身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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あさり
◆(効用)
・動脈硬化
・味覚障害
・貧血
・肝臓病の予防と改善
◆(栄養素)
・ビタミンB12
・鉄
・亜鉛
・タウリン
●悪性貧血を予防するビタミンB12が多い
アサリは、ビタミンB12と鉄分を比較的豊富に含んでいますが、特にビタミンB12が
多いといわれています。
このビタミンB12は、植物性食品中心の昔の日本の食事では非
常にとりにくいビタミンで、摂取はアサリなどの貝類や海藻類に頼っていたとか。
動悸や
息切れがひどく、出血しやすい、かぜなどの感染症にかかりやすいといった症状を見せる
のが悪性貧血。この悪性貧血に〃有効な薬〃といえるのが、ビタミンB12なのです。
ビ
タミンB12を多く含む食品は、現在ではレバーや卵だといわれています。
けれどもこれ
らの食品は、食べ過ぎるとコレステロールが増えるなどの弊害も出てくるもの。その点、
コレステロールを気にする必要のないアサリやシジミは、レバ−と同じくらいビタミンB
12を含むのです。
ダイエットには和食といわれますが、和食はやせるためだけでなく魚
介類の栄養を上手に利用するので、弊害の少ない食生活が可能だというわけです。
●手軽で便利な佃煮や水煮缶
アサリには鉄分も多く含まれます。
佃煮にすると水分が滅少するので相対的に栄養素の含
量は増えるのですが、鉄分も100g中25mgと、生のときの3倍以上になります。
塩
分も多いので量を食べることはできませんが、鉄分の補給源として惣菜にするとよいでし
ょう。
また、水煮缶も生より多めの鉄分が含まれます。缶詰なので保存がきき、野菜と料
理するとメインディッシユにもなり、重宝です。女性は特に鉄分が不足しがちで、鉄欠乏
性の貧血になっていることが多いといわれます。
鉄分の一日の所要量は女性の場合12m
g。貝類以外では、海藻類も鉄分やビタミンB12が豊富ですから、できるだけ毎日の献
立に加えるようにして貧血を防ぎたいものです。
★種類と見分け方
アサリの産卵期は5月と10〜11月の2回で、この時期のアサリはとれる場所によって
中毒の原因となることもあり、要注意。冬から早春にかけて、身が太り、味もよいので旬
といわれています。
★食べ方のポイント
砂出ししてない殻つきのものは塩水(3%)に一晩つけます。
生きているものは黒い水管
を出します。むき身は粘りのないものを選び、新鮮なうちに調理すること。
生のアサリに
はビタミンB1を分解してしまう酵素があるのですが、さっと煮るだけで働きを失います。
だだし、味のためには加熱し過ぎないように。
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