チャートの表示


アフターサポートについて
第1章 大富豪の概要
第2章 大富豪の起動
第3章 利益の計算
第4章 注文の表示
第5章 落玉の表示
第6章 帳簿の表示
第7章 相場の取得
第8章 相場の入力
第9章 市況の表示
第10章 帳票の表示
第11章 チャートの表示
  • 11.1 表示方法
  • 11.1.1 従来の方法
  • 11.1.2 今時の方法
  • 11.2 範囲の設定
  • 11.3 画面の切替
  • 11.4 限月の切替
  • 11.5 罫線の表示
  • 11.6 指数の表示
  • 11.7 チャートの比較
  • 11.8 チャートの印刷
  • 11.9 便利な機能

  • 第12章 カスタマイズ
    第13章 マクロ機能
    付録

    (第11章 チャートの表示) はじめに.. 前頁へ.. 次頁へ.. デモ版をダウンロード..
     Level1ではグラフはあくまで利益計算の補足としか考えていませんので、下記の機能しか備えていません。
     今後、Level2機能として新たな機能の追加を予定しております。 

     移動平均線/エンベロープ/ロウソク足/棒足/バーチャート/平均足/新値足/九重罫線/一目均衡表/◎時空アングル/◎鈎足/◎支持線/◎抵抗線/◎黄金比率/◎ロウソクの意味/※酒田五法/※天底パターン/※オリエット波動/※三段高低の法則
     ◎鞘形態/◎大引鞘線/※鞘棒グラフ/◎鞘大引一代足
     順位相関係数/相対力指数/カイ離率/%Rオシレーター/サイコロジカル・ライン/ストキャスティクス/◎MACD
     出来高/取組高/自己玉/売買ローテーション/◎累積騰落出来高/◎ボリューム・レシオ

     ◎はLevel2の機能です。(Level1でもLevel2完成まで利用可能です。)
     ※はLevel2の機能で、現在準備中です


    11.1 表示方法

     チャートの表示は、ご利用いただける罫線の数は少ないものの、機能の豊富さときめ細かさ、それに操作性には自信があります。
     全ての罫線は、表示する順序すらユーザ側での設定が可能ですし、表示する罫線の種類も豊富なパターン登録が可能です。  チャートの比較に至りましては、全ての罫線の比較が可能です。
     この機能の豊富さゆえに、ご自分に合った使い方を見つけ使いこなしていただくまで、かなり難解に感じられるかも知れません。

     また、試作段階ではありますが、売買シグナルとバックテストもご利用いただけます。詳しくは、
    売買シグナルとバックテストについてをご覧ください。

    ■ チャートの高速表示
     ウインドウの右上に、クリックすることで標準→高速→接続と切り替わるボタンがあります。この選択によりチャート表示時のデータの参照方法が変ります。
     標準は、複数の限月を持つ商品のチャートを表示する場合、全ての限月を参照し、出来高等の合計ファイルを作成します。
     この合計ファイルは、新たにデータを取り込んだ日付の分だけ行えばいいのですが、以前にさかのぼってデータを取り込んだときなどの処理の簡略化のために用意してあります。
     データ読み込み中にリターンキーを押すことで、高速を選択してるときと同じ処理になります。

     高速は、複数の限月を持つ商品でも、既に作成済みの合計ファイルからデータを参照します。その分、処理が高速です。
     但し、標準と違い、一つの限月データしか読み込みしないため、サヤ表示などの機能が利用できません。

     接続は、弊社サーバーで提供しているデータファイルをダウロードしてチャートを表示します。
     データをパソコン上に保持する必要がありませんので、ハードディスクの容量削減に繋がります。
     但し、先限(金融などは当限)のみとなり、限月の選択はできません。

    ■ チャートのパターン登録
     旧システムでは、メニューの項目ごとに一つのパターンしか記憶できませんでしたが、32ビット版からは全ての商品に共通したチャートパターンの登録ができます。
     ここを「なし」に設定している場合は、旧システムと同じくメニューごとの項目固有の設定として記憶されます。
     「なし」以外の名前で保存しますと、共通パターンとして保存されます。以降はそのパターン名を選択しますと、保存されたチャートパターンでチャートが表示されいます。


    11.1.1 従来の方法

     旧システムから継続している操作方法です。一つのウインドウで操作する分にはこちらが使い勝手は良いと思います。
     表示方法には下記の2つの方法があり、必要に応じて使い分けることをが可能です。

     また、スペースキーにより複数の商品を選択した状態で同じ操作をしますと、End(次の商品)とHome(前の商品)で選んだ商品を行き来することができます。
    ■ リターン確定モード
     メインメニューでは、リターン投下時の処理を選択する事が出来ます。ここで処理に入力を選択してください。
     この機能は、帳票表示を中心に行う時に便利です。

     (1) F1(モード)で画面左下の「帳票」を選択します。
     (2) F9(切替)でメニューページを選択します。
     (3) Page Down/Page Upでメニュー、↑↓←→で銘柄を選択します。または、銘柄コードを入力します。
     (4) リターンで選択した銘柄の表示が可能です。

    [例]「東京 金」の表示例を説明します。
      1)F1(モード)で画面左下の表示を<帳票>に設定します。
      2)↑↓→←で「東京 金」を選択し、リターンを押します。

    ■ 一時表示モード
     この機能は、リターン確定モードでチャートや市況を選択している時に、一時的に帳票を表示したいときに便利です。

     (1) Page Down/Page Upでメニュー、↑↓←→で銘柄を選択します。または、銘柄コードを入力します。
     (2) F3(帳票)で選択した銘柄の表示が可能です。


    11.1.2 今時の方法

     一般的なWindows的な操作での表示と複数の帳票を同時に表示する機能も用意しました。
     表示方法には下記の2つの方法があり、必要に応じて使い分けることをが可能です。

     詳細を選択しますと、メニューに帳票(L)が追加されます。ここから商品を単品で選択できます。
     グループごとに表示をしたい場合は、下の貴金属や原油などのグループを選択してください。
     グループを選択した場合、マルチウインドウで表示のチェックの有無で以下のように動作が変ります。

    ■ シングルウインドウモード
     選択したグループの一つ目の商品の帳票が表示され、次の商品・前の商品を選ぶことでグループ内の商品をループして表示します。

    [例]「貴金属」グループの表示例を説明します。
      1)「マルチウインドウで表示」からチェックを外した状態で「貴金属」を選択します。貴金属グループの最初の商品である、「東京 金」が表示されます。
      2)End(次の商品)で「東京 金」、Home(前の商品)で最後に戻って「ロンドン アルミニウム」が表示されます。


    ■ マルチウインドウモード
     一つの商品が一つのウインドウで表示されます。前回タスクバー化して閉じた商品はタスクバーで表示されます。
     グループ表示した項目にはチェックが入ります。そのチェックを外すことで、ウインドウをまとめて閉じることもできます。

     小さなウインドウを有効に利用するために、画面上限のファンクションとメッセージの表示をOFFにする機能を追加しました。
     画面左上のIWSをクリックすることでOFFになります。以降はマウスをその位置へ移動することで一時的に表示されるようになります。
     もう一度押すことで、ON状態に戻ります。

     後、*キーでこのサイズのウインドウと大きなウインドウに交互に切り替わります。
     現バージョンでは固定サイズですが、そのうち大小サイズの設定も可能にする予定です。


    11.2 範囲の設定

     F10(メニュー)で裏のメニューを表示してF7(範囲)でこの画面が表示されます。
     SHIFTを押しますと、F10(メニュー)を押したとき同様に裏のメニューが一時的に表示されますので、SHIFT+F7(範囲)でも結構です。

     この機能はチャートの拡大・縮小とメモリの上値・下値・線本の設定及び記憶を行います。
     OKボタンは選択した内容でチャート表示します。記憶ボタンはチャートの初期表示がその設定に変ります。
     この設定は、メニューごとに記憶されますので、メニューに同じ商品が2箇所登録されていれば、2通りの表示方法が設定できます。

     また、切替で、標準/標準+指数/標準+売買/標準+指数+売買の4種類の中から選択と記憶も可能です。
     詳しくは、11.3の画面切替をご覧ください。

     範囲は、チャートの解像度を以下の3パターンから選択します。
    ■ 範囲:拡大
     一日を8ドットで表示します。
     余り利用することないかもしれません。チャートの一部を拡大して見たいときに使うくらいでしょうか。  縮小を作ったとき、縮小があるのなら拡大も作るかくらいの気持ちで作ったくらいの記憶しかありません...
    ■ 範囲:標準
     一日を4ドットで表示します。
     通常利用するのは、このサイズが良いと思います。

    ■ 範囲:縮小
     一日を2ドットで表示します。
     一つのウインドウで長期間のチャートを見るときと、複数の小さなウインドウで多くのチャートを比較表示するときに便利です。


    11.3 画面の切替

     表示したい罫線の種類によって、4つの画面を切替えます。
     F9(切替)を押すことで、標準→標準+指数→標準+売買→標準+指数+売買の順で画面が変ります。
     因みに、標準とはロウソク足などが表示されているエリア、指数とはRSIなどが表示されているエリア、売買とは出来高などが表示されているエリアを意味します。


    11.4 限月の切替

     複数の限月がある場合、本機能で表示したい限月を指定します。株/外為等では、使用しません。
     F1(限月)を押すことで、この画面が表示されます。

     表示したい限月を選択してOKボタンで、その限月が表示されます。

    ■ 記憶
     表示前に記憶ボタン押しますと、次回からの初期表示がその限月に変ります。


    11.5 罫線の表示

     罫線の表示は、従来の操作方法と、新しく追加した方法の2種類から操作して表示することができます。

     従来の操作方法とは、F6(罫線)でF2〜F5に表示できる罫線が4種類ずつ表示されますので、そこに表示したい罫線を出し表示する方法です。
     F2(日足)F3(移動)F4(ロウソク)F5(新値)→F2(一目)F3(平均)F4(鍵足)F5(九重)などと切り替わります。

     新しく追加した方法とは、F1(限月)〜F5のどれかを押すことで、この画面を表示した後に、赤枠から表示したい罫線を選択する方法です。
     または、実際に表示されている指数値辺りをマウスの左クリックすることでも表示できます。

    ■ 記憶
     設定した内容は、記憶ボタンを押すことで、内容が記憶されます。記憶ボタンを押さなかった場合は一時的な設定となります。
     また、この記憶は、画面左下のチャートパターンを「なし」にした場合のみ初期表示に適用されます。
     それ以外のチャートパターンを場合は、この記憶ボタンではなく、画面左下の保存ボタンを押してください。

    ■ 罫線の一括記憶
     チャートパターンが「なし」の場合は、メニュー単位でパターンが記憶されると説明しましたが、メニュー単位での一括設定も可能です。
     例えば、全ての貴金属の「相対力指数」を14日に設定する場合、一つずつ設定していたのでは、すごい手間になってしまいます。この様なときは、メニューで設定を変更したい全ての商品をスペースで選択して、どれか一つの「相対力指数」を14日に変更後、F10(記憶)してください。
     これにより、スペースで選択された全ての商品に「相対力指数」の14日が設定されます。

    ■ 罫線の日数変更
     設定されている日数を変更したい場合は、変更したい箇所をマウスで左クリックした後に変更ボタンを押すことで変更できます。
     但し、この設定は指数単位で記憶され、全ての商品に適用されますのでご注意ください。例えば、1つ目の項目である3日を5日に変更しますと、一つ目の項目を選んでいる全ての商品が5日での計算になります。
     また、変更後は記憶ボタンを押すことで、変更した値が記憶されます。記憶ボタンを押さなかった場合は一時的な設定となります。

    11.6 指数の表示

     ここで表示する指数とは、各種罫線の値を数値で表したもので、標準/指数/売買の画面で表示している罫線の値を表示します。

     また、試作段階ですが、指定した指数が設定条件を満たしているところの色分けにも対応しています。
     この例は、RSIの14日が70以上と30以下のところが緑色で表示されます。

    チャートに連動
     ここにチェックを入れますと、チャート側の操作に合わせて内容が随時変化します。



    11.7 チャートの比較

     チャートの比較は、2限月または2商品とで可能です。
     このサンプルは、「ニューヨーク 金」の上に「東京 金」の日足を重ねた比較チャートです。
     一方のチャートを暗く表示しての比較のため、バックを黒色に設定している場合が一番見やすいと思います。

    ■ 2限月の比較方法
    [例]「東京 金」の先限の上に当限を比較表示する例を説明します。
      1)「東京 金」のチャートを表示します。
      2)F1(限月)で先限を選択します。
      3)+またはSHIFT+F5(比較)を選択します。
      4)再度、F1(限月)で当限を選択します。
      当限の上に先限を比較表示したい場合は、+を2回押してください。当限チャート→当限の上に先限の比較チャートと切り替わります。

    ■ 2商品の比較方法
    [例]「東京 金」の先限の上に「ニューヨーク 金」を比較表示する例を説明します。

      1)メインメニューから「東京 金」をスペースで選択します。選択しますと、PP11が0001に変ります
      2)次に「ニューヨーク 金」をスペースで選択します。GM61が0002に変ります。
      3)F2(チャート)でチャートを表示します。
      4)最初に選択した「東京 金」のチャートが表示されます。先限以外が表示されている場合は、F1(限月)で先限を表示します。
      3)+またはSHIFT+F5(比較)を選択します。
      「ニューヨーク 金」の上に「東京 金」を比較表示したい場合は、+を2回押してください。または、1)で「ニューヨーク 金」→「東京 金」の順番で選択してください。

    ■ 比較時の表示罫線
     表示する罫線は、通常用と比較用を別々に記憶します。従いまして、比較中に設定・記憶された罫線は、比較時のみ表示されます。
     また、比較罫線の設定も、通常と同様に一括設定が可能です。


    11.8 チャートの印刷

     チャートの印刷は、画面イメージのプリンタ出力のみ対応しています。
     最終的には、プリンタへの直接出力で、もっと綺麗なものを印刷したいのですが...

    ■ 通常の印刷
     SHIFT+F6(印刷)で、印刷が開始されます。
     または、F10(メニュー)で上記メニューを表示後、F6(印刷)でも結構です。

    ■ ペイントなどでの印刷
     編集(E)内のコピー(C)でクリップボードに記憶されますので、ペイント内の貼り付け機能でペーストし、印刷を実行してください。

    ■ プリンタの設定
     印刷は、「通常使うプリンタに設定」で設定されたプリンタとその用紙サイズで印刷されます。
     プリンタや用紙サイズを変更したい場合は、ファイル(F)内のプリンタの設定を実行してください。


    11.9 便利な機能

     グラブの分析に役立つ、幾つかの便利な機能を用意しました。

    SPACE
     補助線と画面内での高値・安値の表示をON/OFFします。初期値はONです。
    RETURN
     その日の始値・高値・安値・終値での差額と一枚辺りの損益を表示します。
     また、ロウソク足を表示してる場合は、ロウソクの意味も表示します。
    Page Down
     前のページへ移動します。移動量は日足・週足・月足・年足により異なります。
    Page Up
     次ページへ移動します。移動量は日足・週足・月足・年足により異なります。
    Back Space
     画面を一日分左へずらします。これはチャートの右側にスペースを空けて印刷するために用意しました。
     余分にずらし過ぎた場合は、SHIFT+Back Spaceで右に一日分ずれます。
    0
     チャートの横線を10本にします。
    2〜9
     チャートの横線を2本〜9本にします。
    SHIFT+
     SHIFTキーを合わせて押すことにより、また違った操作になる機能が幾つかします。
     Page DownとPage Upによる画面切替は、基本的にページの移動はメモリに読み込まれたデータの範囲ですが、SHIFTキーを合わせて押すことにより、移動後の日付をベースにして改めてデータを読み込んでチャートを表示します
     ←→キーで画面が切り替わる際も、SHIFTキーが押されていますと、同じくデータが改めて読み込んで表示されます。

    ■ ショートカットキー
     ノートのテンキーパットのみでの入力や、次の入力銘柄に簡単に移る機能として、下記を用意しました。

    - = Home
     前の商品へ移動
    / = End
     次の商品へ移動
    + = SHIFT+F5(比較)
     チャートの比較
    . = SHIFT+F7(範囲)
     範囲の設定