三千院  場所の地図

 春の京都旅行最後は、歌でも有名な京都大原三千院です。三千院は、天台宗の寺院で、山号を魚山、本尊は薬師如来です。最澄(伝教大師)が比叡山に庵を結んだ時、東塔南谷に一堂を建立したのが起こりです。境内は自然の傾斜を活かして建物を配置しています。京都市の名勝に指定されている聚碧園などを眺めながら客殿、宸殿を通り、池泉回遊式庭園の有清園に出ます。一面を苔の緑が覆い、秋には見事な紅葉に彩られるこの庭に往生極楽院(重要文化財)が立っています。金色不動堂、観音堂等の伽藍がいくつも建ちならび、その伽藍を結んで美しい庭園が広がっています。境内を散策することで時間の経過を忘れます。何度おとずれても飽きない寺院の一つです。
 寂光院【第1852号】でであった大原女装束時代行列の最後がここ三千院だったようで、再び行列と出会いました。最後に三千院にお参りしてお札を受け取っていました。

御殿門 有清園庭園 大原女装束時代行列
宸殿 聚碧園庭園 往生極楽院
わらべ地蔵 弁財天 金色不動堂
鎌倉時代の石仏(阿弥陀如来) 観音堂 朱印
≪平成28(2016)年4月23日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年5月14日(土):第1854号】