本堂欄間彫刻

 欄間は、天井と鴨居(かもい)との間の開口部をいいます。採光・通風のために設け、格子や透かし彫りの板などをはめて装飾も兼ねています。寺社建築においては、欄間には、装飾を兼ねた彫刻がほどこされます。釣月寺本堂内陣前の欄間にも立派な彫刻が施されています。菊の花をデザインしたもので、釣月寺の寺紋【第844号参照】が菊であるためだと思われます。元禄元(1688)年という約320年前のものですが、色彩の色鮮やかさは失われていません。

内陣前左側の欄間彫刻 内陣前中央の欄間彫刻 内陣前右側の欄間彫刻
≪平成26(2014)年10月6日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成26年10月6日(月):第1268号】