寺紋(じもん)

 各寺院が自らの由緒を示すために用いる紋のことを「寺紋」といいます。一般家庭の家紋と、機能的には同じです。
 釣月寺の寺紋は、本堂や山門の主棟、本堂の下り棟の鬼瓦に付いています。名前を調べたところ、「十六八重菊・中八重桔梗」ということがわかりました。
 釣月寺の開山様である在徳健頴(ざいてけんえい)禅師は、応永元(1394)年方広寺第4世として住山され、その後、応永11(1404)年に、釣月寺の開山様になられました。その関係で「菊」の寺紋が使われているとのことです。

本堂の鬼瓦にある寺紋 山門の主棟にある寺紋 旧本堂鬼瓦にある寺紋
≪平成25(2013)年4月30日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年8月8日(水):第844号】