7月31日:日高まで


苫小牧到着

 午前5時30分起床、船は福島沖を航行中である。表示されている情報から東経141.6度、北緯38.0度となっている。20.2ノットでの航行である。
 実は、4時30分に1度目が醒めているのだが、朝日に輝く海原を見て「あ〜、今日も天気が良いんだ・・・」と思い、再び眠りについてしまったのである。

霧に霞むデッキ
 ところが5時30分に起きると、窓の外は一面の霧である。Aデッキにあるこの部屋から見ると、水面がやっと見える程度である。室内は良く冷房が効いていて気持ちが良い。ただ、昨夜の深夜のビールでの乾杯やら、寝不足などもあって、頭がやや重い。
 そこで、先ず超熱いシャワーを目一杯浴びてみる。
 こうなると、どうしても喉が乾く。船内を散策し、ブラックのアイスコーヒーを自動販売機で探したが、全て加糖のものばかりで、結局、無難にポカリスウェットや爽健美茶などを買いこみ、自室に。

 8時10分、船内のアナウンスに従って、同じデッキのレストラン「ハスカップ」に朝飯を食べに行く。ここは朝からバイキング形式の食事である。値段は1000円均一。朝からバイキングじゃきついな〜と思いつつ、1000円分だけは食べなければと考えてつい多めに取ってしまう、中年の悲しいサガ。

朝食1000円バイキング
 [内容]
ご飯2杯トウモロコシ紙皿1杯
味噌汁2杯漬物少々
ゆで卵1個オレンジ8分の1×2
野菜サラダグレープフルーツ8分の1
プチトマト8個味かつお振掛け1袋
ウィンナー(大)4本マカロニサラダ少々
ウィンナー(小)10本    ポテトサラダ少々
卵焼き(薄塩味)2個コーヒー1杯
(焼き魚で鯖と鮭があったが、冷めていたようなので遠慮。)

 朝飯をこんなにも沢山食べてしまうと、とても昼食など食べることができない。そこで昼食はジュース などの飲み物で済まし、夕食に期待することにした。

 デッキに幾度も出たが、今日は霧が濃く、苫小牧の極近くに辿りつくまでは、陸地や島陰も見えなかった。苫小牧付近でやっと他の船舶や陸地を見ることができた。

 そしてまた夕食である。

夕食1600円バイキング
 夕食も、またバイキングであった。しかも、朝食と殆ど同じメニュー。値段は大人一人1600円。これには参った!!!。  取り敢えず、食べたものを紹介すると、
ご飯1杯山菜の煮物少々
味噌汁1杯プチトマト8個
ゆで卵1個マカロニサラダ少々
ローストチキン2枚ポテトサラダ少々
ポテトコロッケ1個スイカ24分の1
エビフライ2尾    パイナップル24分の1
海老のチリソース少々コーヒー1杯
 本当は、これにビールがつけば満足しても良いかな〜!と考えたが、後2時間ぐらいで車の運転をしなければならない。ぐっ!と我慢のしどころである。それにしても、この夕食のメニュー、肉を除けば、殆ど朝食と同じものなのに高いと思った。肉類の調理の味は塩味が強かった。

北海道に沈む夕日
 苫小牧に到着する1時間ほど前に苫小牧の後ろの山並みに、夕日が沈むのが印象的だった。
 そして、船は夜8時に苫小牧到着。

苫小牧到着

 フェリーから車で降りて、北海道の第1歩は午後8時05分。
 車を止めることなく、国道36号から135号に入り素晴らしい速さで富川町へ。国道36号は月末ということもあってかなり車が込み合っていたのだが、135号にはいると車の数は激減。前後に全く車の見えない時間が幾度かあった。やっぱり北海道、と感じるのである。この富川町から、道を左にとって、357号にはいる。あとは一気に進めば良い。山道をどんどん登るのである。

 9時58分、道の駅「樹海ロード日高」に到着である。後もう少し走ると、南富良野の道の駅に辿りつけるのだが、とりあえず、今日はここまでとした。
 車中泊である。
 車を道の駅に隣接している郵便局の前にある駐車場に入れ、サイドブレーキをビッチリひいてエンジンを切る。あとは、途中のコンビニで買ったロックアイスでビンビンに冷えた缶ビールを呑んで、就寝。
 もちろん、後部座席は完全に眠れるフラットな体制にしてエアマットレス、前部もかなり楽な状況にしてからの仮眠となった。