頂相(ちんそう)A
【平成24年1月2日(月):第260号】で紹介した頂相は、軸装の肖像画でしたが、彫像で表した頂相彫刻もあります。その寺院の開山和尚や、大きな功績を残された住職を頂相彫刻として専用の伽藍に祀られます。【平成24年12月28日(金):第621号】で位牌堂全体を紹介していますが、改めて頂相彫刻を紹介します。釣月寺では、開山和尚である、在徳健頴(ざいてけんえい)大和尚と、9世中興竺隠玄厚(じくいんげんこう)大和尚の頂相彫刻が位牌堂の奥中央に祀られています。9世の竺隠玄厚大和尚は、元禄時代(約300年前)に本堂を再建したため中興の冠がついています。今度、釣月寺の位牌堂にお参りに見えた際、是非とも釣月寺に貢献したお二人の和尚様へ線香をあげていただきたいと思います。
9世竺隠玄厚(じくいんげんこう)大和尚の頂相 | 開山在徳健頴(ざいてけんえい)大和尚の頂相 |
≪平成25(2013)年6月29日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年7月30日(火):第835号】