身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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ラクトフェリン・Bーカゾモルフィン
ラクトフェリン
■抗菌、免疫作用がある乳成分
母乳、牛乳など哺乳動物の乳や唾液、涙などの分泌液に含まれる糖タンパク質で、乳児が
感染症などの病気にかかるのを防ぎます。
■鉄と結びついて菌の増殖を防ぐ
からだの中で微生物が増殖するのには鉄と結びつく必要がありますが、ラクトフェリンが
先に結びついてしまうので、有害な微生物は鉄を利用できなくなります。
■腸内の有用菌をふやす
大腸菌などの繁殖を抑え、有用なビフィズス菌をふやすはたらきをします。
ラクトフェリ
ンにはほかにも、免疫増強、炎症抑制など、さまざまな機能が認められています。
Bーカゾモルフィン
■鎮静、消化吸収促進など
牛乳が体内で分解されてできるオピオイドペブチド(アミノ酸の集合体で、鎮痛効果があ
る)で、沈静、インスリン上昇、消化吸収促進など多くの作用をもっています。
■乳児の発育に必要な諸機能
母乳やミルクを飲んだ乳児がすぐにすやすやと眠ることに着目した研究の結果、発見され
たのがBーカゾモルフィンです。
精神を安定させる効果とともに、苦痛をやわらげる効果
、インスリンを増加させて血糖値の上昇を防ぐ効果、腸からの栄養成分の吸収をよくする
効果などが認められています。
免疫作用に深く関与することも明らかになり、抗がん物質
としても期待されています。