 右の写真がそのフェンネル・シードである。
 現在は保存のために密閉した壜に入れてあるのだが、壜の蓋を開けるとフェンネルの爽やかで甘い香りが広がる。ラベンダーと共にプロヴァンスの香りである。
 そのフランス・プロヴァンスでのフェンネルの利用は白く肥大した根本に近い部分を中心にしているようである。この肥大した茎を野菜感覚でサラダにするなどしているとのことである。もちろん繊細な葉の部分も十分に利用はされていると聞く。茎が肥大するタイプのフェンネルは種類からいえばこれは「フローレンス・フェンネル」ということになる。

 フェンネルは地中海沿岸を原産地としているので、フランスやイタリアなども原産地の一部と考えてよいのではないかと思う。
 海に近い地方を原産とするのならば当然海産物、つまり魚料理等に利用されることは当然である。フェンネルはセリ科ということもあって魚の匂い消しにはとても重宝するハーブとなっているのもそんな訳があってかもしれない。
 今まで我が家で育ててきたのはスウィートフェンネルだけである。したがって利用は葉だけに限られていたが今年はもしかしたら茎をサラダ感覚でしてむしゃむしゃと食べることが出きるかもしれない。もちろん葉も生でも食せるので、夏のサラダはフェンネルを含めたハーブがふんだんに使われるのであるのだが。

 まあ、とにかくこの生まれたばかりの芽が本当にフローレンス種かどうか、しばらくはじっくりと観察することになりそうである。

追記6 2004/8/29

 今年は2種類のフェンネルを育てた。
 ひとつはスウィートフェンネルで、もうひとつはフローレンスフェンネルである。
 スウィートはもう何年もの間、畑で栽培しているものだから、厳寒の冬の一時期を除いてはいつでも利用できる状態となっている。魚料理や、サラダなどに利用をするし、花は切花として部屋を飾ることになる。

 一方、今年、新たに種を取り寄せて育てたものがフローレンスフェンネルである。
 これは始めから、鉢植えとして、20cmの深底の鉢にたっぷりの肥料を施して種を蒔いてみた。
 蒔いたのはわずか3粒。
 100%の発芽である。
 これが順調に育ったことは言うまでもない。
 種についていた説明書通りに、根元の茎が肥大化してきて、この部分がサラダにとて食べると薫り高く美味いところだと楽しみながら育てたのである。しかし、今、気がついてみると、根元の茎はスウィートと同じように細くなっているし、もちろんそんなに細くなった茎が柔らかい香味野菜として利用できるはずもない。

 いろいろと原因を考えて見たのだが、これは多分・・・、栄養不足と水不足がその原因だと思うようになった。
 というのも、当初たっぷりの肥料で栄養を充分に与えていた時にはふっくらと育ったフェンネルである。途中、葉の色つやが悪くなったため新しい土を鉢に追加したところ、しっかりとした緑色に戻りとかもドンドンと葉を伸ばすようになった。これが7月の初旬である。

 その後は、連日の暑さから水はたっぷりやるのだが、追肥的な栄養をやることはしなかった。問題は、実はこの「たっぷりと与えた水」に問題があったのかもしれない。鉢栽培であるので、たっぷり水を与えれば、水と共に栄養分がドンドンと流れていってしまう。これが7月中旬から下旬にかけての出来事である。
 そして、その後は、会社も忙しかったということもあったのだが、加えて晴天の日が続いたことも原因の一つである。毎朝一番でたっぷりの水をかけて会社に行く。これをしておかないと会社から帰ってにフェンネルを見ると、よれよれになって「水〜!」と叫んでいる。急いで水を与えると翌日はシャキッと元に戻っているのである。これに安心してそのまま会社にいってしまうと、同じことが帰宅後に起きているわけだ。これを一番暑かった8月に入ってから何度も繰り返してしまった。反省・・・反省・・・

 結局、フローレンスは早めに自己防衛のためか、8月の中旬には花をつけ始め、今は種がその中で育っている状況である。
 フローレンスフェンネルは1年草である。そのため、スウィートのように1度大きくなったら、あとはいつでも利用できるという訳にはいかない。香りも姿もフェンネルでハーブなのだが、やっぱり野菜的な側面が強いハーブでもある。 

 今年は、新鮮な種を収穫するだけに留めておき、来年は栄養たっぷりの畑での栽培を目指そうと思う。
(写真 左上:フローレンスの葉、 右:今出始めている新しい葉、 左下:まだ未熟な種)

追記7 2006/4/19

 我が家ではなかなかフローレンスフェンネルが根付かないものだから、通常のコモンフェンネルを育てている。
 畑での生育は手間要らずで、フェンネルの盛期である夏場にいくら大量に利用しても、なくなることはない。大きな株が2つほどあって、この株から毎年大量に種がこぼれ、それが発芽して次々と子株を作っていく。
 一昨年に大量の子株が発生したものだから、昨年は花が咲いたあとにかなりの花穂をカットしておいた。これで今年は新株の大量発生に悩まされることもない。ところで、なぜ、子株が増えすぎると困るのかというと、我が家の敷地以外の他人の畑に実生で大量に発生したり、あるいはこれらは何とか抜き取って誤魔化せたとしても、境界に生えたフェンネルは1年で相当草丈が高くなる。これが柔らかいものだから、雨が降ったり風が吹いたりすると隣の畑に倒れてしまう。これが困るのである。

 去年もかなりの数の、境界線上のフェンネルを処分したが、この季節、まだ境目がはっきりしているときにフェンネルの株の位置を確認してみたら、相当の数の株が境界線上にあるのがわかった。そこで、先週にこれらの株を全部抜き取り、畑の真ん中に移してみた。
 そのときに隣との境界にあるフェンネルを全部抜き取ったのだが、株数にしておおよそ60株くらいで、いずれも今年が3年目のものであった。

 今まであんまりフェンネルについては気にしていなかったのだが、抜き取って驚いたことは実に見事な直根であるということである。3年目の株とはいえ、根元の根の太さは1センチ以上ある。その太い根が余り細くならないまま60cm以上の深さまで伸びていたことである。
 根の色は白。ちょうど、白い根を持ったごぼうを想像してもらえれば良い。ただし、ごぼうと違うのは根がすべすべで洗うとつやがあることである。その意味では、昔のごぼうと同じような形であったニンジンにも似ている。似ていると言えば、この根茎を切ると僅かにニンジンの香りがする。もちろん香りのメインはフェンネルの香りであるが、その中に、あのあくの強いニンジンの香りも僅かではあるが嗅ぎ取れるのである。

 もっとも、西洋では・・・言葉使いが古めかしいが・・・根は野菜として利用されているということである。レシピとしては、蒸かしたり煮たりして使うとされている。が、今までフランスのマルシェでフローレンスフェンネルの肥大した株元は大量においてあるのは見たことがあったが、根は見たことがなかった。
 たまたま、今回は、持ち帰った根を生でガリゴリと食べてみたのだが決して上味くはない。むしろそれだけを酒肴にパステスなどの薫り高い酒をあわせることで乙な味となった気がする。
 まだまだ、子株がたくさんあるので、今度は大量に持ち帰り、根だけをいろいろな料理に使ってみようと思う。
(写真左は3年目の子株、こんなのが60株もあった。 右は、根の長さを測るために撮影、実際には根の先端が切れているので、数十センチメートル以上としか言い様がなかった。)

 なお、直根の草類のうえ替えは難しいとされているが、今回のフェンネルに限っては1週間後の14日金曜日にその様子を見に行ったら、いずれもしっかりとはも伸びており、今回の根を切りながらの移しょくは成功であったといえよう。

追記8 2006/6/4

 4月中旬にこのコーナーでフェンネルの話をした。
 
   この何年かで大量に発生したフェンネルの数十株を一気に畑の中央に移すといった話と、フェンネルは直根で根の長さが50センチを超えているという話、根を食べてみたがそれほど美味いものではないが、強い酒にはそれなりに合うものである、といった話だった。
   このフェンネルは、畑に行くたびに、それなりにちゃんと面倒を見てあげる必要がある。
   先ず、地面に近いほうの葉の処理である。多くは日が当たらずそのため黄色くなった葉や育ちの悪い葉、あるいは元気のない葉があるのだが、これをどんどん切り取って廃棄することからはじめる。そして混み合っているところなどは古いほうの葉を間引いてこれは自宅で利用するために持ち帰る。
   さらに、フェンネルの下に発生する雑草の毟り取り、最後に根元への土寄せという作業行程になる。
   写真左は、一ヶ月前の5月9日のフェンネルの状態である。
   鬱蒼と茂ってはいるがまだ通気性が悪いというほどではない。また、梅雨時や真夏でもないのでこの時期のフェンネルの成長度合、葉のつき方としては問題ない状態なのである。

   一方、右の写真は今日現在のフェンネルである。若干写真撮影に失敗した感もあり、全体をとらずに、かなり近接して撮影してしまった。
 概要を言えば、草丈は130cm、そろそろ花芽を持ちそうな雰囲気である。
 写真真ん中のちょっと太い茎が見えるのだが、これの中から花芽が伸びてくる。最初は緑の小さなミニチュアのような花芽であるが、それがしだいに大きくなり、そして花火が開いたように花咲く姿は、花の色と花柄にスーッと伸びた形、そして緑の網のような葉の形と合わさって、真夏に涼感を感じられるハーブとなる。
 我が家では、この花と葉を切花で利用することが多い。
 もちろん、ハーブとしていろいろな料理に使うし、時には生でサラダに入れたりして夏場には特に大量に使うハーブである。

 で、これからの管理であるが、やっぱり適度に利用するということが一番なのかもしれない。数十株あるフェンネルは利用するときはばっさりと根元から切り取って使っていけば適当に間引くことにもなり、またこれからに時期に風通しを良くすることにもなる。大量に収穫したときには、ビネガーにしてもいいし、お酒にしても良いのである。

 
追記9 2007/6/10

 フェンネルが花をつけ始めた。
 移植後、初めて咲く花であるが思っていた以上に元気である。去年もフェンネルの移植を行ったのだが、やはり成長は悪く花の付きもイマイチだったような気がする。
 去年移植したものは今年すべて廃棄したのであるがそれは成長が悪くて廃棄したのではなく、畑の縮小に伴うやむを得ない措置であった。フェンネルは大きい株が2つもあれば普段普通使う分には十分間に合う量である。
 今春移植したのは大株4株+α。あり余る量である。去年も、花の咲く時期に合わせて一部収穫してフェンネル酒を作ったのである。このお酒については年末からの利用(と言っても、香りを確かめるという理由で飲むだけであるが・・・。)と思っていたが、利用する機会がないまま、再びフェンネル酒が作れる季節になってしまった。

 ハーブ酒と言えば去年同時期に作った、タイム、タラゴン、ローズマリーなどがあるがこれも殆ど利用していない。ほんのわずか、料理に利用したものがあるが、これも飲むチャンスを逸してしまったと言った方が良いだろう。密封したままなので香りの消失はごく少ないと思われるのであるが、次の酒が出来る時期までには消費したいものである。利用法を単なる「呑む」だけからもう一つ上手に使えるように工夫しなければならないようだ。

 で、フェンネルであるが、今日6月10日が今年の開花日となった。例年並ということになるのだが、去年に比べるとかなり早い。どこかで春先の移植の影響があるのかもしれない。
 ところで、フェンネルの親戚筋に当たるディルは既に数日前に開花している。ほぼ同時開花と言うことと言っていいのかもしれないが、怖いのは雑交配である。今までは50m程離れたところに植えてあった訳だが、これが今春の移植で10m程度の近さに急速接近してしまった訳だ。
 速めにフェンネルの花を摘み取らねばならない。フェンネルは今までの経験では根さえしっかりしていれば、越年をくり返して少しずつ大きな株になる。一方、ディルは1年草で毎年実生での発生で代を更新して行くのである。そうなると必要なのはディルの花で、フェンネルの花は雑交配の原因になる。摘み取ることが一番の方法で、摘み取ったものは食卓に飾ったり、タイミングが会えば料理に使ったり、それでも余ってしまえばやっぱり「フェンネル酒」や「フェンネルビネガー」にすれば良い。いや、オリーブオイルに漬け込んでフェンネルオイルとすることもなかなか良い利用法ではないかと思っている。
 でも、フェンネルばっかりそんなにいろいろ作ってどうするの? てことだなぁ。
(写真左:やっと咲き始めたフェンネルの花、写真右:今年移植したフェンネル・・背景はルバーブ)

追記10 2007/11/11

 今年6月10日に移植したフェンネルの話をした。
 春先に移植したもので、かなりの株数が合ったもののその全部は根付くのは不可能と考えていた。
 しかし、実際にはどの株の枯れることなく根付き、初夏には大きくなりすぎたものを地上から1m程度のところで切りそろえたわけだ。
 そして秋になり更にそれを30cm程度のところで切り、これで越冬と思っていた。
 先週、畑の最後の整理と思って畑に行ってみるとこの短く切りそろえたフェンネルから脇芽が伸びてたくさん花をつけている。この寒くなってきた時期に緑の茎に黄色い花が目立つのである。
 これはこのまましておけばいずれ枯れてしまうのであるが、根茎部分が残って冬の寒さに耐え来年また新しい芽が伸びてくることになる。しかし、この若い茎と花はいかにも惜しい。
 フェンネルは比較的寒さに強いハーブである。したがって花茎はまだしばらくは今のままで持ちそうである。その間にこの若いフェンネルの利用法を考えて、寒さで枯れる前に収穫をして利用したいと思っているところである。やっぱり、フェンネル酒といったところが頭からは離れないのであるが・・・。
 そこで、とりあえず畑の整理は、ホースラデッシュの伸びきった葉柄を全部抜き取り、ヤーコンの茎を刈り揃え、レモンバームの花柄を剪定し、最後にルバーブの比較的茎の赤いものと、実生で成長を続けるルッコラを収穫して、次週の天気の良い日まで中断することにした。
 もちろん、収穫したルバーブの茎600gは自宅に持ち帰りジャムにしたわけだし、ルッコラは毎日のようにサラダになって食卓を飾っているのである。
 とりあえず今回はフェンネルの話をしつつ、畑の整理状況の中間報告・・・。

追記11 2008/7/12

 今年はフェンネルの成長が良い。
 既に2メートルを優に超えて大きくなり、先端には無数に花を付けている。
 このフェンネルは昨年、別の畑から移植したもので、さすがに移植をした年は根付きが思わしくなかったのか、草丈はせいぜい1メートル程度しか伸びなかった。昨年末に茎を地上から20センチのところで高さをそろえて切り、そのまま越冬させた。

 フェンネルは関東地方では路地で冬場でも元気に葉を付ける。葉といっても、針状の細い葉である。分かりやすく言えばアスパラガスの様な葉である。
 この若い葉を根元付近に付けたまま春を待ち続ける。
 そして春になると、どんどん新芽が伸びてきて、その先端に花を付けるのである。

 1昨年はこの葉と花を焼酎に漬けてみた。結果はすばらしく、1年間はフェンネルの香りのする酒を楽しみ味わうことがあできた。効能は、ものの本によれば「消化器系のトラブルやカゼ、シェイプアップにも効果的」となっていてで飲み安いことからお勧めのハーブ酒のひとつである。

 ただし、完成後2年目に入った今年は、若干味、香りとも落ちてきていることから、これは毎年作り、1年で使い切ってしまう必要がありそうである。今あるフェンネル酒はフェンネルヴィネガーなどと合わせて魚料理などで使い切ってしまおうと考えているところである。

 さて、フェンネルの花であるが、特に開花期の調査はしていないのであるが、今年は6月18日頃が開花日であった。開花期にはかなりの差があるようで、真冬であっても暖冬と言われる年には暖かいが続いたところで開花することもある。なかなか開花期が特定できないハーブでもある。
 毎年、花が咲いた後は、大量に花粉が地面に落ちて地面を黄色く覆ってしまうのに加え、花自体があまり綺麗な状態ではなくなるので、開花時期が終了する前に花茎を大きく切ってしまうのである。
 ところが、今年は「フェンネルシード」がほしいという要望があって、そのため、草丈が大きいまま種ができるまで花穂を放置しようと考えている。
 以前、ディルのときにはかなり詳しく種の状況を記録したのであるが、今年はフェンネルの種の状況を、報告できる野ではないかと考えている。
(写真は、左上:やや遠くから見たフェンネルの花群、左下:その中のひとつの花穂に咲いている花々、右:更にそれを細かく撮影したもの。)
追記12 2008/8/24

 以前と言っても今年7月にフェンネルの生育状態を報告した。
 今回はその続きである。

青空に映えるフェンネルシード
収穫したフェンネルシード
 時期的には伸びすぎてしまったフェンネルの株はソロソロ終期を迎えつつある。
 終期と言っても多年草なので、枯れてしまうわけではない。いずれ朽ちてしまう伸びきった花茎の先頭に種がたくさん着くのである。
 実は今年はこの種が目的で、花が咲いた後に手入れもせず植えっぱなしにしておいたわけである。
 いつもならば種を取らないので、花芽を持ったところから花が咲き出したところで多くを切り取り切り花として利用する。切り花としての利用は開花後せいぜい5日間程度で、それ以降は硬い花粉が大量に落ち出すので、そのまま飾っておくわけにはいかない。ある程度の時間経過とともに、次々に切花を代えていく必要がある。
 数株もフェンネルがあれば、かなり長い期間にわたって、この切花が楽しめることは確かである。畑からもってきたフェンネルの花茎は一晩の水揚げでかなりしっかりする。あとは適当に水を替えつつもたせれば良い。

 ところで、今回はフェンネルの種の話である。
 どうしても種が欲しいという要望にこたえて今年は種を収穫してみることにした。
 そこで、花の時期に切花とする量を減らし、種となるまで花穂を切らずに取っておいたのである。
 そして、8月になって少し色づき始めた種の穂を茎ごと切り取って自宅に持ち帰ってきた。
 自宅に持ち帰った後で、塵を落として、種の穂の部分だけを切り取って、これは逆さにして陰干しをしてみた。
 大体1週間程度で茎も穂も乾燥しているようにみえる。
 が、長期保存を目的にしているのでもう少し長く乾燥することにして今日までおいてみた。
 当初は一部に緑が残っていたフェンネルシードだったが、いまはみな茶色くなって乾燥しているのがわかる。、それは花茎の重さからもわかるものなのである。

 この結果、かなりの量のフェンネルシードが確保できたのだが、じゃあ、何に使えばいいんだということになる。
 もちろん、フェンネルだから魚料理には欠かせないハーブなのでそれにも十分使えるのだが、魚料理に使うのならフェンネルシードでなくても、何時でも手に入る生の茎や乾燥したフェンネルの茎でも十分に間に合わせることができる。

 そこで、いろいろ調べてみると、種だけでいれるハーブティがあるという。これはダイエットティとしてかなり人気があるというのだ。
 ダイエット志向の自分にとってはとってもいい利用法である。
 利用する方法は、小さじ1杯程度の乾燥シードを軽くすりつぶし、潰した種をティーバッグなどに収めて、後は熱湯を注げば良いことになる。
 色はわずかに黄色に変わり、香りは甘い香りがする。味わってみるとフェンネル独特の香りが口に広がり、同時に香り同様に甘味があるような気がする。
 ハーブティとしてはかなり美味い部類に属するもので、病みつきになりそうである。

 種はまだまだ収穫できそうなので、このハーブティを飲み続けて、更なるダイエット効果を挙げようと思っているところである。

追記12 2011/5/26

 まるまる1年間、畑を放っておいた。
 何か考えての措置ではなく、忙しいために畑にまで手が回らなかっただけである。
 そういえば去年はいつ畑の手入れをしたのだろうと思い調べてみると、4月8日12時45分から16時15分となっている。
 今回の手入れは13か月ぶりと言うことになる。

 まあ思いついた時にちゃんとやらないと、いつまでもグズグズになってしまう。
 昨日は、午前10時から12時半前までの2時間を畑で頑張って見た。
 雨の降った後だけに土も柔らかく、全体の3分の2の草取りができた。
 しかし、あと3分の1の部分が、この畑の中で最も厄介な場所である。何故かというと、ルバーブとフェンネルとホースラデッシュの植わっていたところで、道路に近く、どうしたわけだか土が硬い。たまに砂利も出てくる。そのため、無駄な雑草を取り除くのにそれなりに力がいるわけだ。
 その部分を残して、2時間半の畑作業は実にきつかった。
 畑で頑張った後、シャワーを浴びて夕食に500mlの缶ビールを開けたら、午後8時にはダウンであった。 
 そして、今日も・・・と思って目が覚めた今朝7時・・・腰の筋肉がやたら張っていて、しゃがむなどの動作はかなりきつい。
 しかし、ここで頑張らないと、去年と同じことになってしまいそうだ。
 それが怖い。
 したがって、このホームページをアップし、早めの昼食を食べてから、再度畑にアタックしようと思う。

 そこで畑なのだが、写真はまだ完全に整理が終わっていない畑の一角である。

 どうしたわけだかフェンネルが元気である。フェンネルの塊は写真だけでなく全部で4か所となっている。
 昨日の整理で分かったのは、生き延びたハーブとしては、チャイブ10株程度、レモンバーム1株、ヒソップ、タラゴン、オレガノ、ベルガモット、そしてルバーブである。
 雑草にも負けない強いハーブだけが残ったわけで、バジルの実生やサラダバーネットは現時点では全く見当たらない。
 また、大切にしてきたレモングラスも全く目を出していない状況なので、完全に枯れてしまったということだろう。

 そうなると、今年はこれからが勝負となるわけだ。
 冷蔵庫の中にはたくさんのハーブの種が仕舞ってある。
 5年以上前の種が主力なのだが、これで何とか、以前のような、ハーブ畑にしたいと考えている。
 そのためには、ある程度こまめに畑に行って、ちゃんとハーブの面倒をみることが必要である。
 もうちょっとだけ頑張ろうと思う。

 今後、自分を戒め、励ますためにも、毎月、畑の様子をレポートしたいと思う。


追記13 2011/6/25

 前回もフェンネルの紹介だった m(__)m。
 で、今期も引き続きフェンネルの話となってしまう。

 さて、3週間ぶりに畑に行ってみると、フェンネルの株が全部で6か所に分かれて群生していることが確認できた。
 1株というのか1群というのか、その1株のフェンネルの茎の数は20本程度もある。
 しかし、そんなにたくさんのフェンネルがあっても困るのである。
 実際に自分でフェンネルを使用するのはそんなに多くないからだ。
 当たり前の話で、細い葉や開花前の花のつぼみをサラダに使っても数が知れている。
 また、魚料理にといってもそんなに多くフェンネルを使う魚料理をするわけではない。
 更に言えば、ビネガーもフェンネル酒も1本作ればそれでとりあえずは十分だ。無くなったころにまた作ればよい話だ。
 
 そこで、思い切って6株中の4株のフェンネル群を廃棄することにした。もったいない話なのだが、他にも植えなければならないハーブがたくさんあるから、やむを得ない。

 作業としては全部で2時間程度で終わったが、大変だったのは根の掘り起こしである。
 金鍬でかなり深くまで掘り起こし、そこから無理に根を切っていく。大和芋のような大きな塊の根がごロゴロとでてくる。
 一株の根をすっかりきれいにするのには10個余りの根の塊を掘り起こすことになる。
 しかし、この作業を終えないと、しばらくするとそこからまたフェンネルの芽が出てきてしまうのだから、次のハーブを植える時には大事な作業である。
 今回の作業は雨の降った後だけに土も柔らかく、それなりに順調に終わった。

 作業が終わって、残った2株のフェンネルの蕾を写真に収めた。開花寸前の状況なのだが、開花前にはあと何日か暖かい日が必要だろう。
 右下の写真は、蕾の近接撮影だが、本当に開花直前といった風情である。

 ところで、フェンネルを整理した後の地面に何を植えるかということだが、今回はバジルの種をまいてきた。
 今頃からでは遅いのでないかと思うのだが、これで十分にトマトの収穫の時期に間に合う。
 いままでは種をまいたり苗を植えたりするのが大体5月連休中で、その頃に実生のバジルも芽を出す。そういう意味では、種をまいたり苗を植えたりする時機としては至極当然なのだが、それでは美味しいトマトが実るころには、バジルは穂をだしてしまう。
 穂を出したバジルの葉は固くなる。
 これでは大好きなトマトをバジルと和えて美味しくたべることができない。
 つまり、理屈から言えば、今頃の播種が良いということになる。まあ、これが上手く行くかどうかはこれからの天候次第である。

 ところで、現在、畑に残っているハーブを今日、最終的に確認した。
 フェンネルのほかには、ルバーブ、オレガノ、タラゴン、レモンバーム、ヒソップ、レモンタイム(クリーピング)、にら、チャイブ、アピオス、ベルガモットだけである。

 今後はチリを中心とした激辛ハーブや、ホースラデッシュなどの根菜ものにも数を増やしていきたいと考えている。
追記14 2011/6/25

 今年もフェンネルが元気である。
 ただ、かっては20株以上あったフェンネルだが、実際に利用するのはごくわずか、その結果で今は3株が残っているに過ぎない。

 フェンネルの全体像を撮影するのはなかなか難しい。
 それは葉が細くてデジカメで撮影するとぼんやりとした輪郭だけになってしまう。
 そのため、今回は、接近して撮影してしたものを載せてみた。
 もう少し大きい画像のほうが分かりやすいかもしれないのだが、これは、また別のところで画像を提供したいと考えている。

 さて、このフェンネルだが、3枝を収穫して自宅へ持ち帰ってきた。

 硝子の花瓶にさして部屋に緑を置いたわけだ。
 それだけで充分満足した。
 が、しかし、夕食を用意する時間になって、冷蔵庫の中を確認した。
 竹の子の煮付けがあるのだが、もう一品?と考えて、更に調べると刺身用サーモンがあった。
 このサーモンに加えて、レタス、アボカドが野菜室にある。
 これはどう考えてもカルパッチョである。
 これらの材料に加えて「フェンネル」があるのである、絶対にカルパッチョとの結論に達した。

 レタスは小分けにして下に敷き詰め、その上に薄く貴ってくるっと丸めたサーモンを置く。
 更に、新鮮なアボカドを、半月状に切り分けて周りを飾ってみた。
 もちろん、その上にフェンネルの比較的細かく切ったものを振り、下の写真のようなものができたわけだ。
 

 本当はフェンネルの小枝をサーモンの中に一個一個挿して飾ろうと思ったが、実際にやってみるとどうも見栄えが悪い。
 それならば、真ん中に比較的大きな小枝(言葉に矛盾があるかも (^^ゞ ・・・)を飾りまわりのサーモンには細かく切ったものを散らすことにしてはどうかと考え、この写真となったわけだ。

 料理の写真なので、本当は全体を写すべきだが、皿の長さが30cmもあって、どうも上手く写らない。
 フェンネルのあるのがどうも分かり難い。
 そこで、思い切って右端のみを写したのである。

 フェンネルはすっきりした香が命で、魚料理に良く合う。
 またサラダに入れれば色も香も形も楽しめる。利用勝手の多いハーブである。

 もし、大量のフェンネルの収穫があるならば、ビネガー作りも良いのだが、やっぱり「酒」がお勧めである。
 香り高いフェンネル酒はそれだけで飲んでもよく、また、チョット香付で他の酒と混ぜても良い。
 酒の元は「焼酎」、香の少ない焼酎がお勧めである。
 今年も花の咲く季節に、フェンネル酒を作ろうと思っている。