岐阜・根尾谷断層  場所の地図

 明治24(1891)年10月28日午前6時37分東海地方を襲った濃尾地震(マグニチュード8.0)は、日本の内陸部で起きた最大級の直下型地震で、日本の内陸部で起きた最大級の直下型地震で、その震動は浅く震動は激震(震度7)でした。全国で14万戸を超える建物が倒壊し、7千人を超える人々が亡くなりました。それに伴って生じた地震断層は、延長距離80kmは世界的にも大規模なもので、特に震源地の根尾水鳥地区では上下6m、長さ1000mにもなる断層崖が隆起しました。この断崖崖が「根尾谷断層」です。濃尾地震の忌まわしい記憶を風化させないために、根尾谷断層の保護や地震断層観察館の整備がなされています。昭和27(1952)年国の特別天然記念物に指定されました。根尾谷断層は現在も特別保護されています。(地震弾奏観察館イラストマップより)

 根尾谷断層がある場所は、、淡墨桜【第1089号】から南へ2.5kmほどの場所です。そこには、根尾谷断層を示す説明板と石標が建ち、地震で起きた隆起のすごさを私たちにみせつけています。地震断層観察館は、3館に分かれています。地震資料館では、地震のメカニズムや根尾谷断層の説明が、地下観察館では、根尾谷断層のそのままの姿を、地震体験館では、3次元映像を見ながら震度4〜5の地震の体験ができるようになっています。入館料は、¥500ですが、地震体験館は別途¥200かかります。 

根尾谷断層 地震断層観察館 観察館の地下観察館
≪平成26(2014)年4月8日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成26年4月14日(月):第1093号】