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写真若葉果実(種)
学名等[学名]Monarda didyma[英名]Bergamot[和名]タイマツバナ
特徴北アメリカ原産のシソ科の多年草、草丈80cm程度、花の色は赤・白・ピンク等
日本では花の形が「松明」に似ているところからの命名
外国では香がベルガモットオレンジに似ていることからの命名
利用部 花・葉・精油
殖やし方夏季に挿し木(水に入れる)でふやす。

種から育てる場合は、5月連休明け頃にビニールポットなどで十分に水遣りをして発芽させる。
(←写真は、花が咲き終わり種の部分が残ったところ、これを良く乾燥させて種を取り出します。)

定植はやや湿って他の植物の陰となるようなところが良い。
利用法若い葉はサラダ・詰め物料理に
花はサラダ
葉と花をハーブティーに、又は紅茶とブレンドして風味を楽しむ
Recipeベルガモットのハーブティー
成 分精油、タンニン酸等
追 記
その1 1999.7.3

 今年も、ベルガモットの花が咲いた。昨年と同じ場所に、同じだけ咲いたのだが、何故か不思議である。

 と言うのも、我が家のベルガモットは比較的珍種の白と薄いピンクの種類だったがである。今年は、真紅 とまではいかないが、かなり赤色の強い色が咲いている。

 左の写真を見てもらいたい。

 手前の赤色のがそれである。もちろん白も後ろの方で咲いているのが見えるのだか・・・。

 ベルガモットはハーブティーによく利用する。独特の香りのティーには精神をリラックスさせる効果がある。
また、切り花として、赤、ピンク、白のグラデーションを楽しむのもいい。

 とにもかくにも、今年は大量に花が付いたものだから、どんどん利用しなければと考えている。


その2 2000.7.22

 今年も、庭や畑でベルガモットが花盛りを迎えた。

 庭に植えてあるほうは、今年はピンクの花を咲かせているのだが、畑では昨年と同様に白・ピンク・赤のグラデーションとなっいる。
 左の写真は、赤のベルガモットを撮ったものである。今回の写真は、正確な色を出すために、フィルムで撮影し現像したものをスキャナーで読み取らせ、JPEGで処理したものである。背景のボケ方といい花の色といい、なかなかよく撮れている(自我自賛 m(__)m)。

 ベルガモットの和名は「たいまつ花」なのだが、スッーと伸びた茎の先端にこのような花がつくことを考えれば、まさに松明のようなものである。実に上手い命名である。

 今年も大量に出来たものだから、取敢えずは花びらを摘んで乾燥させてみた。これは残念なことに茶色くなってしまったのだが、香はあの独特のベルガモットオレンジの香が微かに残っている。時間があったならこれを使ったハーブティーを試してみたいと思う。
 毎年、このベルガモットは夏が収穫の時期となっている。我が家では今まではあまり多く収穫をしなかった。むしろ花を楽しむことが中心であったといえよう。
 しかし、今年は葉と花を大量に収穫し乾燥してみるつもりである。健康にもよく安眠効果も期待できるハーブである。真冬に乾燥葉を使ったホットハーブティーを飲みながら、夏の松明花の香と味を楽しもうと考えているからである。

 なお、ベルガモットにはその香と蜜のため沢山の昆虫が寄ってくるのだが、特にミツバチなどの蜂が多い。ベルガモットの写真を撮ると多くの場合これらのミツバチなども一緒に撮ることとなるのだが、米国で「Bee balm」といわれているのも実に自然な名前の付け方であると思われる。 


その3 2005.12.18

 今回は種シリーズ第4段としてベルガモットつまりモナルダ の紹介である。かなり以前にこのモナルダの花の咲きおわった後にできる種嚢のおもしろさから紹介したことがある。もちろん画像はphotographの中にも取りこんである。
 モナルダ もシソ科であることから茎は四角い。この茎の頭頂に不思議な花を着ける。花の咲いた姿から日本では『タイマツバナ』と呼ばれている。もっとも、タイマツバナと呼びたいのは真紅の花びらを持つものだけで白やピンクの花ではなかなか松明の雰囲気が出ない。

@穂茎に対する種嚢のつき方
 種嚢の形態は、このシリーズで今まで紹介して来たシソ科のものとはまったく異なり、花が咲いた茎頂にそのままできる。
 額は花が終わったあとに若干成長し、しばらくして茶変する。
 そのため、最終的には、その姿は全体としてみると球状に見えることになる。
もちろん額そのものは細長い円筒形で長さは約1cm、直径は2mmと言ったところなのだが、これが無数に集まってガクの付け根から放射状に伸びることから球状となることになる。

A種の入り方
 右の写真を見てもらいたい。一つの種嚢の中に4粒入っている。実際には一番下のところに整列してできるのだが、この種嚢群を収穫したのが12月中旬。
 種はかなり落ちてしまい、そのため実際に種が4つキチンと残っているものは少ない。
 その中でちゃんと4粒残っていたものをそのまま写真に撮ったために種の配置が乱れているのである。
 この球状の種嚢群をポンポンと軽くたたいて、120粒ほどの種を採取することができた。
 ただし、モナルダは多年草である。それに加えて、秋に大量の種が落ちる。
 しばらくは種を蒔く必要はなさそうである。

B種の外観
 種は黄土色に近く、表面は平らであるが光沢がない。
 種の大きさは1.5mm×0.7mm程度である。
 それほど大きな種ではないが、前回のレモンバームに比べれば5割ほど大きいことになる。
 当初、畑のモナルダは真紅のものと白いものとを混色しておいたのだが、多年草とはいえ何代もの間交配を繰り返した結果、今は真紅のモナルダはなくなってしまった。
 かなり濃い紅色のものもあるがそれでもピンクの色の域を出ない。
 また、白色のものは未だに花をつけるのであるがこれも完璧な白色ではなく、ピンクの斑が入ったり僅かにピンク色になっているものなどになっている。
 つまり、真紅のモナルダを咲き続かせるためには、絶対に近所に他の色のモナルダを植えてはいけないということになる。
 考えてみれば5年前に旅行で行った北海道の西興部町のモナルダ畑は、真紅の花だけが植えられており紅蓮の炎のようだったことを思い出すのである。

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