京都・二条城A 場所の地図
二条城は、【第712号】ですでに紹介しているように、平成25年3月に訪れていますが、今回、「築城400年記念 展示・収蔵館」においては、期間限定で、二の丸御殿の大広間四の間と二の間にある障壁画「松鷹図」と「桜花雉子図」が期間限定で鑑賞できるということで、再度訪れました。この展示・収蔵館は、昭和57(1982)年に重要文化財指定を受けた二の丸御殿障壁画の原画を恒久的に保存するため、二条城築城400年を記念して、平成17(2005)年10月に開館したとのことです。御殿における配置のままで障壁画を鑑賞できる仕組みになっています。また、エントランスホールでは、二の丸御殿障壁画に関する資料や飾金具(かざりかなぐ)、城内から発掘された埋蔵文化財も展示されています。
また、二条城では,本格修理事業の一環として東大手門の修理工事を実施しています。そのため,平成26年12月2日(火)から平成27年2月28日(土)の間,東大手門から北大手門へ入退城口が変更されています。この北大手門が一般開放されるのは初めてとのことでした。
狩野派の絵師たちによって描かれた障壁画は、実に見応えのあるものでした。目に納めるだけで、時間とともにだんだん消えてしまうことが残念です。
前回は団体旅行だったためか、「二の丸御殿」と「二の丸庭園」の見学でしたが、改めて、今回訪れると、まだ訪れていないところが多くあることがわかりました。二条城の天守閣は、寛永3(1626)年に伏見場から移築されたものですが、寛延3(1750)年に落雷により焼失したとのことで。現在は高さ21mの敷地445uの天守台になっています。清流園は、面積約5千坪で、池泉回遊式の和風庭園と、芝生を敷き詰めた洋風庭園から成り、昭和40(1965)年に完成したとのことです。
初めて開放された北大手門 | 築城400年記念 展示・収蔵館 | 天守閣跡 |
天守台から見た展望 | 二条城周りのお堀 | 清流園 |
≪平成27(2015)年1月7日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年1月24日(土):第1378号】