刈谷・西福寺(さいふくじ)  場所の地図

 刈谷市北部の一ツ木町に、三河三弘法の一つである西福寺という曹洞宗のお寺があります。正式名称は、大仙山雲涼院西福寺といいます。三河三弘法とは、【平成24年2月1日(水):第290号】で紹介した知立市の遍照院と、まだ紹介していない刈谷市一里山町の密蔵院(みつぞういん)の三寺をあわせていい、いずれの寺にも弘法大師が自ら彫ったといわれる像が安置されています。一番札所遍照院は、「見返(みかえり)弘法」、二番札所西福寺の像は「見送(みおくり)弘法」、三番札所密蔵院の像は「流涕(りゅうてい)弘法」と呼ばれています。
 門前には次のような説明板がありました。

 西福寺 平成14(2002)年3月 刈谷市教育委員会
 三河三弘法の第2番霊場。寛正年間(1460〜1466)阿弥陀如来を本尊とする雲涼院(真言宗)と弘法伝説にある「見送り大師」を本尊とする西福寺(天台宗)の両寺が兵火により焼失したため、草堂(雲涼院の跡地が蓮台と呼ばれていた)に両寺の本尊をまつっていた。慶長元(1596)年、両寺を合併再興し現寺名となる。

本堂全景 山門から本堂を望む
≪平成24(2012)年2月28日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年7月22日(日):第462号】