大須観音界隈 場所の地図
名古屋市大須地区は、大須観音の門前町として発展してきました。
大須観音は、真言宗智山派の別格本山で、正式名称は「北野山真福寺宝生院」といい、日本三大観音(他の二つは浅草観音・津観音)の一つです。
美濃の大須にあったものが、慶長17(1612)年に徳川家康により当地に移されました。江戸時代には五重塔なども造営されましたが、本堂ともに戦災焼失。昭和45(1970)年に本堂が再建されました。大須文庫には、国宝の古事記写本を始め1万5千冊を所蔵しています。
大須商店街は、名古屋市中区大須2丁目〜3丁目付近のことで、若宮大通、伏見通、大須通、南大津通の四つの通りに囲まれた区域を言い、このエリア内に約1,200の店舗・施設があります。大須大道町人祭に代表されるように、文化/芸術面において、数多くの魅力を持っている町です。
大須商店街の中に、万松寺(ばんしょうじ)があります。山号を亀岳山といい、曹洞宗の寺院です。天文9(1540)年織田信秀により、現在の中区錦2丁目付近に創建されましたが、慶長15(1610)年にこの地に移りました。
大須観音 | 大須商店街 | 万松寺 |
≪平成24(2012)年5月12日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成26年1月29日(水):第1018号】