家紋㊲-「丸に二つ穂変り抱き稲」紋
「稲」紋については、すでに「丸に変り抱き稲」【第4472号】及び「丸に抱き稲」紋を【第4530号】は紹介しています。「稲」紋は、米が日本人にもっとも身近な主食であり、神に稲を束にして供えた風習から、家紋として束ねた形式で使われることが多いと思われます。檀家様で使用されているのは、「丸に二つ穂変り抱き稲」紋は、似た形式のものは見られますが、100%マッチしたものは探すことができません。そのため、檀家様の墓石に使われいるデザインを利用しました。家紋は、いろいろと派生したものが多く、基本形では探すことができない応用形が多く存在することがわかりました。特に丸紋や角紋のようにメインを飾るものや、二つの基本パターンを組み合わせたものなどに応用系が多く存在しています。
本日をもって、檀信徒様の家紋は終了しました。今後は、檀信徒様の家紋一覧でも作ろうかなと思っています。
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和6年1月18日(木):第4644号】