方広寺 山門 場所の地図
方広寺の総門【平成23年12月9日(金):第236号】をくぐると山門が登場します。この山門をくぐり、本堂へ向かう為には参道の坂道を登ります。その参道のあちこちに、【平成24年2月5日(日):第294号】で紹介した五百羅漢が安置されています。山門前の案内看板には、次のようにありました。
山門
この朱塗りの山門は、足利紫山老師の代に再建されたもので、地形に合わせて小ぶりに造られている。
正式には、空(くう)、無相(むそう)、無作(むさ)の三解脱(げだつ)を標識するので三門という。正面の「護国」の掲額は高松宮宣仁親王のお筆になるもので、裏の「古雲関」の額は、足利紫山老師の書かれたもの。
※三解脱門−『摩訶般若波羅蜜経』の中に出てくる、空無相無作三昧(空解脱門・無相解脱門・無作解脱門)の三つです。「一切の姿かたちは空(空解脱門)であり、比べるべきものなど何も無く(無相解脱門)、何も無いものに望むことなど出来ない(無作解脱門)」ということを瞑想する事により体得(心得)します。
三門全景 | |
高松宮宣仁親王お筆の「護国」 | 足利紫山老師揮毫の「古雲関」 |
≪平成24(2012)年4月8日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年4月15日(日):第364号】