方広寺 開山堂  場所の地図

 方広寺の本堂東側に開山堂があります。また、【平成23年12月23日(金):第250号】で紹介した「勅使門」の北側にもなります。
 開山堂前に次の説明文があります。

 開山堂並びに昭堂
 昭堂は、明治14(1881)年再建、円明大師木造を安置す。拝堂は昭和10(1935)年3月竣功、開山大師550年の遠諱(おんき:50年毎行われる法要)を記念に。再建は故足利紫山禅師。
 開山円明大師は後醍醐天皇の皇子にして、無文元選と申す。京都梅ッ三谷に元享3(1323)年に生誕。18歳の時、京都東山建仁寺可翁宗然禅師に就き得度、21歳渡航、明州に着陸、各名師を歴訪し、建寧府高仰山古梅正友禅師の法を嗣ぐ。建徳2(1371)年当寺に入り、元中7(1390)年閏3月22日示寂し給う。世寿68歳。法臘(ほうろう:出家受戒後の年数)50年。
 天明 6(1786)年 光格天皇より開山へ”大慈普応禅師(だいじふおうぜんじ)
 明治17(1884)年 明治天皇より”聖鑑国師(しょうかんこくし)”
 昭和13(1938)年 昭和天皇より”圓明大師(えんみょうだいし)” とそれぞれ勅命によって諡(おくりな)が与えられた。

 この開山堂において、先9月15日、本寺徒弟の垂示式が行われました。

南側からの開山堂 堂内 ここにも足利紫山老師の扁額が
≪平成25(2013)年10月9日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年10月12日(土):第909号】