身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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ブロッコリー
◆かぜの予防/シミ/ソバ力ス/老化防止
◎アブラナ科
◎一年中出回っている。
◎野菜の不足しがちな冬場に重宝する緑黄色野菜。
●ビタミンCはレモンの2倍という豊富さ
ブロッコリーは、イタリアが原産のヨーロッパ野菜で、カリフラワーとともに、キャベツ
を改良して作られた品種です。
本家のヨーロッパでも一般に広まったのは、第2次大戦後
のことですから、まして日本では、家庭に普及したのはここ十数年のことです。
大変栄養
的にすぐれた野菜で、生のブロッコリーは、ビタミンCがレモンの2倍というのですから
、それだけでも驚きです。ほかにも、カロチン(ビタミンA)、ビタミンB1、B2、カリ
ウム、リンなどもたっぷり含んでいて、まさに栄養満点。
好まれるのは花蕾という、つぼ
みの集まった部分ですが、茎や葉の部分にも栄養がありますので、捨てずにぜひ食べたい
ものです。
料理法は、さっとゆでてドレッシングやマヨネーズをかけて食べるのが、いち
ばん手軽です。バターソテーにしたり、グラタンに入れたりしてもおいしくいただけます
。スープの実やスパゲッティの具、うま煮などにも最適です。長くゆでるとせっかくのビ
タミンCがこわれてしまうので、多少歯ごたえがあるくらいに、さっとかためにゆでるの
がコツです。
●かたくしまった濃い緑のものを、その日のうちに使いきる。
年間を通して出回っているので、とくに旬というものはありません。
主な産地は、千葉県
、埼玉県、愛知県などで、夏には長野県の高原地帯で生産されます。
買うときは、緑が濃
く、こんもりと丸みがあって、しまっていることを目安にするといいでしょう。色が黄色
くなっていたり、花が咲いているようなものは、味が落ちるので避けたほうがいいでしよ
う。
鮮度低下の早い野菜ですので、保存は考えず、買ったらその日のうちに使いきってし
まうことです。
どうしても翌日に残したいときは、ラップにくるんで冷蔵庫へ入れます。
●かぜの予防や美肌づくりに最適
ビタミンAは、粘膜の抵抗力を高めるので、かぜなどの細菌感染を予防してくれる働きが
あります。
緑黄色野菜として、豊富なビタミンAを誇るブロッコリーは、かぜの予防には
うってつけ。とくに冬場、緑の野菜の少ない時期ににんにくと妙めたり、シチューの具に
したりして食べれば、ビタミンAとCの補給になり、かぜにかかりにくい体質にしてくれ
るでしょう。
レモンの2倍という豊富なビタミンCは、皮膚のシミやソバカスなどの色素
沈着防止が期待できます。
また、ビタミンAは、皮膚や粘膜の保護に役立ちますので、そ
の両方を同時にとれるブロッコリーは、美肌づくりにはまさに一石二鳥。常食すれば、お
肌をいきいきとよみがえらせてくれるでしょう。
とくにサラダにしてドンッシングをかけ
れば、植物油もあわせて摂取できますので、老化防止にますます効果を発揮します。
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