身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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日本の香辛料
奈良・平安の時代に日本人が香辛料として使っていたものはサンショウ、ワサビ、ショウ
ガ、からし、タデ、ミョウガ、セリなどがあり、いずれも現在の日本料理になくてはなら
ないものとなっており、どこの家庭でもごく自然に利用されている。
また、奈良時代の初
期にはペパー(コショウ)、シナモン、クローブなどが渡来したが薬用としての利用に限
られていた。
しかし、コエンドロは「こにし」の名で魚の生食に用いられていた記録があ
る。
トウガラシは16世紀後半に伝えられ薬味としてきわめて早く普及した。
江戸時代に
はサフラン、ナッメグなど多くの香辛料が渡来したが薬用か観賞用に利用が限られて料理
にはほとんど使われなかった。
日本料理が米食などの穀類を主食とし、副食は魚食中心で
あり、調味料は塩、酢、味噌、醤油などで、調理面からみれば材料がもつ味を生かして、
淡白な味つけを目ざした結果、香辛料も季節感をあらわし、香りを添える薬味として利用
されることが多く、強い香りをもつ香辛料は利用されることが少なかった。
洋風の香辛料
が日本に入ってきて利用されるようになったのは明治以降で、それもごく限られた種類で
あった。
現在のように、多くの香辛料が用いられるようになったのは1960年代以降で
ある。