菊花賞

PATを所有している私は、友人からよく馬券を頼まれる。 この日、3人の友人から計5万円の馬券を頼まれる。 それを9時半のPAT使用開始時間から30分かけて入力し、10時に 家を出る。滋賀県在住の私は、それでも11 時20分ごろ京都競馬場に 着く。電車の中でおおざっぱに予想は立ててあり、大急ぎで第4レース 11時30分締 め切りの馬券を買う。ひとり観戦。外す。で第5レースの 馬券と、前日までに考えておいた菊花賞の馬券を買 う。で11時50分。 そろそろかなーとシンザン像前へ。シンザン像の真ん前に立っている 方がおられた。雰囲気 は私の予想した石丸さんに近いが「赤毛」では 無い。間違ってたら恥ずかしいと思ってしばらくたたずんでたら、 「赤毛」の、私の予想してたよりずいぶん背の高い方が何人か連れて 現われ、先程の方が「おおたです。」と名乗られた。私も「ROMの 原田です。」と名乗り、先のメールにあった「4階スタンド10番柱付近」 に連れて行かれ た。
はっきり言って「特等席」。こんな良い席で菊花賞を 観戦しても良いんだろうか。なんて思うほど。本当に場所取りに並ばれた 方(石丸さん?高柳さん?)ご苦労様でした。で、ひとりひとり紹介して 頂いたが、こちらが 「ROMです。」としか名乗れないのが悲しい。 で、馬券の方だが、この日は大いに荒れた。本命党の私としては非常につらいレースが続く。待ち合わせの正午と重なり、レース 自身を見ることの出来なかった第5レースで、 1110円の馬券をGETした だけで、あとは外しまくり・・・。結果的に、3桁配当で収まったのは第1レースのみ。 でメインの菊花賞。私自身は、4・5・6・7・8・9・11の7レース につぎ込んだお金が合計で4300円、菊花賞が 5000円。直前に気が 変わって変更して良い方向に向いたことがないので、前記のように、 午前中に購入済み。オフミのメンバー、ほとんどの方がエリモダンディー 軸。高柳御大の威光の強さをみごとに表している。私 は、シルクジャスティス 軸で、パルスビート、マチカネフクキタル、ステイゴールド、ダイワオーシュウ への4点流 し。と高柳御大の本命も日没閣下の本命も、ヒモですら買わず。 パドック、私ごときの眼力ではあるが、良く見え たのがダイワオーシュウと エリモダンディーとトキオエクセレント。悪く見えたのがメジロブライトと シルクジャステ ィス。後ろで石丸さんと日没さんの会話。

「メジロブライト皐月、ダービーよりは良いですね。」
「皐月、ダービーは悪過ぎた。」

ファンファーレ、周り見渡すと、私たちの一団以外全員が手拍子して いるように見える。スタート、まずまず揃ったスタート。マチカネフクキタルが前から3番手ぐらいに付けて、「かかってるのでは?」と歓声が上がる。1000m通過が1.01.8、2000m通過が2.08.3と、私が予想した以上の スローペース。「これはいつもの競馬では届かな い。」とメジロブライト、シルクジャスティスら早目に仕掛けるが内が開かず。前々に位置し、 最後3ハロン33.9の 足を使われては後続は手も足も出ず。 マチカネフクキタルの完勝。一度抜かれてもまた指し返したダイワオーシ ュウ のスタミナと勝負根性は見上げたもの。 石丸さんが「この結果はとても受け入れられない。」というようなこ とを言われていた。実際、私も、神戸新聞杯勝っても、京都新聞杯 勝っても、「クリスタルグリッターズ産駒が菊花賞勝つわけない。」と 思っていました。しかし、今回、戦前から超スローペースになることは 予想できたわけだ し、スタミナ無視のヨーイドンの競馬になれば、前々で 競馬でき、切れる足を持つマチカネフクキタル(しかも3番人気)の馬券は、 十分買えたと思っております。ま、天皇賞(春)にサニーブライアンが 出てくれば、マチカネフクキタルのスタミナが問われるレースになることでしょう。菊花賞全員外し!!!という暗い現実を引きずりながら、 冗談はよせ!てぐらい込んでる電車に揺られて2次会へ。

つづく