今月の掛軸 bP01−【明珠在掌】

 土蔵が倒木で破壊されたため、土蔵の2階を整理しています。その整理の一環で、多くの掛け軸が出てきました。これからは、しばらく題材には困らなくなりました。
 土蔵から出てきた掛軸の第1回目は、博多聖福寺133世、芙蓉庵細川白峰老師の「明珠在掌(めいじゅたなごころにあり)」です。
 博多の聖福(しょうふく)寺は、日本初の禅寺であると同時に、日本茶発祥の地として知られ、博多の貴重な文化財として知られています。臨済宗妙心寺派の古刹で、山号を安国山といいます。
 すでに「明珠在手」として同じ禅語が【第2944号】で紹介されていますので、禅語の意味はそちらを参照して下さい。

≪令和元(2019)年8月9日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和元年8月10日(土):第3037号】