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写真(参考)レモンミント花
学名等[学名]Mentha suaveolens[英名]Apple mint[和名]アップルミント
特 徴シソ科の多年草で地中海沿岸からヨーロッパが原産
利用部葉・花・茎(特に開花期は香が強く利用しやすい)
育て方比較的丈夫なハーブで冬も枯れずに緑の葉を付けています(関東地方)。
育てるのは、どんな土地でもよいが、日の良く当たる水はけの良い土地がいいでしょう。プランターでも十分育ちます。
殖やすのは、成長した枝を水に挿して十分に発根したところで移植すると良いでしょう。
利用法香味料として各種料理に利用できます。
夏、冷凍庫で氷を作るときなどに葉を一枚づづ入れても青林檎の香がほんのりと漂う氷ができます。ハーブティーには茎ごと用います。
収 穫収穫は通年でき、特に夏は新しい茎が大きく育つ時期なので収穫量も多くなります。大量に収穫した場合は乾燥して保存します。
参 考他のミント類は一緒に植えておくとかなり交配が進み、ミントの種類が分らなくなることがありますが アップルミントに限っては余り交配が進む状況はないようです。
追 記
その1 2002/8/18

 最近、ハーブティを飲む機会がかなり多くなってきた。
 ひとつは、娘がプロヴァンスから大量のハーブティの原料を現地の薬局からかってきたせいもある。まあ、実はそれがとても美味しくて、熱々でも冷飲でもとても満足できるものである。
 生のハーブティはその時期だけに限定されるものだから、大切にしたいし季節を楽しみたいと思う。そのひとつが、先週編集後記でも紹介したレモングラスティであったりベルガモットティであったりするわけである。

 ところが、つい忘れがちになってしまうのがミントである。いろいろなハープティを単独で味わうのもそれなりに良い。そのハーブの特徴が単独で味わうことで良くわかって面白いし、じっくりとそのハーブを学ぶには良いのかもしれない。そのため単独のハーブで作るティは侮れないものがある。
 が、ハーブティということで単に香りを優先した幾種類かのハーブを混ぜ合わせたハーブティや一般的な効能を優先することから生まれるハーブティが世間に実に多く販売されていることが、実はとても気にかかっていることなのである。
 いろいろなハーブが単独でティに向いているのに、いや、しかも、充分なアロマティラピーの効果があるのに、多数ハーブの組み合わせでのハーブティが良いようにされているようだ。
 でも、例えば睡眠不足なら、あるいは、緊張などで眠れないのならば、春に摘んで乾燥しておいた青林檎の香りのするカモミールティを飲んでみれば良いのではないのか。すっきりしないで気分がすぐれなかったらレモンバームティを飲んでみれば良い。イヤ、我々中年サラリーマンであれば深酒の翌日はターメリックティを目と鼻をふさいで飲めば良いのである。
 実はそれがハーブティの効用である。

 で、今日はミントの紹介である。
 7月下旬からミント、アップルミントやスペアーミントに花がついている。ミントの花の付き方は殆ど同じなのだが、生育環境とかミントの種類によって少しずつ異なっている。
 今日紹介しているスペアーミントは茎の頭頂に花をつける種類であって、写真のように脇芽の先端にも花を咲かせる。ミント系のハーブはこのようなかたちの物がおおい。アップルミントもオーディコロンミントも同様な形で花をつける。
 で、日本古来の「薄荷」といわれているものがある。これはまさに「はっか」であるのだか、葉がついている節々に花が茎を囲むようにつける。はっきり言えばホワイトフォーハウンドに近い花の付け方である。

 紅茶として飲むミントティ、これは風邪などの諸症状によいので、既にハーブレシピのなかで紹介しているものである。
 そこで、ミントティなのだが、先ず単一のミントをティにして飲むことをお勧めしたい。香りと味を自分のものとして十分に楽しんでもらいたいからである。そして、次にミントの別の種類を取り合わせて作ることをお願いしたい。香りに深みが出ることを味わってもらいたいのである。そしてそこで自分の香りが決まったら、少しずつ自分にあったハーブを求めてミントと合うハーブを探してもらいたいと思っている。
 そして、最終的な姿は、ミントを大きく離れてしまっても良いし、また、ミントをベースにしても良いと思う。
 自分にあったベターなハーブティーを、その時々の状況に応じて使い分けられるのがベストのハーブティ愛好者だと思うのだが・・・。


その2 2003/7/27

 今週は本格利用が始まった「ミント」のお話。
 今年最初のミントの花は「マウンテンミント」に咲いた。7月1日の話となる(写真右上:7月27日撮影)。マウンテンミントは玄関と庭の一部に広がっているのだが、庭にある方は周りの木などの影響もあって日当たりが少ない分元気がない。ミントは太陽が必要だということである。
 そんなしょうもないことを考えつつ、縁側にある「カーリーミント」の先っぽを見たら可愛らしい花がちゃっんと咲いている(写真←上:花、←中:葉)。時期的には今ごろの花なのだが、鉢植えのせいもあってやや花が小ぶりである。

 ところで今花が咲いているカーリーミントとマウンテンミントを除いた、他の3種のミントの区別が「葉」だけでつくであろうか。

 右の写真の中はオーディコロンミントであって、日陰での撮影となったため若干緑が明るくなっている。そして、右の下は最近大量に利用しているペパーミントである。

 このペパーミントはたった一株しかないのだが、2階ベランダで大鉢に植えてあるため大株に成長。次から次-とランナーが伸びてきて大鉢全体がペパーミントだらけとなってしまった。香りがやさしくてしかも沢山収穫できるので先週かあたりから主にティとして利用を開始した。そのままでティでいれると薄い黄緑色のティができる。これを冷やすのである。そして氷を入れた中にこのティを入れれば夏用のハーブティとなる。もちろん紅茶に大量に入れても良く、これは温かくても冷たくしても上手い。
 そして、嬉しいことには大量に切り取っても1週間で草勢が回復する。
 ランナーが延び放題になっているのでそこからどんどんと芽が出てきて大きくなっていく。これはちゃんと土につけてやればそこからの発根させて増やすことが出きるのだろう。もうしばらく様子を見て沢山の苗を作りたいと考えている。

 さて、最後に残った写真左下のハーブであるが、これは「ケンタッキー・カーネル・ミント」という種類である。カーリーミントの個性的な香りに比べて柔らかい香りがする。草丈はカーリーミンとと同様に80cmくらいまで伸びてきている。が、まだ花穂は付いていない。オーディコロンミントなどと同じで秋に花をつける種類であろう・・。これは花が咲いたところで是非ハーブの花の写真集に追加したいと考えている

 ところで、ミントといえば後はキャットミントとアップルミントがある。
 キャットミントの白花が、青花の開花から1ヶ月以上遅れて咲いた。毎年のことなのだが、どうして青花のほうが早いのか、未だにわからない状況である。
 一方アップルミントは夏花なのに未だに咲いていない。花穂の小さいのが付き始めているのだから太陽がしっかりと出てくれば開花となるものと思われる。

 ミントの利用法はティばかりではない、野菜サラダのアクセントにもなるし、ミントソースにもなる。もちろん香りが強い開花初期のものを乾燥させればポプリにもなる。ただ、夏に合うものはやっぱりミントティとサラダだ・・。
 今夜は新鮮野菜ベースのサラダにペパーミントの葉を散らして香りを楽しもうと思う。


その3 2004/8/21

 真夏になって、幾度か収穫したものにこのペパーミントがある。

 殆どは収穫した日のうちに処理をする。処理をするからといっても、ただ単にハーブティーを大量に仕込むだけである。
 が、ハーブティを仕込むというと硬質ガラスのポットにハーブを入れてそしてお湯を満たして数分・・・というイメージなのだが、我が家のはそんな生温いことはやってられない。大型の薬缶にたっぷりの水を満たして沸騰させたあと火を止めて、少し温度が下がったところで一気にミントをぶち込むのである。ぴっしりと蓋をしてこのままの状況でおよそ数分。
 今度は、これを熱いまま、透明壜に入れピッチリ蓋をして後は流水で冷たくして冷蔵庫での保存となる。 
 壜は焼酎が入っていた透明壜、これにミントティを入れると黄緑色になる。
 だいたい1回で750ミリリットルの壜に4本できる。これを1週間程度で飲み干すのである。
 夏の暑い朝に、スッキリと冷えたミントティは実に爽やかで、これを出勤前に飲むと口中が爽やかで会社に着くまでキリリと暑さ知らずいられるのが嬉しい。
 そして更に嬉しいのは、完璧に切り取ってしまったペパーミントが1ヶ月もしないうちにまた利用できるまでに成長することである。つまり、夏の間は1か月毎にミントを摘んでは使い続けることができるということである。

 ぺパーミントは根を伸ばしてドンドン成長する。したがって、畑や庭で地植えにしてしまうと際限なく増えていってしまう。そのためぺバーミントだけではなくミント育てるためには「鉢栽培」が原則となる。もちろん、庭中がミントとなるといっても実際には庭の中でも日当たりの良い場所がミントで占められてしまうのである。我が家の庭にはオーディコロンミントが地植えであるのだが、当初庭全体に広がったかのようにみえたミントだったが、10年も経ってみると、結局、日当たりが良い場所がミントの指定席みたいになっていて、したがって、ミントはかたまって生えることになる。
 これを鉢に植えると鉢から飛び出るほどにランナーが伸びる、これを鉢の中に戻すとそこから根をつけて葉の付け根からドンドンと芽が伸びてくる。このようなランナーが同時に10本程度出てくるのである。夏場ではいくらでも増えるのである。つまり使えば使うほど増えてくるのである。
 夏場のハーブティはいろいろあるのだが、このミントティが代表的なものではないかと思う。もちろんレモングラスやレモンバーベナなどのレモン系の香りのティもすごく爽やかなのだが、飲んだ後の爽快さで、このペパーミントティが一歩勝るのではないかと思う。


その4 2007/7/22

 今週はミントを取り上げてみた。

 7月22日で未だ梅雨明けず、といった状態である。週間天気予報を見ても当面は曇りや雨の日が多い。このままで行けば梅雨明けは29日以降にずれ込みそうである。8月8日(水)は立秋だというのに・・・。
 それでも、身体は徐々にこの蒸し暑さに慣れてきて、カーッと夏の太陽が照って、気温も一気に35度前後になっても大丈夫である。

 今年は、ゴールデンウィーク前後に、ハーブの植え替えを一生懸命行ったこともあってハーブの生長も良い。
 もちろん、畑ばかりではなく、この2階のパソコンルーム前のベランダにあるミントも元気である。
 ここにあるミントは2鉢、両方ともペパーミントである。

 一つは冬場にミントティを作ろうとスーパーで購入したものを、1本だけ水栽培で育て鉢植えにしたものである。で、もう一つはこの鉢植えしたものの種が隣の鉢にこぼれて今年の春発芽したものである。つまり、いずれもペパーミントということになる。

 後者の鉢は、その後、ナスタチウムがこぼれ種から実生で生えたものが成長し、ミントとの釣り合いが悪くなったので、ミントを根元2〜3cmだけ残して全部刈り取ってしまった。その後ナスタチウムの時期が終わり、大きな種をいくも付けたまま枯れ始めたので種を地面に残して根を抜いてすっきりとミントだけの鉢にしたわけだ。

 一方、前者の鉢は、伸びるに任せて手入れもせずに放って置いたところ、水不足やら栄養不足なども手伝って茎の下の方の葉が茶変して枯れ始めてきた。そこで思い切って茎を風通し良くするため剪定し茎の数を3分の1程度に減らしてしまった。この減らした茎の頭に花芽が付き、花が咲き始めたのである。開花を発見したのは7月7日。07年7月7日ということで7が三つ続いていて実に縁起がいい日であったわけだ。
 で、左の写真は、今日の正午頃に撮影したものである。最初に咲いたものはすでに枯れている。今はミントの花盛りではあるが、まだ咲き始めないものとすでに花の盛期を過ぎて少しずつ花が茶色に変わっていくものと、今を盛りと咲いているものとがある。この写真は盛期直前といった状況である。

 で、再び後者の鉢の話になるのだが、こちらは今が葉茎の伸びる真っ盛りである(写真右)。
 つまり、利用できる最もいい状態となっているのである。
 夏の暑い中で、キンと冷やしたペッパーミントティは身体の心からリラックッスさせてくれて涼しさをも運んでくれる。今年は、どんどんこのミントを利用したいと思っているのである。
 ペッパーミントの花に関して言えば、去年も同じ時期に、このペパーミントに花が咲いて去年8月のハーブの花として写真を取り上げた記録が残っている。
 ただ、花が咲くと葉が小さく硬くなることから、真夏にペッパーミントの大きな若々しい葉を使いたいならば、今回の後者の鉢のように梅雨直前に一回茎を剪定し、新しい茎が伸びるようにしてあげれば良いことになる。
 意外なところで、真夏に向けてのペッパーミントの育て方がわかった次第である。


その5 2017/3/22

 ハーブの新芽がいろいろ出てきている中で今回はアップルミントの新芽を取り上げてみた。

 新芽と言っても昨年から引き続き緑が残っている中で、新芽らしく伸び始めたものの紹介である。

 で、そろそろハーブティとかサラダに入れることができる程度まで大きくkなってきている。

 まあ、庭の一角にブロックで囲ってそれ以上外に伸びないようにしたところに植えてあるので、新芽の伸びもよくわかる状態である。

 こんな感じで日当たりのよい場所をさがして少しずつ、アップルミントが移動するのが分かる。

 この一角にはミモザの木が植わっているので、その根元周りをぐるりとアップルミントが覆っていることになるのだが、ミモザの葉に隠れて日当たりの悪いところは比較的まばらな感じがした。

 しかし、昨年末にミモザを目一杯剪定したものだから、今まで日当たりが悪かったところによく日が当たるようになって、今回の左の写真のような新芽の伸び具合となっている。

 もう十分に利用できる状況だ。

 右の写真は、接近して撮影したアップルミントの新芽である。

 緑が濃くて香りも強い。

 ただ、この時期の香りはアップルミントの甘い柑橘系の香りではなくて、まだ「ミント」そのものの香りである。

 ティーにするにしてもアップルミントティではなく単なるミントティといった香りである。



 そして、右の写真がもっと近接してとったものである。

 この時期の気温の変化にも十分耐えられるように、暖かな感じのする綿毛で葉が覆われている。

 今日のつくば市の気温は4℃〜15℃である。

 そろそろ桜の開花の便りも聞かれるこの時期なのだが、気温の変化が大きい今の時期はミントなどのハーブにとってはまだまだ厳しい季節なのかもしれない。



 またしばらく経ったところで、アップルミントについてはミントティー・・・う〜ん、ハーブティーといったほうがいいのかな?・・・で紹介したいと思っている。

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