名古屋城 桜と本丸御殿  場所の地図

 昨日、名古屋城の近くに所用で出かけたおりに、満開の名城公園の桜と第1期の工事が完成して公開されている名古屋城本丸御殿を見に行きました。名古屋城については、【平成24年4月10日(火):第359号】で紹介していますので、そちらも参考にして下さい。
 かつて名古屋城の本丸には、天守閣の南側に本丸御殿がありました。この本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作と言われ国宝に指定されていた建物で、現在、国宝になっている京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の双璧と言われていました。勇壮な天守閣と優美な御殿が並び建つことで、名古屋城は城郭建築としての風格を形成しており、昭和5(1930)年に国宝に指定されましたが、昭和20(1945)年5月、空襲により天守閣、本丸御殿ともに焼失してしまいました。 戦後の復興にともない、昭和34(1959)年に天守閣は再建されました。本丸御殿についても、江戸時代の文献のほか、多くの写真、実測図が残されており、それを参考に現在再建中です。
 現在公開中の本丸御殿は、第1期工事により完成した、玄関・表書院部分で、もうすぐ、第2期工事が完成し、対面所等が公開される予定です。そして、第3期工事は、平成30(2018)年に終了し、その時にはすべてが公開されるとのことです。

お堀と桜 名古屋城石垣と桜 お城と桜
玄関(車寄) 玄関一之間 玄関二之間の襖絵
大廊下 表書院三之間 表書院二之間
表書院一之間から、奥が上段之間 表書院一之間 表書院上段之間
≪平成28(2016)年4月5日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年4月6日(水):第1816号】