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写真実?
学名等[学名]Laurus nobilis[英名]Bay,sweetlaurel[和名]ゲッケイジュ
特 徴南部ヨーロッパ原産のクスノキ科の常緑樹。大きいものは樹高30mほどになる。
利用部葉(乾燥・生)
育て方苗は園芸店などで容易に入手することができる。
殖やすときは、初夏に挿し木により殖やすことができる。
剪定について:実家に樹高3m以上のものがあって、いつも6月に剪定を行っている。実際に調べてみると、関東地方では、花が4月中旬の後半から5月の連休にかけて咲き、加えて、その花のあとに若葉が伸び出す。この若葉が、しっかりと伸びきった時期、つまり6月の中ごろが剪定の時期ということとなる。ただ、花の咲く少し前、これも関東地方の話だが、3月の下旬から4月の頭の時期も剪定のチャンスと言われている。
利用法調理用として用いますが、主なものを挙げると、ブーケガルニ、ピクルス、ソーセージ等。
面白い利用法として、乾燥した葉を1〜2枚程度米びつに入れておくと、香の成分の「シネオール」により防虫効果があると言われている。
Recipeブーケガルニ煮こみ料理
その他我が家では、ブーケガルニが一番の利用法となっている。通常は必要なときに庭に出て生葉を採って利用する。ブーケガルニのほかでは、 カレーを作るときにセロリの葉一束分と月桂樹の葉1〜2枚を入れてよく煮立ててスープを作ると香り・味が抜群に良くなる。
乾燥法乾燥するためのちょっと面白い方法
@生葉をとったら水洗いし埃などを取る。
A葉っぱを1枚ずつキッチンタオルなどで拭き水分を取ってから厚手の紙の上に並べる。
Bこれを自動車の中に入れておく。
C1週間程度でカリカリに乾燥して、パリッと割ると素晴らしい香が漂う乾燥葉ができる。
成 分精油(ゲラニオール、シネオールetc)、タンニン酸等
作 用消化促進
追記 その1 2000.1.8

 2000年最初の庭のハーブのコーナーとなりました。

 今朝、庭に出てみると下草のようになっているオレガノの中から月桂樹の若木が1本伸びているのに目がついた。高さは20センチくらいであろうか。つやつやの葉を数枚出して寒風の中しっかり育っている。

 この場所はローズマリーの陰になってなかなかオレガノなども育たない場所なのだが、この月桂樹はしっかりとしている。右の葉の間を見ると寒さに縮こまったレモンバームが濃い緑の葉をつけている。

 我が家にはもう1本月桂樹の木があるのが、これは高さ2.5メートルで毎年花をつけ、四季を問わず、我が家の煮込み料理のときに葉をむしりとられてやや哀れな状況にある。しかし、月桂樹の木は強く、春ともなればどんどんと枝を伸ばし若葉を次々に広げる。実際に料理に使うのは緑の濃い古い葉を使っているのだが、木の葉は乾燥させることでさらに香りが強くなる。しかし、乾燥が間に合わないほど使うので現在は、上記のように料理のときに庭から数枚むしりとってくるのである。

 七草を過ぎるとカレーライスの時期となる。我が家では昔から、七草を過ぎるまではカレーライスは食べないこととしている。多分、ご飯の上からカレーをかけることが「欠ける」ことを意味していてそれを忌み嫌うためではないかと思っている。
 このカレーを作るときに重宝なのが月桂樹である。なべで肉・野菜を軽く炒めてこの中に水を入れる。同時に月桂樹の葉数枚と、セロリの葉をできるだけ大量に入れ煮込むのである。最後にこの二つは引き上げるのだが、香り・味がまったく違うおいしいカレーができるのである。

 まあ、この月桂樹とセロリの葉のストックはいろいろなスープに使うことができるので、大量にセロリの葉があるときは作りおきしておいても良いものである。
 と、気が付くとまたまた、新年早々から食べ物の話となっている今年2回目の更新でした。


その2 2000.12.16

 下の写真は月桂樹である。
 今年の最初のハーブの紹介として、1月8日にこのコーナーに掲載したのを記憶されている方もいると思う。そのときは20cm程度の高さであったのだが、今日、定規を持って計ってみると35cmとなっている。
 挿し木や購入したものを植えた記憶がないので「実生」ではないかとも疑ってみたが、何人かの方から「月桂樹は種から育たないのでは・・・」というメールを頂いたわけである。
 しかし、調べようがなく、その後、ローズマリーの陰でこの月桂樹の若木を囲むようにオレガノが伸びて、夏中は殆どここに月桂樹のあるのを忘れていたわけだが、晩秋となり、オレガノを刈り取ったところで再び姿をあらわしたのである。
 そこで思い出したのが、実生かどうかということ。やっぱりこれは実生で育ったものであると考えたほうが良いのではないかと思う。我が家のもう一本の月桂樹は、花が咲いても実を結ばないことから,我が家のものではないことがわかる。とすると、鳥がどこかでしっかり熟した実をくわえてきて糞と一緒に我が家の庭にプレゼントしてくれたものと思うのが適当ではないだろうか。
 月桂樹は、料理に使われているだけではなく、勝者の冠に利用されていることもあり、一本は庭に欲しい木である。

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