正途河婆(しょうずかば)
内陣の奥、丁度本尊様の後側に、気味の悪いおばあさんが安置されています。正途河婆または奪衣婆(だついば)ともいわれる、三途の川のほとりで、冥界に来る亡者の衣類を剥ぎ取る悪鬼女です。生前の名声や地位は、今生のものであり、全てを剥ぎ取られその人の丸裸の人間性を裁かれることをあらわしているとのことです。
先代が描いた「十王経物語」においても、8番目に描かれていますので参考にしてください。
≪平成28(2016)年3月20日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年3月29日(火):第1808号】