識名園(しきなえん) 場所の地図
首里城【平成24年8月31日(金):第502号】や玉陵【平成24年9月1日(土):第502号】から1.5km南に行ったところに、平成12(2000)年12月に世界遺産に指定された「識名園」があります。入園料は、大人¥400です。
「識名園」は、琉球王家の別荘で、王族の保養や外交の接待の場として使われていました。1700年代後半に造られたもので、首里城や玉陵に比べると歴史が新しいことになります。造りは、池の周りを歩いて景色を眺める「回遊式」の庭園です。建造物は「琉球式」と「中国式」が共存し、独特の雰囲気をかもしだしています。ここもまた第二次大戦で壊滅的に破壊されましたが、昭和50(1975)年から20年にわたる整備工事で今日の姿に再現されました。
園内は、とても美しく整備されており、桃源郷の風情です。ゆっくり見て回ると、時間の経過を忘れます。沖縄観光は、首里城だけに目を奪われそうですが、沖縄には、隠れた世界遺産がいくつもあることを実感しました。ここを訪れたのは、タクシー運転手さんのアドバイスからでした。
御殿 | 御殿から六角堂を望む |
浮島 | 世界遺産を示す石標 |
≪平成24(2012)年6月8日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年9月2日(日):第504号】