新城・永住寺再訪  場所の地図

 新城市にある寺院・永住寺【第1360号参照】の建物が国の登録文化財に指定されているということがわかり、再訪しました。新城市のHPに次のように記載されています。

 永住寺の伽藍建築は前庭を囲む南面の東西廻廊がないものの、近世の曹洞宗寺院の中核寺院における伝統的な伽藍構成を整えている。江戸時代、曹洞宗では地方寺院において禅僧の九旬安居の制が執行され、常恒会地、片法幢会地、随意会地などの格式の寺院では、その間に結制を行うことが定められ、そうした寺院では本堂、庫裡、禅堂、衆寮、山門などの伽藍を整える必要があった。中でも、東海地方は曹洞宗寺院が多く、愛知県は1000カ寺以上の末寺があり、全国的にも集中している。その中にあって近世曹洞宗の中核寺院として、本堂・庫裡・書院・禅堂・衆寮、山門などの伽藍を一体的に残す寺院は数少なく貴重である。その中で永住寺の建物群は保存状態も良く、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」、「造形の規範となっているもの」として国の登録文化財となった。

 文化財に指定された本堂・開山堂及び位牌堂・庫裡・書院・禅堂・衆寮・経蔵を探して撮影してきました。

本堂 開山堂及び位牌堂 庫裡
禅堂 衆寮 経蔵
≪令和5(2023)年11月16日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年11月25日(土):第4590号】